今日は健康ネタです。
糖質制限だとかスーパーフードだとか言うけど、結局は「よくかんで腹八分」が現時点で最強の健康法だった、という日記です。
いやもうタイトルがすべてを語っているんですが、一応解説を(笑
結局は「よくかんで腹八分」が最強の健康法
私は健康オタクでいろいろ試しているんですが、ここ5年ぐらいは、糖質制限が一番効果あったんですよ。
ただ、去年に肝臓を痛めてから、さらにいろいろと健康の本質を考えていたりします。
それで最近分かったのが、結局は「よくかんで腹八分」が最強の健康法だな、ということです。
いやもう、なんだか一番伝統的で、ありきたりな方法論なので、「いまさら」とか言われそうですが(笑
実際に、ここ4ヶ月ぐらい「よくかんで腹八分」を試してみたんですよ。
すると、1ヶ月目ぐらいから効果が出てきて、目に見えて身体は軽くなるし、疲れないしで、びっくりするほど効果があったという。
それでいろいろ分かったことがあるので、今日は私の中での仮説と共に、いろいろ食事について語ってみようかと思います。
「子孫繁栄モード」と「境地開拓モード」
これは私の仮説ですが、身体の状態には「子孫繁栄モード」と「境地開拓モード」という2つの状態があるんじゃないかと思います。
「子孫繁栄モード」は、文字通り子供をたくさん作るための健康状態です。
これは一言で表現するなら、「しっかりと、腹一杯食べることが素晴らしい」という状態です。
社会的に安定した場所で、食べるものが豊富にあるので、満腹になるまで食べることですね。
すると、身体が「ここは食べるものがたくさんある」と理解するので、性欲が強まります。
というのも、生命的には「食べるものがたくさんある=子供を産んで育てやすい」です。
そして栄養がたくさんあることで、新陳代謝が活発になり、美的な効果もあります。
これも、外見が「元気な子孫を残せる健康状態である」と見せることで、異性を引きつけやすくなり、子孫繁栄をしやすくなるんじゃないかと思います。
内臓への負担は大きい
ただ、基本的に食べ過ぎになるので、身体、特に内臓への負担は大きくなります。
なので疲れやすく、生活習慣病も起きやすいし、寿命も短くなりやすいでしょう。
でも、子孫繁栄を目指すモードなので、少々寿命が短くなっても問題ありません。
社会集団から見ると、子孫ができれば、自分は短命でもさして関係ありませんからね。
そういう「個人の寿命や活動よりも、子孫繁栄を重視して、社会的に安定させる」というのが、子孫繁栄モードの特徴です。
現代の「1日3食食べましょう」とか、1日の栄養摂取量というのは、基本的にこの子孫繁栄モードを指しています。
「境地開拓モード」という健康状態
一方で、「境地開拓モード」という健康状態があります。
これは、「少ない食べ物でも、長時間健康的に活動できるようにする」という状態です。
ほら、よく昔から「粗食が身体にいい」って言うじゃないですか。
なぜ粗食が身体にいいのかというと、食べ物を少なくすると、内臓、特に肝臓への負担がなくなるからです。
疲れにくく、持続的なパワーを出せる
だから身体は疲れにくくなるし、長時間活動しても元気になります。
特に免疫力が高まるので、怪我もすぐに治って、風邪とかも引きにくくなります。
口内炎とか、まず起こりえない状態です(笑
そして身体も「食べ物が少ない」と理解するので、少しの量でもしっかりと消化吸収しようして、エネルギー量も保てるようになります。
瞬間的なパワーは出しにくいんですが、持続的なパワーを長時間出せる、というイメージです。
境地開拓に向いた身体の状態
私の中では、この「境地開拓モード」というのは、きっと人間がサルから分化する前から続く、生命のシステムのように思います。
生命には、次のような2つの種がいるように思います。
それが「食糧が安定した場所で社会を作って、個体数を確保する種(社会維持型)」と、「社会から出て、新たな生息圏を見つけることで、生命を発展させる種(境地開拓型)」ですね。
そうすることで、種を安定させつつ、生息圏を広げることができると。
その場合、境地開拓をするなら、必ず食べ物は少ない状態になります。
そして、怪我をするリスクも高いし、免疫力や抵抗力が重要な中で、長時間移動や活動をする必要があります。
だから境地開拓モードでは、「少ない食べ物で、免疫力を高めて、長時間疲れない」という身体になるんじゃないかと思います。
実際に私の場合、試してみると、びっくりするほど疲れなくなりましたから。
「性欲が落ちる」という問題
ただし、境地開拓モードでは、性欲は極端に落ちます。
それは当然で、そういう「食べ物が少ない中では、子を産んで育てることは難しい」と、生命レベルで認識するからだろうと思います。
また、子孫繁栄モードに比べると、新陳代謝も減って、「美的な美しさ」は減ります。
でもそれは「不健康」ではなく、むしろ「新陳代謝的に、無理をしない健康」だと言えます。
「外見は最低限でいいから、内臓や血管をよくしよう」という状態です。
だから、少し肌が白っぽく見えますが、内臓や血管はとても健康的な状態で、病気知らずになります。
性欲(子孫繁栄)を取るか、境地開拓を取るか
なので私の中では、社会での子孫繁栄モードは「寿命や内臓的な健康を犠牲にしてでも、子孫繁栄を目指す」という目的かなと思います。
先述した通り、子孫が増えれば、個体が長寿である必要はありませんからね。
