ここんとこ、体力仕事の雑用を片付けていました。

で、もう全身筋肉痛で、集中力がなくなってしまったという(笑

なので、今日はつらつらと健康について語ってみようかと思います。

 

プチ断食は効果的?

今日のちょっとしたネタ記事。

「16時間はなにも食べるな」最新医学が勧めるプチ断食の3大効能(PRESIDENT Online)

記事は、「たまには16時間ぐらい食べない日を作れば、胃腸を休めることができて、調子よくなることもあるよ」という内容です。

 

以前、断食についても触れた記憶がありますが、お米とかパスタみたいな穀物って、消化しにくいものが多いんですよね。

なので、ずーっと胃腸に食べ物が残ってしまうので、1日3食食べてしまうと、胃腸が休まることがないと。

そこで、たまにはちょっとした断食をすると、胃腸を休めることができるので、調子がよくなることもある、ということです。

 

まぁ、食べ物や体調に敏感な人にとっては、普段から食べる量を調整していると思うので、あまり必要ないとは思います。

私の中では、昼食の量を調整して、夕食前に1~2時間ほど「お腹がすいたな」と感じる程度に空腹感を作れていれば十分かなと思ってます。

それぐらいだと、胃腸も日常から休める時間を取れているので、プチ断食をせずともいいかなと。

ただ、その辺に無頓着な人には、こういうのも効果的になることもあるように思います。

 

穀物を主体に食べる場合、いろんな要素が絡み合う

ちなみに穀物を主体に食べる場合、いろんな要素が絡み合うんですよね。

その一番主な対立が、「胃腸の健康的には、断食をしたり、消化のいいものを食べると、胃腸を休められる」ことと、「栄養学的には断食などせずに、しっかり食べてエネルギーを継続的に摂取できる方がいい」ということの対立です。

穀物を主体に食べる場合、この両者はトレードオフの関係(片方を立てると、片方を犠牲にせざるを得ない関係)になりやすいでしょう。

 

例えば世の中では、「1日3食がいい」、「朝食はバナナだけより、お米を取り入れる方がいい」というのが一般的ですよね。

それは、消化がゆっくりな方が、エネルギー不足になりにくいからですね。

穀物メインの場合、消化がいいものだと、すぐにお腹がすいて集中力が切れちゃうものです。

 

でも、「消化がゆっくり」ということは、「胃腸に負担がかかっている」ということです。

「エネルギーは取りたいけど、消化がゆっくりなら胃腸に負担がかかる。胃腸を休めようとすると、エネルギーが取れない」というジレンマですね。

 

消化のいいものにすると、血糖値問題が出てくる

それに、例えば「胃腸を休ませたいなら、消化のいいものでエネルギーを取ればいい」としても、今度は血糖値の問題が出てきます

糖質が主体で消化がいいものを食べると、血糖値が一気に上がるんですよね。

 

例えば砂糖とかお菓子、ジュースみたいに、胃腸には優しくても、血糖値が急激に上がることで身体に負担がかかると。

血糖値が急激に上がると、身体は慌てて「インスリン」という血糖値を抑える物質を大量に出します。

でも、インスリンを出したり減らすには、時間差があります。

なので、急激に血糖値が上がるほど、インスリンをどばーっと継続的に出してしまうので、血糖値が下がったのにまだインスリンが残ってしまって、血糖値が下がりすぎてしまうと。

 

そういう血糖値の激しい上下は、身体に負担になります。

人によっては、「夕方頃に、なぜか手が震える」という体験を味わったことがあるかもしれません。

それは、昼間に消化のいい糖質を食べると、夕方頃にそれが切れて低血糖になるので、手が震えてしまうわけですね。

それでまたお菓子みたいな糖質を食べると落ち着くので、どーんと血糖値の上げ下げが頻発して、血管や身体がぼろぼろになっていくし、糖尿病に向かってゆくことがあるんですが。

 

ゆるい糖質制限なら、胃腸とエネルギー問題を解決しやすい

私の中では、ゆるい糖質制限なら、その辺の「胃腸を休ませて、エネルギーを得る」を両立できるように感じます

お肉は消化が早いし、胃腸に負担がかかりませんからね。

で、糖質制限を続けていると、肝臓が少しずつ、「タンパク質を糖質に変換する力」を取り戻していきます。

 

