今日は、生き方のお話です。

「長生き」と「意味あること」、どうバランスを取るのか、というお話をしてみましょう。

 

「長生き」か、「意味あること」か

ちょっとした記事をご紹介。

「生涯賃金4億円をあっさり捨てる」大手証券マンから焼きそば屋に転じた25歳の勝算(President Online)

記事の内容は、「年収1000万を超える証券マンの人が、25歳でその食を手放して、焼きそば屋を立ち上げた」というお話です。

 

まぁ私も会社からすぐに独立した人なんですが、やっぱり「人生でどの辺に重点を置くか」で、生き方が変わるように思います。

つまり、「長生き」と「意味あること」、どうバランスを取るのか、ということですね。

で、長生きに固執してしまっている場合、「意味あることが、長生きをもたらす」という発想をしてみるのもいいように思います。

 

「長生き」と「意味あること」は背反しやすい

特に技術が未熟な頃は、「長生き」と「意味あること」って、背反しやすくなるように思います。

というのも、未熟な頃ほど「意味あること」で収益を上げる力がまだないものです。

すると、そんな中で「意味あること」を目指すならば、どうしても生活レベルや安泰さが失われやすいからで。

 

だけど、「意味あること」のスキルを得るには、どうしてもそれに時間やお金をかける必要もあるわけです。

「まったく時間やお金をかけずに、意味あることのスキルを身につけよう」なんてできませんからね。

なら、後はどの程度のバランス配分にするのか、となります。

 

「得られる可能性」も見てみよう

その場合、「犠牲にするもの」だけでなく、「得られる可能性」も見ると、バランスがよくなるように思います。

例えば上記の記事でも、「生涯賃金4億円を捨てる」なんて言うと、すっごい損をしたように感じるじゃないですか。

でも、「生涯賃金4億円を捨てる」=「25~65歳までの、40年間の時間を買う」とも言えるわけです。

 

ある意味、嫌なことをして生きる場合、「今が25歳で、次の瞬間に気がついたら65歳になっていて、1~2億円ほど持つ状態」にどれほどの価値を置くのか、ということです。

だいたい「生涯賃金4億円」と言っても、65歳になるまでの生活費もあるので、その仕事ばかりであれば、実質1~2億円しか残らないでしょう。

しかも、「65歳で体力が弱った時期からの1~2億円と自由」と、「25歳からの、お金が少ないけど、膨大な自由な時間」という差があります。

もちろん「25~65歳までの記憶」も持ちますが、その記憶は、基本的に「意味のないことをして生きてきた記憶」です。

 

すると、「25歳からの40年間の時間を、1~2億円で買った」と思えば、だいぶ感覚は変わるように感じます。

だって、その40年間で、「意味あることのスキルを身につけてゆき、収益を上げて、充実しつつ、その分の価値を取り返す」ことだってできるんですから。

「40年間の、意味ある行動」が、その値段で今なら支払いなしで買えるのなら、「安い」と感じる人もいるんじゃないかと思います。

 

好きなことをすれば、本当に短命になるのか

それに、「じゃあ好きなことをすれば、本当に短命になるのか。長生きできないのか」ということもありますよね。

今の日本は、家も余っているし、食料品も安くできます。

そして一人暮らしであれば、さしてお金をかけずとも、それなりに暮らせるでしょう。

もちろん収入ゼロは厳しいでしょうが、「1000万で朝から晩まで」という取引きは、自分の人生で本当に妥当な取引きなのか、ということです。

 

なら、意味を重視する人であれば、「最初は質素でも、意味あることをしよう」という部分に価値を置いても、それはそれでいいんじゃないかと思います。

特に、人生で意味を欲している人ほど、「意味あることをすることで、元気が出て、長生きにつながる」ということもありますからね。

 

そもそも成功とは何なのか

人によっては、「失敗するかもしれないじゃない」と言うかもしれません。

でも私からすると、成功できるかどうかは関係ないように思うんですよ。

だって、「成功しなければ、生きる価値はないの?」って言いたくなるからですね。

 

言うなれば、「そもそも、成功って何なの?」ということです。

すると、「何が成功かなんて、自分が決めればいい」と分かります。

挑戦して生きたり、意味あることをして、最後に「やれるだけやった。後は後続に任せよう」と納得できるのであれば、それはそれで一つの価値であり、成功かなと思います。

 

まとめ

そんな風に、特に技術が未熟な頃ほど、「長生き」と「意味あること」、どうバランスを取るのかで、だいぶスタイルが変わるように思います。

 

で、もし「長生き」に固執してしまっている場合、「意味あることが、長生きをもたらす」という発想もいいように思います。

すると、新たな可能性が見えるかもしれません。

 

ということで今日は、「長生き」と「意味あること」、どうバランスを取るのか、というお話でした。

今日はここまで~。

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