今日は精神的なお話です。
「無理に価値を作らなくても、世の中は長期的によくなっているので大丈夫ですよ」というお話です。
「価値を作らなきゃ」という強迫観念
「価値を作らなきゃ、自分は生きている価値はない」とか、「認められなきゃいけない」とか思うことって、ありますよね。
もちろん「誰かに喜んでもらうこと」は嬉しいことなんですが、「喜んでもらわなきゃ」とか「価値を作らなきゃ」と思うと、しんどくなることがあって。
特に親とか上司、取引先みたいな「目の前にいる喜ばない相手を、喜ばせなければいけない」みたいな状況に陥ってしまうと、もはや地獄で。
そういう場合、「無理に価値を作らなくても、世の中は長期的によくなっていく」と思うのもいいように感じます。
すると「別に目の前の人を喜ばせなくても、世の中はよくなるから大丈夫」と分かって、無理な頑張りを手放せるかなと思います。
この100年でどらだけ世の中がよくなったのか
それを示す、いい動画があったのでご紹介。
The world becoming a better place visualized 👇 It‘s always good to put things in perspective. Ht @toddrjones
— M. Arouet (@MichaelaArouet) May 24, 2021
ここ100年ぐらいで、人間の生きる環境がどれぐらい改善されているのかを、動くグラフで示しています。
幼児の死亡率、平均寿命、GDP(国内総生産)、女性の教育、安全な水道設備の利用率、下水設備の利用率、という順番で説明されています。
こういうのを見ると、「多少の短期的な上下はありつつも、長期的にはよくなっているんだな」と分かるかと思います。
「どのみちよくなる」と分かれば、無理を手放せる
で、こういう「長期的にはよくなる」と分かると、安心できるし、無理をせずに生きられるように感じます。
すなわち、「どのみちよくなる」と分かれば、無理を手放せる、ということですね。
だって、「どうせ世の中はよくなるのなら、無理に喜ばせる必要はないし、無理に余計な価値を作る必要もない」と分かるからで。
言うなれば、「後は時間の問題だ」ということです。
「自分はうまくいく」とか、「これはうまくいく」と分かったら、無理をしませんよね。
でも、自分なりのペースで、未来にわくわくして「早くそういうゴールを見たいな」と、楽しみにしつつ進むイメージです。
そういう感覚で生きられると、焦ることなく、だけど自分の願いの実現に向かって、着実に進めると分かります。
もちろん、短期的、中期的には問題も起きうるので、その辺に対する準備は必要なんですが。
新境地開拓は、安心が重要になる
ちなみに時々言うことですが、「新しいものを作る」とか「新境地を開拓して、分かち合う」という創造的な分野では、安心を持てる方が人を強くするように感じます。
というのも、「この拠点に戻れば、とりあえず最低限は生きてゆける」という安心があるから、好奇心を発揮できるし、挑戦できるわけです。
挑戦とか失敗って、余裕がないとできませんからね。
裏を返すと、危機感があるほど新しいことはできなくなってしまい、「今までの方法論で、一番効果があったものに集中しよう」と、現状維持をしてしまいます。
だから、創造的になるには安心が必要なんだと。
もし社会で競争や奪い合いをしたい場合、安心は命取りになるでしょう。
そして、危機感を持つ方がより強くなれて、奪えるでしょう。
それは、競争や奪い合いの世界では、「相手の成長が、自分の豊かさを奪う」という、「他者に劣ってはならない」という状況だからですね。
だから、社会では怠けることは許されないし、競争では常に気を張り詰めて向上していないといけない世界です。
まとめ
そういう意味でも、現状から出たい場合、「世の中は長期的にはよくなる」と安心してみるのもいいかなと思います。
そして、「不安をあおる達人」になるのではなく、「安心を作る達人」になることですね。
すると、無理を手放せます。
そういう余裕から、新たな方向に向かっていくわけです。
そうすると、「大丈夫だよ」と安心しながら、新しいことをして、なおかつ豊かさを作れそうに思ったりもします。
私はこういうスタイルが好きだな、ということですね。
ってことで、今日は「無理に価値を作らなくても、世の中は長期的によくなっているので大丈夫ですよ」というお話でした。
今日はここまで~。