今日は、精神的なお話です。
老人が「情熱的にできることをして生きなさい」と言っていると、励まされますよね、というお話です。
投資家ジム・ロジャーズの動画紹介
ちょっとした動画をご紹介。(英語版のみ、日本語字幕もなしですが)
投資家のジム・ロジャーズという人なんですが、私はこの人が大好きなんですよ。
考え方も、生き方も、スタイルも似ているというか。
いい言葉をご紹介
で、この人がいいことを言っていたので、ご紹介。(25:31~の部分です)
「30歳から再び始めるとしたら、何をしますか?」という問いかけに、こう答えていたと。
「何も違うことはしないよ。私はニッチで好きで得意なことを見つけたんだ。
だから一番好きなことを見つけ出して、それがどんなことであれ、それをするんだ。
たとえ人が笑っても、たぶん確実に笑われるだろうけれどもね。
情熱を持っているとき、君は自分にとって正しい道を進んでいるんだ」
こういう風に、老人が「情熱的にできることをして生きなさい」と言っていると、励まされますよね。
私はこういう老人が大好きだったりします。
結局は「誰の言っていることを信じるのか」
結局のところ、私たちは「誰の言っていることを信じて取り入れるのか」だろうと思います。
道とか生き方なんて、いくらでもあるんですよ。
山で生きる道もあれば、海で生きる道もあると。
そういう場合、きっと「みんな正しいことを言っている」なんですよね。
ただ、山で生きる生き方と、海で生きる生き方に、違いがあるだけで。
好きな教えを選べばいい
じゃあ私たちは、「すべての教えを受け入れなきゃいけない」というわけではなくて、「好きな教えを選べばいい」と分かります。
自分の個性に合った、自分の元気や力を最大限に引き出せる生き方を選べばいいと。
すると、「我慢しなきゃダメ」とか「頑張らなきゃダメ」なんて必要がない道もあると分かります。
自己肯定感を上げる必要もなければ、「モチベーションを上げなきゃ」とする必要もなく、それで豊かに元気になれる道があると。
そういう道や先人に、出会えるかどうか
そういう道や先人に、出会えるかどうかが大きいように思います。
そんな先人がいると分かれば、「こう生きていいんだ! 自分の個性は、このためにあったんだ!」と分かりますからね。
すると、目からウロコが落ちて、自分の能力をうまく発揮してゆけると。
例えば私の場合、こう言われると元気が出るんですよ。
「自分の判断でしなさい。世の中の誰の意見を聞いてもいいけど、最後は自分で決めなさい。自分で決めていいよ」
「たとえそれが、周囲とは正反対の方向に行くことになったとしても、自分でそれが妥当だと思えたら、そっちに向かいなさい」
「ひとりだけ違う方向に進み始めたら、君は周囲から笑われるかもしれない。いや、確実に笑われるだろう」
「それでも進んでいると、君だけのニッチなフロンティアが見つかるものなんだ。その豊かさは君のものだし、そこからいくらでも分かち合えばいい」
今は、みんなが一方向に突っ走っている状態
今は、みんなが「短期でお金持ちになりたい」とか、「絶対な安全が欲しい」と願っている状態だと思ってます。
コロナウイルス後とか、まさにそういう状態ですよね。
だから、国家も人々も、どーっと一方向に突き進んでいるわけなんですが。
ただ、私からすると、「それって危険だよね」と感じるんですよ。
だって、その先には崖があるんですから。
バッファローの群れのように、一目散に崖へと向かっているわけです。
それに警笛を発している人もいるのに、彼らは聞こうとしないどころか、「秩序を乱す異端児だ!」と攻撃しているぐらいです。
バブルの頃も、「人と違うことを言う人」はたたかれた
実際に日本のバブルの頃でも、「これはバブルだ」と言っていた経済学者とか投資家は、当時かなりたたかれていたんですよ。
「この成長の勢いを止めようとするなんて、非国民だ!」とか、「こんな奴が足を引っ張るから、日本は混乱するし、ダメになるんだ!」とか言われて。
時には、脅迫を受けたりまでして。
で、結局バブルがはじけて、「本当は誰の予測が正しかったのか」が明確になるんですが。
それで、多くの人が富を失い、予測していた人が大いに豊かさを増やしたり、もしくは無傷で通り抜けられたと。
落ちたい人は、落ちればいい
だから、私は「みんなで崖から落ちたい人は、落ちればいい」と思ってます。
それで学ぶことも、あると思うんですよ。
「当たり前のことを忘れて突き進むと、当たり前の結末になる」ということが、恐怖と欲望に支配されると、理解できなくなります。
だからそういう人ほど、身をもって学ばないといけないんでしょう。
ただ、私は巻き込まれたくないので、準備をしていると。
それに、歴史から学ぶこともできますからね。
何度も繰り返されている歴史で、因果関係に合理性があるなら、私は「今回は違う」という専門家の言葉よりも、歴史と合理性や、自分の判断を重視します。
もちろん私が間違っている可能性も大いにありますが、私はそういう「自分の妥当性で判断する」というのが好きだ、ということです。
まとめ
そんな風に、どういう先人の生き方を学ぶのか、というのもあるように思います。
で、私は上記のジム・ロジャーズとか、大好きですね。
投資家ではピーター・シフとかマイク・マロニー、ウォーレン・バフェットも好きですし。
そして、だいたいそういうのは「世間的には異端児」だったりします(笑
いいじゃないですか、異端児で(笑
その上で、「そういう生き方を、自分で証明してみよう」というのも、ひとつの面白い生き方になるように思います。
ということで今日は、老人が「情熱的にできることをして生きなさい」と言っていると、励まされますよね、というお話でした。
今日はここまで~。