今日は考え方のお話です。
「360万円で世界中を旅行して回っているっていうのも、工夫だな」、と思ったお話をしてみましょう。
クリスティ・シェンさんという人が面白かった
ここの記事で紹介されていたクリスティ・シェンさんという人がいるんですが、この人の工夫が面白かったのでご紹介。
この女性はカナダの人なんですが、今は投資関連のブログや講演会で収益を上げていて、いわゆる「場所にとらわれない働き方」をしています。
で、結構面白いことを言っているんですよね。
「40年前、家は年収の2倍ぐらいのものを買っとったのに、今は11~17倍かけて買うとか、アホか! それで65歳まで嫌な仕事に縛られるとか、地獄やろ」
「会社に忠誠心を持てとか言うけど、会社は私たちをすぐに解雇するぐらい、私たちには忠誠を持ってへんで。なんで忠誠心を持たへん相手に、自分を殺すほど忠誠を誓わなあかんねん」
「持ち家なんかやめときや。その分、お金を生み出すことにお金を使うんや。今はいろんな形でそれができるようになった時代や」
「今の時代、せっかく新しい生き方ができるようになったんや。自由なスタイルで生きてもええんやで」
みたいな。
インターネットが登場して、世界中がネットでつながるようになって、大きな変化が起きました。
それが、知識や知恵、時代や価値の流れを利用するほど、収益を上げられるようになったということですね。
上記の考え方は、そういう今の時代に合う、一つの新たな考え方のように感じます。
いわゆる、従来型の「安定した企業に勤めて、持ち家を持って、定年まで勤め上げる」という価値観を手放した、新たな生き方です。
で、自由を重視して、自分なりの収益スタイルを作ろう、という発想です。
まぁ、私と似たような発想の人ですね。
工夫ができる人は、豊かになって当然
それで興味深かったのが、この人が年間360万円ぐらい(4万カナダドル)で世界中を旅して回っている、ということですね。
それも、夫婦二人で、その額で実現しているわけです。
これはかなり工夫をしていると分かります。
だって、日本だと「年間360万円でも足りない」みたいな人って、山ほどいるものです。
それを、その額で世界中を旅しているんですからね。
私は質素なのが好きですが、私の言う「質素」というのは、「工夫」の裏返しなんですよね。
多くの人が「質素に生きる」イコール「我慢して生きる」と思いがちですが、私の場合はそうではありません。
我慢をせずに、その上でお金にできるだけ頼らずに、工夫で欲求を満たすアプローチが好きなんだと。
そういう発想の場合、この女性は「お金にものを言わせるのではなくて、実際に工夫をしている人だ」と分かって、信頼できると分かります。
いろんな工夫ができる人は、豊かになって当然ですからね。
ビジネスの仕組みを作ることで、収益を上げられるようになった時代
で、やはり「場所にとらわれずに収益を上げられるというのは、大きい強みだな」と思います。
例えば同じ年収360万円でも、「世界中を旅行しながら、好きな時間にネットでビジネスをして生きる」のと、「一つの会社に固定されて、朝から晩まで会社内で働かなきゃいけない」というのには、天と地の違いがあります。
他の例で言うと、同じ年収100万円でも、「全て不労所得で得て、24時間の自由がある年収100万円」と、「毎日会社で嫌なことをして、朝から晩まで時間を拘束されて得る年収100万円」は、天と地の差です。
今は、そういう「ビジネスの仕組みを作ることで、収益を上げられるようになった」という時代なんですよね。
私たちの命令に従って動いてくれるシステムやサービス、自動ツールやAIは、どんどんそろってきました。
ある意味、そういう機械的な部下や兵隊を、誰でも持てるようになったわけです。
なら、そういう豊かさ(部下や兵隊)を、どう使うのか、ということです。
そしてそれを動かす側に立つ人ほど、より楽に収益を上げられて当然ですよね。
会社でも、指示をする上司の方が高い給料をもらって、しかも時間が余っているのと同じです。
単調作業はできるだけシステムやAIに任せて、クリエイティブなことができる人の方が、利益率は高くなるんですから。
そういう発想ができれば、よりクリエイティブなことをして、楽しめるようになるかと思います。
まとめ
そんな風に、今はどんどんクリエイティビティーで豊かになれる時代になったように思います。
今までは大企業しか持てなかったような優秀な部下や兵隊を、個人が安価で調達できるようになった時代です。
ならば、そういう資源をうまく使える人ほど、豊かになって当然じゃないかな、とも思います。
ある意味、AIに仕事を奪われる一方の人がいるけれども、その反対側ではAIを使って利益を作る人がいる、ということです。
奪われる側ではなくて、利用する側になる、という発想がいいかなと思います。
それをどう好きなことに組み込むかは、昨日の記事を参考にするといいかと思います。
ということで今日は、「360万円で世界中を旅行して回っているっていうのも、工夫だな」、と思ったお話をしてみました。
今日はここまで~。