今日は、精神的なお話です。

「違和感」は最初のうちに対処する方がいい、というお話です。

 

「結婚から8ヶ月で離婚」という決断力

とあるところで、こういうツイートがあったんですよ。

それはアメリカ在住の日本人なんですが、結婚をしたけれども、自分にとっては我慢や消耗が激しいということで、8ヶ月で離婚をしたと。

当然、結婚時には周囲から華々しく祝ってもらったこともあって、離婚は恥ずかしくて情けなかったわけです。

でも、離婚を決断することで、その後によりよい人と出会えた、というものですね。

 

これ、素晴らしいというか、いい決断力ですよね。

多くの人が「バカにされたくないから、笑われたくないから、恥ずかしいから、世間体があるから」みたいにためらうものなんですが、それを早めに乗り越えていて。

その方が、より早く損切りをできて、我慢を減らせるし、幸せを多くできるわけです。

 

で、私自身は、「違和感があったときは、最初のうちに対処する方がいい」と思ってます。

というのも、「直感での違和感は、結構正しい。だけど放っておくと、その直感はにぶってゆく」という性質があるからですね。

 

私たちは直感を多く使っている

直感って、やっぱりあるように思うんですよ。

というのも、「直感」というのは、別に不思議な力ではなくて、「自分では、まだうまく論理的には説明できないこと」だからですね。

 

そして、私たちって、何でもかんでも論理で説明できるわけではありません。

まぁ私は論理で説明するのが得意ですが、それでも「論理で説明できない、よく分からないこと」は山ほどありますからね。

特に、新しい人や関係、新しい環境や出来事に出会ったばかりの状態では、いきなりすべてを論理で説明するのは難しいものです。

もしそれができるなら、今頃は超一流の科学者とか、透視能力者になってるでしょうからね(笑

 

だから、私たちは「論理で説明できない領域」、すなわち多くの「直感」で判断しているわけです。

だいたい、「好き、嫌い」なんて、論理を超えたものですよね。

私たちはそういう、「なぜそうなのかを、自分でもうまく言えないこと」を、毎日多く使って判断していることになります。

 

詐欺師は「90%の真実」を語る

実際に、私たちは「違和感」として、ごく小さな違いを判断できるものです。

例えばアメリカかどこかの実験で、「人のよさそうな人たちの写真を複数用意して、その中に一人だけ、笑顔だけど凶悪殺人犯の写真を混ぜて、見せた」という実験があります。

で、その写真を見た人の多くが、凶悪殺人犯の写真を見て、「なんだかよく分からないけど、この人は変」と感じたようで。

これも、違和感ですよね。

 

それとか、例えば詐欺師でも、人をだますのに、「全部嘘」なんてやりません。

詐欺師は90%ほど本当のこととか、当たり前のこと、共感できることや常識的なをことを話して、残りの10%、核心中の核心で、嘘を紛れ込ませると。

 

で、その嘘の10%は、多くの場合で、私たちには論理で説明できないものなんですよ。

それだけ巧妙なロジックを組んでいるので、どこが破綻しているのかなかなか言えないと。

でも、「なんか変だ」ということは、結構理解できるものです。

だから、「論理で説明できない」=「直感」と言えるわけです。

 

これは詐欺師でなくても、個性的な人ほど「違和感」を処理することが大切になるかと思います。

というのも、個性を持つ人ほど、「他の多くの人には当てはまるけど、自分には当てはまらない」ということが出てくるからですね。

だから、「多くの人や、権威ある人が推薦している」と言っているとしても、私たちには「違和感」として出ることもあるわけです。

そして実際に、「自分にだけは合わなくて、苦しくなる」ということがあると。

 

直感は、何度も触れるほどにぶる

そしてその場合、直感は何度も触れるほどにぶってきます

というのも、人は同じものに何度も触れると、慣れてくるからですね。

 

人は、新しいものに触れたときほど、脳内で新たな処理をします。

でも、同じものに触れた場合、新たな処理をせずに、「脳内の記憶」を取り出してきて、それを再利用します。

それは、脳内の記憶を使った方が、楽だからですね。

 

その場合、「違和感」自体が「以前と同じ感覚」になってしまうので、少しずつ「以前と同じだ」と判断して、違和感を重視しなくなってゆきます。

だから、直感が一番冴え渡るのは一番最初だし、違和感を放置すると、違和感は次第ににぶってゆくわけです。

 

そういうこともあって、「違和感を処理するならば、早めの方がいい」と言えるでしょう。

 

「我慢をすること」は、早く対処する方がいい

特に、「我慢をすること」に関しては、対処は早いほうがいいように思います。

というのも、我慢って、最初ほど我慢力があるけど、長期になるほど精神力も体力も弱っていきます。

一方で、長期になるほど違和感は消えるし、「今までできていたから、今までせっかくやったから」という変な正当化をしやすくなります。

その上、人は疲れていくと、次第に判断力を失うんですよ。

すると、「ずるずると続けてしまい、苦しみ続ける」という現象を生みます。

 

実際に、こういう人がいました。

その人は就職が決まって、とある会社に勤めることになりました。

その初日の出社時、会社の玄関をくぐるときに「言いようのない激しい違和感に襲われて、『ここから先に入ってはダメだ!』と強く感じた」わけです。

 

でも、その人は「初日だし、頑張らなきゃ! せっかく就職できたんだし、初日からやめるわけにはいかない!」と、無理にその会社に入ります。

そして、初日はうまく切り抜けられたと。

翌日も、出社時に強烈な違和感を覚えるんですが、やはり「昨日は何もなかったから」と感じて、無視します。

で、次第にその違和感が感じられなくなっていくわけです。

 

そして判断力を失う

でも実際は、その会社はとてつもないブラックな会社でした。

少しずつ会社は、笑顔で「あなたなら、これ、できるよね? できないなんて、言わせないよ」と、ひどい要求をし始めます。

それなのに、その人は違和感の感覚がすでになくなっているので、「頑張らなきゃ。昨日も頑張ったんだから」と続けていきます。

こうして、少しずつエスカレートしていくことで、違和感も感じられなくなるし、会社を去る決断もできなくなるんですよね。

 

そして気がつくと身体はぼろぼろになっていきます。

また、疲れることで判断力も失って、「なぜこの会社で働くのか」すら考える余裕をなくしてしまいます。

そして、「頑張らなきゃ。昨日まで頑張ったんだから」、「疲れるから、もう他のことは何も考えたくない」と、ただ我慢を続けてしまうと。

で、致命的な病気で無理矢理会社から離れて、初めて「ああ、私は恐怖と疲れで、冷静な判断力を失っていた」と気づくことになります。

 

まとめ

そういうことがあるので、違和感があったときは、最初のうちに対処する方がいいかと思います。

違和感は、放置するほど減っていきますからね。

 

特に、「我慢をしさえすれば、なんとかなる」ことに対しては、とにかく早めに対処して切り捨てることかなと思います。

そういうのは、長期になるほど苦しさがエスカレートしていくし、疲れで次第に判断力を失っていくからですね。

 

その場合、世間体は気にしないことかなと。

だいたい、言いたい人には言わせておけばいいんですよ。

自分の幸せの方が、よっぽど大切ですからね。

 

「盛大に結婚式を挙げたけど、8ヶ月で離婚した」は、ダメなことではなくて、素晴らしい決断力だと。

そして早めに決断できる方が、ダメージも減らせるし、軌道修正しやすくなるかと思います。

 

そう考えると、うまく直感力を使えて、我慢を排除しやすくなるかもしれません。

 

ということで今日は、「違和感」は最初のうちに対処する方がいい、というお話でした。

今日はここまで~。

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