そしてタンパク質から糖質を作れるようになると、低血糖になりにくいので、16時間ぐらい何も食べなくても苦にはなりません。

糖質主体なら16時間断食は「お腹がすいた」と感じるでしょうが、お肉主体なら普通に過ごせるように思います。

実際に私の場合、夕方6時ぐらいに夕食を取って、次は午前11時ぐらいに軽い昼食を取るという2食生活なので、普通に16時間ぐらい間を開けてます。

「中には1日1食ですむ」という人もいますが、私の場合は1日1食はお腹がすいて苦しかったので、2食に落ち着きました。

ゆるい糖質制限をしていると、1日3食は食べ過ぎに感じるんですよね。

 

もちろんライフスタイルも食生活の内容も個体差があるので、いろいろ解決法はあるかと思います。

「1日3食で、朝はおかゆとかバナナみたいに、消化のいいものにする方が私にとっては合う。で、昼と夜は、タンパク質を少し増やす」とか。

「1日4食で、そのうち消化のいいものを2食、少しだけ食べる」とか。

その辺は、試行錯誤で自分なりのいいポイントを詰めていくといいかと思います。

「自分にはお肉主体は合わない」とか、「穀物や野菜を主体に食べる方が、自分には合っている」という人もいますからね。

 

「時々糖質制限」は大いに逆効果

ただ、「糖質制限がいい」と言っても、「時々糖質制限をして、ダイエットする」は大いに逆効果になるので注意しましょう。

それは、すっごい身体に悪いし、糖尿病になりやすくなります。

 

というのも、糖質制限をすると、上記のように肝臓が「タンパク質を糖質に変換する」という力を取り戻します。

身体を動かすには糖質が必要なので、糖質を食べない場合、体内でタンパク質から糖質を作るようにするわけですね。

元々人間は狩猟採集をしていたので、そういう風に、タンパク質から糖質を得られるようにしているわけです。

糖質を直接食べ始めたのは、500万年という歴史の中で、農耕を始めた1万2千年前だし、特に精製されたお米や小麦粉を食べる用になったのは、たった100年前ぐらいからです。

 

糖質制限は継続的にやらなきゃ意味がない

私たちはそういう状況なので、「たまに糖質制限をする」としてしまうと、糖質も大いに食べる上に、タンパク質からも糖質を作ってしまいます。

すると、糖質がどーんと体内で生成されて、身体に大きな負担がかかるわけです。

だから、糖質制限は継続的にやらなきゃ意味がないと。

そして、「時々糖質制限をする」というのは逆効果になる、ということです。

 

この辺の原理が分からないと、糖質制限はだいぶ危険なように感じます。

特に、「糖質制限がはやってるから、たまに取り入れてみよう」、「ここ最近は糖質を食べたから、1週間に1~2日ぐらいは、糖質を抜く日を作ろう」的な、流行に左右されるような人ほど、糖質制限は危険になります。

そんな糖質制限をするぐらいなら、今まで通りに穀物主体で食べて、たまにプチ断食でもするぐらいが、よっぽどいいかなと。

 

なので、以前の私は「糖質制限最高だよ!」と言っていましたが、最近は普通の人にはお勧めしなくなりました。

それは、根本的に食生活やライフスタイルを変える必要があるので、自分を自由に変えられない人にとっては、マイナス面が多いなと。

 

まとめ

まぁそんな感じで、健康についてつらつらと語ってみました。

 

こういう健康は、個体差もあるし、ライフスタイルでも大いに変わりますからね。

実際に私の周囲にも、菜食主義者もいれば、お米大好き人間もいて、それで十分に健康な人も多いですからね。

いろんな個体差はあっていいと思うので、自分に合う食事スタイルを取り入れればいいかと思います。

 

「糖質制限が自分には合わないし、プチ断食は苦しいので、おかゆぐらいにしておこう」というのも、十分胃腸を休められるので、アリかと思います。

いろんなアプローチで、健康的になってゆければいいかな、と思います。

 

ということで、今日はここまで~。

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