その中で、自分の遺伝子を多く残してゆこう、という戦略じゃないかと思います。
だから社会では当然のように、「栄養面でしっかり食べることで、性欲を強めて、子孫をたくさん作る」が美徳になります。
そして、そのために「1日3食、きっちり食べなさい」とか、「毎日これだけは食べなさい」という栄養摂取量が決められているんじゃないかなと。
境地開拓をした後で、子孫繁栄モードに移行することもある
一方で境地開拓モードは、「長寿で、個としての健康を保ち、活動量を増やす」というのが目的のように思います。
疲れ知らずで、長時間活動できることで、新境地を発見できるんですから。
実際に、起業家とかアーティストは、1日2食だったり、1食だったりする人がいますよね。
それは、粗食にすることで疲れを防いで、長時間活動できるようにしているんじゃないかなと思います。
そして食料豊かな新境地を発見できると、1~2ヶ月ぐらいかけてたくさん食べることで、「ここは安全だ」と身体が理解します。
すると身体が子孫繁栄モードに移行して、性欲を強めて、種を増やすんじゃないかなと。
だから人の身体は、子孫繁栄モードと境地開拓モードを変更できるようになっていると。
実際にすごく軽くなりました
私はここ4ヶ月ぐらいで境地開拓モードの身体を試してみたんですが、実際にびっくりするほど身体が軽くなりましたから。
しかも、私はウォーキングが趣味なんですが、1時間とか2時間程度歩き続けても、全然疲れない状態になりました。
今までは1時間も歩けば足腰が限界だったのが、「限界の20%も到達してないぞ」ぐらいの余裕が持てたという。
あと、糖質制限を始める前まで、私は「だらだらと血を流しながら生きている」という感覚があったんですよ。
でも、そういう負担が一気に消えて、精神的にも元気になったという。
食べ過ぎが問題なこともある
つまり、「毎日血を流しながら生きている」という感覚は、食べ過ぎが原因で起きていたということです。
精神的な問題ではなくて、食べ過ぎが原因だったと(笑
そして実際に、私はそれまですっごい強烈な性欲を持ってましたから。
でも、粗食にして、身体が境地開拓モードになると、それぐらい疲れ知らずになるし、身体が元気になることで精神的にも楽になれます。
ただし、性欲は致命的になくなりますが(笑
このトレードオフをどう考えるかですよね(笑
「よくかんで腹八分」でモードが変わる
で、そういう境地開拓モードの身体を作りたい場合、「よくかんで腹八分」を実践するといいでしょう。
どれぐらいかむのかというと、「食べ物が口の中で完全に粉々になって、流動食のようにドロドロになるまで」です。
それぐらいかんで食べると、食べる量は自然と減っていきます。
そして、腹八分にすることで、より食べる量を調整できます。
腹八分というのは、「満腹直前で、もう1口ぐらい食べられるけど、その1口を食べても満足度は変わらない」という状態でストップさせることです。
そして、食後30分~1時間後ぐらいに、時間差で「お腹いっぱい。満足した」となれば、それがちょうどいい分量です。
これを1~2ヶ月ぐらい続けていれば、少しずつ胃が小さくなってきて、身体が粗食に慣れて、境地開拓モードに移ります。
一気に食べる量を減らさない
注意が必要なのは、「一気に食べる量を減らさない」ことですね。
最初は身体も内臓も子孫繁栄モードなので、一気に減らしても変なやせ方をするだけで、リバウンドが来ます。
なので腹六分でも腹七分でもなく、腹八分(満腹直前の寸止め)ぐらいがちょうどいいように思います。
私の場合、最終的には普通に食べていた量の、半分ぐらいの量で満足できるようになりました。
2ヶ月ぐらいかけて、そういう身体に移行してゆくわけです。
これがしっかりできると糖質制限はさして重要ではなくなるし、食事の順番とか血糖値の問題も関係なくなるように思います。
それに、スーパーフードとか、添加物がどうのとか、その辺も重要ではなくなるかなと。
食べたいものを食べて、それで健康的になれるように思います。
まぁ性欲はなくなるので、性欲に振り回されがちな人には特にいいかと思います。
まとめ
そんな風に、身体の健康でも「子孫繁栄モード」と「境地開拓モード」という2つの状態があると分かると、健康に対するスタンスが分かるんじゃないかと思います。
そしてこれが分かると、よくある健康法の矛盾も、「矛盾ではなかった」と解決できるんじゃないかなと思います。
例えば「断食が身体にいい」というのは、境地開拓モードの身体を作れている人のみ通用するもので、子孫繁栄モードでは効果なくなります。
同じように、「現代人は食べ過ぎ」というのも、子孫繁栄モードではそれが適切量だということです。
モードが違うから、そういう食い違いが出ているわけですね。
そしてその辺が原因で、身体の不調を持っている人もいるんじゃないかな、と思ったりもします。
まぁ別に身体を境地開拓モードにしなくても、「よくかんで食べる」だけでも、だいぶ変わるかと思います。
もし長時間疲れない身体が欲しいならば、さらに「腹八分」も加えて境地開拓モードにしてみるのもいいでしょう。
性欲は減ってゆきますが、まったく疲れない身体と、それに伴う元気で軽い精神を得られます。
これも、一つの健康へのアプローチかなと思います。
ということで今日は、糖質制限だとかスーパーフードだとか言うけど、結局は「よくかんで腹八分」が現時点で最強の健康法だった、という日記でした。
今日はここまで~。