ここんとこ、いろいろ作業の大詰めを迎えていたり。
なので今日は短めに、生き方のお話です。
なぜ「モヤモヤする批判」は聞く必要はないのか、というお話をしてみましょう。
モヤモヤする批判
とあるクリエイターさんが、SNSで「こういう批判があった」と言っていたんですよ。
それは、そのお方は受注をしているんですが、顧客から「土日だって仕事をせずに、ただ遊んでいるんでしょう? もっとまじめに仕事をしなさいよ」と言われたと。
そこで「なんかモヤモヤする! うがーっ!」と叫んでいたんですが。
そういう「モヤモヤする批判」って、ありますよね。
で、私の中では、そういう「モヤモヤする批判」は聞く必要はないように思います。
モヤモヤする時点で、「何か違う」と分かっている
というのも、「モヤモヤする」という時点で、「何か違う」と心の中で分かっているからですね。
「何か違う。それは違う。反論したい。だけどうまく反論できない」という状態だから、「モヤモヤする」という現象が起きているわけで。
言うなれば、「相手の論理に整合性がないことを、うまく指摘できない」から、モヤモヤしていると。
もし本当に必要な批判だったり、納得できる指摘なら、「相手からすると、そう感じるのか!」と目からウロコが落ちて、すんなり受け入れられます。
もちろん、「あぁ、今までの私は悪いことをしていたなぁ」と落ち込むことも多いでしょうが、それは建設的な落ち込みです。
そこで反省をすることで学べて、次からよりよくできますからね。
だから、本当に必要な指摘は、モヤモヤしないと。
「モヤモヤする批判」を受け入れても、害悪になる
一方で、「モヤモヤする批判」を受け入れても、害悪になることが多いんですよ。
例えば上記のクリエイターさんだって、お客から「土日も仕事をしろ!」と言われているわけです。
でも、よくよく考えると、「なんで土日まで仕事をせなあかんねん」って話でしょ(笑
「仕事のペースや内容は、あんたが決めるもんじゃない。自分が決めるものだ」って言いたくなりますよね。
なので、「モヤモヤする時点で、相手のロジックに矛盾や破綻があるはずだ。それは相手の問題だ。無視しよう」と割り切るのでもいいように感じます。
すると、建設的な指摘と、無意味な批判を区別しやすくなるかと思います。
本当は相手側の問題
実際にそういう「モヤモヤする批判」は、ほとんどの場合で「相手が抱えている問題を、私たちに責任転嫁しているだけ」だと分かります。
例えば上記の批判でも、お客は「私は人気の高いあなたに発注したいけど、値段が高いし、発注者側の競争に勝てないから、私の実力では発注できません」と言っているに過ぎないと分かります。
つまり、お客は「私は良質なクリエイターに発注できるほど、実力がありません」と言っているだけなんだと。
でも、そのお客は「自分のレベルがまだ低い」と受け入れられないわけです。
だから、「私でも依頼できるように安く受注しない、クリエイター側が悪い」と責任転嫁しているわけです。
そして、「クリエイターは土日も休日も、もっと働いて、安く受注すべきだ」と言っているに過ぎないと。
そういう場合、クリエイター側が「私は土日もまじめに仕事をしなきゃ」、「お客が求めるものを、何でも作れるようにならなきゃ」なんてすると、疲れるばっかりですよね。
そもそもそれは、発注できないお客側の問題なんですから。
ある意味、無理なことを押しつけている、無い物ねだりです。
まとめ
なので、「モヤモヤする批判」は聞く必要はない、ということですね。
もし本当に、クリエイター側が必要なこととか、納得できることであれば、モヤモヤすることはありません。
本当に必要なものは、目からウロコが落ちるように、「教えてくれてありがとう!」と感じるものです。
納得できずに、それをうまく言語化できないだけだから、モヤモヤしてしまうんだと。
これが分かれば、「すべての批判を受け入れる必要はない」と分かるかと思います。
そして、「モヤモヤする批判は、だいたいが相手側の問題だ」と分かって、手放しやすくなるかと思います。
ということで今日は、なぜ「モヤモヤする批判」は聞く必要はないのか、というお話でした。
今日はここまで~。