今日は精神的なお話です。
「迷ってはいけない」ではなく、「もっと迷うような、別の道を見つけよう」で突破口が見えやすくなる、というお話です。
「迷う」とはどういうことか
よく「迷っちゃいけない」とか言うじゃないですか。
それは、迷うとどっちつかずになるとか、決断するまでの時間が無駄だとか、いろいろ理由はあるとは思うんですが。
でも、「迷う」という時点で、どちらを選んでもメリットとデメリットの差がないんですよね。
だから、「迷う」=「トータルの豊かさが、大して変わらない」とも言えるでしょう。
例えば、「これを買うと、心地よさを味わえるけど、それだけお金が減る」とか、「休むと、健康は上向くけど、人間関係がギスギスする」とか。
で、どっちを選んでも、自分にとっては「トータルの豊かさ」が大差ないから、迷うわけです。
裏を返すと、メリットがはるかに大きかったり、デメリットがはるかに小さかったら、悩むことはありません。
例えば「お金を全然費やさずに、今まで欲しかったものが得られると分かった」とか、「人間関係を犠牲にせずに、休めると分かった」とか気づくと、迷わずに行動できるものです。
それは、自分にとっての「トータルの豊かさ」が大きく増えると分かるから、迷う必要がない、ということです。
「目の前の迷い」よりも、さらに別の迷い
じゃあ、「目の前の迷い」というのは、どちらを選んでも大差ないと分かります。
だって、トータルの豊かさは変わらないんですから。
で、そういう場合、「もっと迷うような、別の道を見つけよう」という発想をするといいように感じます。
すると、より新たな突破口を見つけやすくなるように思います。
「迷い」とは、「選択肢」のこと
というのも、「迷い」って、「選択肢」でもあるんですよね。
選択肢があって、その中から一番いい手段を選びたいと。
その場合、選択肢は多い方が、新たな可能性が見えるじゃないですか。
例えば目の前にある「右か左かの2択」で迷っていた場合、新たに「右と左だけじゃなくて、ちょっと上に行く解決策もあるよ」と第3の選択肢を得られると、今まで知らなかった可能性が広がりますよね。
すると、第3の選択肢は、今までよりもトータルの豊かさを大きくする可能性があるわけで。
第3の選択肢だけでなく、第4、第5と、どんどん増やしてみるといいでしょう。
上に、下に、時には斜め上に、いろいろ発想してみると(笑
すると、それだけ「トータルの豊かさ」を増やしうる可能性が得られると。
「迷いの多さ」は、「可能性の多さ」
すなわち、「迷いの多さ」は、「可能性の多さ」でもあると言えるわけです。
ちなみに、2択をじーっと考え込むことを、「迷いの深さ」と表現することにしましょうか。
だから、迷いは「深さ」を追求するのではなく、「多さ」や「広さ」を優先してみましょうよ、ということですね。
すると、「できることが多すぎて、困っちゃう」とか、「やりたいことが多すぎて、やになっちゃう」みたいな、幸せな状態になれます(笑
ある意味、贅沢な悩みですよね。
でも手段が多くあるって、そういう贅沢な悩みにすることができるわけです。
裏を返すと、「迷ってはいけない」とすると、どうしても選択肢を狭めるように感じます。
だって、「迷ってはいけない」とすると、どうしても「今ある選択肢を、何も考えずに選ぼう」としがちだからで。
もちろん悩む時間は減りますが、上とか下、斜め上の発想はしにくいように感じます。
すなわち、「迷ってはいけない」とすると、それだけ「新たな可能性は得にくくなる」ということです。
まとめ
そういうこともあって、迷いは深くするのではなくて、広くしてみるのもいいように感じます。
そして、「迷いを広くする」というのは、「世の中には、いろんな選択肢がある。いろんな生き方がある」と知ることかな、と思います。
自分の感覚を世界中に広げて、「世の中にはいろんな人がいるなぁ。いろんなスタイルで生きているなぁ。それでいいんだ」と、多くの違いを受け入れることですね。
すると、「こうでなきゃいけない」という板挟みから回避できる、第3の選択肢が見えやすくなるかもしれません。
斜め上の発想って、すてきじゃないですか(笑
すると、「できることがたくさんあって、困っちゃう」とか、「やりたいこと、やれることが多すぎてどうしようか迷う」という、幸せな状態になれるかなと思ったりもします。
ということで今日は、「迷ってはいけない」ではなく、「もっと迷うような、別の道を見つけよう」で突破口が見えやすくなる、というお話でした。
今日はここまで~。