今日は日記的なお話です。
都会と田舎で、生活費がどれだけ違うかについて語ってみましょう。
田舎は物価が安いのか
ちょっとした記事をご紹介。
【移住コラム】地方は物価が安いというのは本当か? 忖度は一切なし! リアルな体感はこうだ(RocketNews)
この記事は「東京在住の人が富山に引っ越して、物価がどれぐらい変わったか」を語ってます。
で、記事の結論は、家賃とか生鮮食品は安いけど、全国規模のメジャーな商品が高くなりやすい、と。
私の実感もそんな感じですが、これに補足する形で、私なりの感覚を語ってみましょうか。
私が住んでいる場所
私は大学時代には神戸、会社勤め時代は横浜、という比較的都会に住んでいました。
で、今はそこそこ田舎の山口県岩国市に住んでいて。
ちなみに岩国は10万人都市なので、本当の田舎ではありませんが、山も海もありますからね。
都会に出たければ、電車で45分の場所に広島があって。
一方で海でも眺めたければ、私が住んでいる場所からは自転車を10~15分程こげば海に出られて、瀬戸内海をゆったり眺められるという。
ま、そういうバランスのいい場所だったりもします。
田舎の家賃は安い
で、都会と田舎の生活費事情ですが、やっぱり家賃の差が一番大きいように感じます。
都会ではワンルームしか借りられなくても、田舎では同じぐらいの額で、戸建てに住めますからね。
以前住んでいた戸建てでは、裏の畑を使わせてもらって野菜を作ったり、その畑にできた柿とかさくらんぼとかも取れて、楽しんだりしてました。
この家賃の大きさが、やっぱり一番大きいように感じます。
その家賃の大きさに比べると、日用品とか食品の価格差は、あまり差はないように感じます。
今では通販もできますからね。
特に、日用品やお米、肉類のように、ある程度まとめ買いして保存できるものなら、通販でもいいかなと思います。
ちなみに私は、歩いて行ける近所にディスカウントストアがあるので、日用品はそこを利用してます。
野菜が安く手に入ることもある
で、田舎なら、場所によっては野菜が安く手に入ることがあります。
じーちゃんばーちゃんがやってるような小さな店とか、野菜の無人販売エリアだと、季節野菜がだいぶ安くて。
例えば私の近所にある個人経営店では、季節終了間際の野菜が、ダンボールサイズでたたき売りされていることがよくあるんですよ。
いちご用のダンボール箱1箱に、シイタケみっちり詰め込み150円とか、ナス詰め込み(40本ぐらい)で150円とか、玉ねぎ詰め込み150円とか、なんかもうイカれた価格なことがあって(笑
で、それを買って、切って冷凍庫保存して、少しずつ使ってゆくと。
ナスなんて、普通は3本100円ぐらいなので、もうほんとアホみたいな違いですよね。
まぁもちろん、そういうのは時期限定で、しかも外見が少しよろしくないものばかりなんですが、中身は問題ありません。
ほら、スーパーとかで並んでいるナスとかきゅうりって、外見がやたら綺麗なものばかりじゃないですか。
でも野菜作りをしたことがあるなら分かると思いますが、特にナスなんて結構カサカサな部分があったりするものですよね。
そういう「中身がよければ、見栄えに少々傷があっても気にしない」という人には、嬉しいことが多いかと思います。
「車が必要かどうか」でだいぶ変わる
あと、田舎の場合、「車が必要かどうか」でだいぶ変わるかと思います。
車はお金がかかりますからね。
普段は自転車で生活できて、遠出する時はバスとか電車を使えるぐらいだと、だいぶ楽になるかと思います。
普段は引きこもって制作三昧、という生活を送りたい場合、車はなくてもいいエリアを選べばいいかなと思います。
今はそこそこの田舎にもディスカウントストアがあるので、自転車でそういう店に行けるエリアであれば、不都合はないかなと。
プロパンガスが工夫のしどころ
逆に田舎で負担が大きいのが、プロパンガスです。
都会の都市ガスは安いんですが、田舎のプロパンガスはアホほど高いと。
ここをどう工夫するかで、生活費はだいぶ変わるかと思います。
で、ガスは何に使うかというと、料理と風呂だけで。
なら、料理はIHクッキングヒーターにすると、だいぶ削減できます。
風呂は、湯船では半身浴に切り替えるだけでも、入浴時間は増えますが、より健康的になれるし、費用も安くできるかと思います。
なら、「入浴をゆったりしたい」という場合、半身浴は「楽しめるし、健康的に、そしてお金も節約できる」という工夫になるかなと。
ちなみに私の場合、「湯船はいいや、シャワーだけでいいや」と割り切れる気質なので、別に電気湯沸かし器を買って、それを水で埋めて、ざばーっとシャワー代わりにしてます。
女性にはオススメできませんが、徹底的にやりたい人はこういう手段もありかなと思います。
それで私の場合、以前は光熱費で月12,000円ぐらいしていたのが、今では月2,000程度になってます。
そして余ったお金は、全て意味あることとか、投資に投下すると。
「ちょっと不便な生活」の楽しみ
一般受けはしませんが、私はこういう「ちょっと不便な生活」ぐらいが面白くて好きなんですよ。
実際、このブログを見ている人でも、こういうのが好きな人がいるかなと思います。
嫌な仕事とか、しんどくて競争的な仕事から離れて、自由を多く確保して、ちょっと不便でもゆったりした生活を送るわけです。
野菜をわざわざ畑で作って、自分で収穫して料理して食べたり。
柿の葉とかどくだみ、ケツメイシからお茶の葉を作って、お茶にして味わったりとか。
いよかんとかはっさくが山ほどできて食べきれなかったら、ジャムにしてみたりだとか。
確かに、例えばお茶の店にいけば、いろんなお茶の種類があって完成品を手に入れられるでしょう。
でも、そういうお茶の素材って、田舎ならその辺に普通に生えているし、タダで手に入るわけで。
なら、お茶の店に頼らなくても、自分で組み合わせてオリジナルのお茶を作る……みたいな楽しみ方もあると分かります。
そういう「自由でちょっと不便」っていうのが、手間を掛けられて心地いいんですよね。
「完全に自由、何もしなくていい」は、あまり面白くない
実は、「完全に自由、何もしなくていい」っていうのは、あんまり面白くないんですよ。
疲れた時ほど、「ずっと寝ていたい、ずっと温泉街に住みたい」とか思いますが、体力が回復すると「活動したい、面白いことをしたい」ってなるわけです。
すると、「作品やノウハウを誰かに分かち合って喜んでもらう」とか、「自分の生活を一つ一つよくしてゆく」という部分が、充実できるし、自分の生活にダイレクトに影響して。
普通は「物を主に増やすことで、生活の質を増やす」って発想ですよね。
でも私の場合、「スキルを主に増やすことで、少しずつ生活の質をよくしてゆく」という発想です。
いろんなものを作って、学んで、それで楽しむ。
それは万人向けではありませんが、作るのが好きな人にとっては、楽しめるライフスタイルかなと思ったりもします。
まとめ
そんな感じで、都会と田舎の生活費について比べてみました。
引きこもって制作したい人とか、自由で丁寧な手作り生活をしたい場合、「車が必要ない、比較的田舎のエリア」がいいように感じます。
で、余ったお金は、自分にとって意味あることとか、人生で為したいこと、それとか投資につぎ込むと。
私はそういう「削るところは徹底的に削って、お金をかけるところに重点投下」が好きだったりもします。
そういうのも、楽しみの一つかなと思います。
ということで今日は、都会と田舎で、生活費がどれだけ違うかについて語ってみました。
今日はここまで~。