今日は、生き方のお話です。

恐怖を管理できるだけで、気軽に動けるようになる、というお話をしてみましょう。

 

恐怖によって行動を左右されやすい

私たちって、「恐怖」によって行動を左右されやすいじゃないですか。

例えば「焦って突っ走る」というのは、早く進んでいるように見えますが、実際はブレーキを外しているだけです。

なのでそういう焦りは、確かに早く進めるんですが、途中に分岐点があっても、オアシスやチャンスがあっても、見えにくくなってしまいます。

そして、もし途中に落とし穴や障害物があった場合、気づかずにぶつかって、大けがをしやすくて。

 

他にも、「まったく動けない」というのも、恐怖に支配されているだけですよね。

恐怖を大きくしすぎていることで、「どれも死に直結する」と、おびえているだけです。

そんな風に、恐怖って、私たちに大きな影響を与えてしまうと。

 

「恐怖を管理する」という発想

ただ、「恐怖」というのは、やはり危機を回避するための役割があるので、生命が生きていく上では重要なものです。

私たちは、「どんなに豊かになっても、死んだら終わり」ですからね。

なので、「豊かになるよりも、死なないこと」を重視するので、「恐怖に操られやすい」とも言えます。

 

でも、「恐怖に支配されて、突っ走ったり、動けなくなる」は問題なわけで。

私たちは、ある程度冷静さを保ちつつ、判断をしたいものですからね。

 

そういう場合、「恐怖を管理する」という発想もいいように思います。

すると、うまく思考を取り戻せて、冷静に判断しやすくなるように思います。

 

恐怖は思考力を落とす

恐怖って、元々は思考力を落とすものなんですよね。

それは当然で、腹を空かせたライオンを前にして、「どうすればいいだろうか?」なんて考えていたら、食べられちゃいますからね(笑

危機時には、あえて思考力を落とすことで、全身全霊で逃げられるわけです。

そういう「今、目の前の恐怖」であれば、恐怖はとても有効なんですよ。

 

でも、私たちはつい未来を考えてしまうものです。

その場合、「目の前にない恐怖」もリアルに感じてしまって、その恐怖に駆られて我を失ってしまうこともあるわけです。

 

こういう「未来の恐怖」って、やっかいですよね。

というのも、未来の恐怖は、今起きていることではないので、思考したり、戦略策定の余地があるわけです。

だけど、原始的な「恐怖」というシステムによって、思考できる余裕があるのに、その思考力を失ってしまうんですから。

そして焦ったり、何も動けなくなってしまうと。

 

恐怖は、冷静さと相反する

私の中では、恐怖というのは、冷静さ(思考力)と相反するように思います。

恐怖におびえるほど冷静さは失うし、逆に冷静になるほど恐怖は消える、ということですね。

 

なら単純なことで、「恐怖を管理しよう」というスタイルもいいように思います。

「管理する」というのは、冷静さとか、思考力を優先することです。

 

いや、もちろん恐怖の方が原始的な性質なので、力関係で言うと、恐怖の方が強いんですよ。

だけど、「恐怖にそのまま身をゆだねるのではなく、思考力であらがうことができる」ということです。

そういう「恐怖に身をゆだねない」というのも、一つの方法のように思います。

 

キーワードを口癖にしておく

その場合、思考力を取り戻して、恐怖を管理するための、キーワードを口癖にしておくのもいいように思います。

 

例えば「ひぐらしのなく頃に」というサスペンスゲームがあるんですが、その主人公が、逆境でよく「クールになれ、前原圭一!」と自分を励ましているんですよ。

この「クールになれ!」というのが、冷静になるための口癖なんですよね。

そして「俺」と主観視点ではなく、「前原圭一!(主人公の名前)」と自分で自分の名前を客観的に言うことで、自分の状況を俯瞰的に見られると。

すると冷静になれて、命の危機でも思考力を保って対策できるわけです。

 

私の場合、「リスクとリワード(報酬量)を考えろ」と自分を励ますのが好きだったりします。

というのも、恐怖って「リスクが計り知れないから恐怖」です。

なら、その選択肢を選ぶことによる、適切なリスクとリワード(報酬量)が分かれば、恐怖は消えて、「一つの選択肢」でしかなくなると。

すると恐怖は消えて、「執りうる手段の一つ」にできます。

 

まとめ

そんな風に、恐怖と冷静さは相反するので、「恐怖を管理する」という発想もいいように思います。

特に、未来の恐怖なんて、今からでも柔軟に対処できますからね。

未来の恐怖は、思考力が大切になるんだと。

 

そのためにも、何かキーワードを用意しておいて、それで冷静さを保つのもいいように思います。

すると、思考力を取り戻せて、身軽に動けるようになるかもしれません。

 

ということで今日は、恐怖を管理できるだけで、気軽に動けるようになる、というお話でした。

今日はここまで~。

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