今日は、クリエイティブなお話です。
「強みを生かす独自スタイルを作ろう」、というお話です。
ポケモンのキャラ紹介が素晴らしかった
面白いツイートがあったので、ご紹介。
独断と偏見によるコジロウプレゼン pic.twitter.com/ApLYvEHN7u
— みぃ (@usaobake) June 17, 2017
独断と偏見によるムサシのプレゼン pic.twitter.com/KvdWjaKffJ
— みぃ (@usaobake) October 25, 2017
見ての通り、ポケモンのキャラ紹介(コジロウとムサシの紹介画像)です。
私はポケモンは完全に守備範囲外で、アニメもゲームも全く知らないんですが、こういうのは見ていて面白いですよね。
キャラの性格とか表情とか、ギャップが味わえて。
特にムサシの4枚目は反則的なほど破壊力が高くて。
「さえない眼鏡キャラが、眼鏡を外すとやたら美少女(orイケメン)」的なギャップとか、だいたい高ダメージ不可避ですよね(笑
私の場合、こういうギャップはもれなく萌えもだえてます(笑
ストーリーが本当に苦手な場合、どうすればいいか
「キャラクター設定を作るのが好きだけど、一方でストーリー作りが全然できない」という人って、多いと思うんですよ。
特に私はストーリーの組み立て方を提供しているので、「私はストーリー作りが苦手です」という声をよく耳にするんですが。
そして多くの人が、「漫画を描かなきゃいけない」とか、「こういう形にしなきゃ、売れない」と思い込んでいるように感じます。
でもそういう場合、あえて「ストーリーそのものを使わない」というスタイルもアリかと思います。
以前も似たような例で、ちびまる子ちゃん(花まるカップリング)の例を紹介しましたが、あれと似たようなものですね。
今回のポケモンキャラ紹介画像も、花まるカップリングの例も、共にシチュエーション説明がメインですが、それでも十分に楽しめることができるわけです。
漫画に代わる、新たなキャラ紹介スタイル
なので、「こういう表現方法ってアリだな!」と思えば、どんどん利用するといいでしょう。
今回のキャラ紹介画像だって、いろいろ工夫が入っていると分かります。
- 4枚画像で1キャラの紹介をする。
- 1枚目で、全体的なキャラ紹介。メインで見せる服装とか表情、特徴、仕草など。作中のポジションや、キャラの位置づけも。
- 2枚目で、そのキャラの魅力的シチュエーション紹介。可愛いところ、格好いいところなど。
- 3枚目で、そのキャラの過去説明。
- 4枚目で、特殊な状況下での、意外なギャップ説明。意外な服装、表情、特徴、仕草など。
こういうのをテンプレートとして使うのも、十分にアリでしょう。
で、こういうスタイルを元に、漫画に代わるストーリー的な面白さを作ることもできます。
それは、こういう4枚セットで、どんどん新たなシチュエーションを紹介してスタイルですね。
例えば最初の4枚セットで、自分のオリジナルキャラを紹介します。
で、次の4枚セットは、例えば「このキャラが遊園地に行ったらどう反応するか」という限定シチュエーションで描くわけです。
すると、次の4枚セットは、以下のように構成できるでしょう。
- 1枚目で、遊園地に遊びに行った状況での、そのキャラ紹介。遊び用の服装や、遊園地でよく見せる普段とは違う表情、特徴や仕草。遊園地でどう遊ぶのか、そのポジションやキャラの位置づけなど。
- 2枚目で、遊園地にいる状況で、そのキャラの可愛いところ、格好いいところなどの魅力的シチュエーション紹介。
- 3枚目で、過去に遊園地やそれにまつわる内容で、どういう出来事があったのか、そのキャラの過去説明。
- 4枚目で、遊園地内の、さらに特殊な状況でのみ見せる、意外なギャップ説明。意外な服装、表情、特徴、仕草など。
こういうのをイメージするだけでも、なんだか面白いですよね。
シチュエーション画像だけでも、漫画と同等のものを作れる
こういうスタイルなら、ストーリーなんか作る必要がないと分かります。
シチュエーションとキャラ設定画像だけで、物語と同等のものを作れるんですから。
遊園地の次は、海やプールに行くシチュエーションだったり、体育祭のシチュエーションだったり、お墓参りをするシチュエーションだったり、いろいろ作れますからね。
で、漫画とは違って、こういうスタイルは1枚絵をじっくり見るスタイルなので、漫画よりページ数が少なくても十分に見応えがあると分かります。
漫画5~10ページ分にも相当するものを、1枚で実現できるかもしれません。
なら、ページ数が少なかったとしても、十分に漫画と同程度の満足度を提供できると分かります。
このスタイルは見方を変えると、「ストーリー組み立て(時系列の組み立て)を、お客にやってもらうスタイル」だと言えるかもしれません。
すると、お客は「自分でイメージする」という楽しみを得られるとも分かります。
それが分かれば、「イメージできるようなキーワードを与えればいい」と、より自分なりのスタイルを仕上げることができるかもしれません。
まとめ
そういう風に、自分独自のスタイルを作ることができれば、「キャラ設定が好き」という場合でも、わざわざ細かいストーリーを作る必要はなくなります。
自分の好きなものを、好きなスタイルで作れるわけです。
もちろん、以前紹介したちびまる子ちゃん(花まるカップリング)の例のように、キャラ個人ではなく、関係性で表現することもできるでしょう。
その辺は、自分の好きなスタイルを選べばいいと。
で、当然ですが、こういう新たなスタイルは、市場がありません。
なので、固定客ができたり、広がるまでは多少の時間がかかります。
でも、そのスタイルの完成度を高めるほど、お客はそのスタイルを味わえて、楽しめて、「もっと見たい!」となります。
それは、今回のポケモンのキャラ紹介でも、「もっとこの人が描いたキャラ紹介を見てみたい」と感じるのと同じです。
完成度が高いほど、一度見れば「もっと見たい!」と感じます。
こういう独自スタイルを仕上げることが、「新たな市場を作る」、「ニッチを攻める」ということですね。
すると、自分らしい形で、面倒くさいことや苦手なことを極力排除して、楽しく、魅力的なものを提供できるようになるんじゃないかと思います。
ということで今日は、「強みを生かす独自スタイルを作ろう」、というお話をしてみました。
今日はここまで~。