今日は、生き方のお話です。

「面白い日常を作る」よりも、「疲れる日常から出る」方を優先する、という戦略もあるよ、というお話です。

 

「面白くて、疲れすら心地よい毎日」が欲しい!

私たちにとっては、最高なのが「面白くて、疲れすら心地よい毎日」かなと思います。

楽しいこととか、自分にとって意味ある時間を過ごせたら、疲れすら心地よいですよね。

 

それは、「あぁ、今日も充実できた。一瞬で時間が過ぎたように感じるけど、できることはやった。明日も楽しみだ」と、未来に希望を持てるからで。

それに、たとえ遠回りや失敗をしたとしても、「また一つ学んだ。次からはより本流に戻って、着実に進められそう」と分かるからですね。

つまり、失敗ですら学びになって、着実に自分にとって大切なことに近づいてゆけて、実現したいことを作れるからで。

 

「意味のない疲れ」は苦しい

でも、「意味のない疲れ」って、苦しいじゃないですか。

ある意味、それは「それをしても、自分の人生はよくならない。自分を満たさない」と分かっていることを、延々とし続ける状況でしょう。

 

そういう「自分へのメリットが薄いこと」をしていると、「なんで自分はこんなことをしているんだろう」みたいに、落ち込みますよね。

だって、「人生の時間」も私たちの貴重な資源なので、そんな貴重な資源を無駄に使っているように感じられるわけで。

 

それにそういう場合、「失敗」は「苦しみ損」になるので、失敗が怖くなるし、遠回りなんて苦しみでしかないと。

そして「こんな毎日が続くのか」と思うと、より人生の時間を無駄にするので、落ち込んでしまうわけです。

 

「面白い日常を作る」と「疲れる日常から出る」

そういう場合、「面白い日常を作る」と、「疲れる日常から出る」という別々の戦略があるように思います。

 

これはどちらを優先してもいいんですが、特にハイとダウンを繰り返す人ほど、「疲れる日常から出る」方が効果があるように思います。

一方で、ぬるま湯につかっている人ほど、「面白い日常を作る」方が合うかもしれません。

 

疲れている時に楽しもうとすると、ハイとダウンになる

この理由は簡単で、毎日が嫌なことで疲れている時に、「楽しもう」とすると、ハイとダウンを繰り返しやすいんですよね。

これは、マイナスが大きいから、大きなプラスで相殺しようとするからでしょう。

明日から嫌な仕事が待っている、だからそれを忘れるために、今の強い刺激に頼る、みたいに。

 

そういう場合、「ぱーっと楽しんで忘れよう!」とすると、無駄が起きやすくなります。

だって、「苦しいことをしてお金を稼いだのに、せっかくのお金を憂さ晴らしに使ってしまう」という、無駄が起きやすくなるからですね。

「苦しいことをごまかすために、苦しいことをして得た資源を使う。そして資源を失い、苦しいことを続けざるを得なくなる」という、無駄なサイクルが生まれてしまって、抜け出せなくなると。

 

「その分、苦しいことをしなければいい」という解決策

これって、だいぶ無駄というか、非効率でしょ。

だって、一番の解決策は「その分、苦しいことをしなければいい」なんですから。

憂さ晴らし分の嫌なことをやめて、余った時間を余暇や趣味に使えば、それだけ人生から「無意味な憂さ晴らし」の時間を減らせると分かります。

 

もちろん、本当に好きなことがあって、「独立するために、お金をそっちに投下しよう」とできれば健全なんですけどね。

そういう目標が見つからない場合、「疲れる日常から出る」という方を優先する方が、未来を変えやすいように思います。

嫌な仕事とか、付き合いの時間を減らすことで、「まずは嫌なことの総量を減らす」というアプローチです。

 

ぬるま湯状態ほど「面白い日常を作る」を優先する

一方で、ぬるま湯につかっている人ほど、「面白い日常を作る」を優先するのもいいかと思います。

これは考えると当然で、ぬるま湯って、さして嫌ではない状態だからですね。

だけど、自分の本能が「短期ではいいけど、長期的には、この状態はやばい」と分かっているわけです。

 

そういう場合、それなりに目先の損失を抱えてでも、長期のために動くのがいいかなと思います。

つまり、「失敗してもいいから、いろいろやってみようよ」ということです。

 

まとめ

そういう風に場合分けしてみると、自分に合う戦略が見つかるかもしれません。

「面白い日常を作る」を優先するか、「苦しい日常から出る」を優先するか、ということですね。

 

で、例えば「自分は質素さも楽しめる」という性質の場合、「お金持ちになる」という目標は、後回しにしてもいいと分かります。

それは、「質素さも楽しめる」=「苦しい日常から出やすくなるし、それを楽しさにも変換できる」となるからですね。

なら、質素さというスキルを使って、「まずは独立するなり、仕事時間を減らして、質素でも楽しく生きよう」とすると、費用対効果が上がりやすいと分かります。

 

そういう風に、自分の状況や性質から戦略を考えてみると、いろいろ違うアプローチが取れて、突破口が見えるかもしれません。

 

ということで今日は、「面白い日常を作る」よりも、「疲れる日常から出る」方を優先する、という戦略もあるよ、というお話でした。

今日はここまで~。

この記事をシェア:
Share