今日は普通に日記です。
「クリエイターでも、指示を受ける方が動きやすい人もいるんだな」、と思ったことのお話です。
「指示を受ける方が動きやすい」タイプ
ここんとこプロット制作協力をしていて、いろんなクリエイターさんとやりとりしていたりします。
で、分かったことがあるんですが、クリエイターでも「指示を受ける方が動きやすい」、っていうタイプの人もいるんですね。
いや、私自身は好きなことを見つけたら「これやりたいーっ!」と飛びつく人なので、完全に自発的タイプなんですよ。
言うなれば、周囲に協調しないタイプですかね(笑
みんなが「ポケモンだー!」とポケモンの方向に走っているのに、私は「FPSゲームってすごい!」と、目を輝かせて一人反対方向に全力疾走しているようなものです(笑
すると、ポケモンの方向に走って行っている人の中でも、「えっ!?」とか思って私を振り返って見るタイプの人がいるんですよ。
「なんでみんながポケモンの方向に行っているのに、あの人は全く違う方向に、しかもなんであんなに楽しそうに行くんだ!?」みたいな(笑
これ、人によっては結構衝撃を受けるようで。
だって、「あの人だけは、みんながはまっているもの以上に、面白いものを知っている」と感じるんですから。
メジャーという道から踏み外す
で、そんな人の中でも、やっぱりポケモンにさほど興味がない人もいるわけです。
もしくは、ポケモンに疲れちゃった人とか、周囲の感性になじめない人もいると。
すると、「あの人はなんで、あんなに楽しそうにFPSゲームを追いかけられるんだろう?」と感じて、「ポケモンよりも、あの人が行く方向にちょっと行ってみようかな」とか思うんですよ。
そして、ふらふらーっとFPSの方向に行くと、そこは(ポケモンに比べると)さほど競争世界でもないし、(日本では)人口も少ないので歓迎されて、丁寧に面白さとかコツを教えてもらえるんですよ。
こうしてその分野に興味を持って、面白さを味わえるようになって、はまっていくわけですが。
これは別名、「道を踏み外す」とも言います(笑
FPSゲームを「BL」とか「百合」、「同人誌」、「同人ゲーム」、「同人誌制作」などに置き換えると、分かりやすいんじゃないかと思います(笑
このブログを見ている人って、だいたいそうやって道を踏み外した人ばかりでしょ(笑
その「道」というのが、正確に言うと「メジャーの道」なんですよね。
それは大多数の人が送るような、平凡で安全で、無難な道です。
でも、それを手放して、危険だけどワクワクにあふれた怪しい道に入ってしまったと(笑
自信がなくて、一人では動き出せない状態の人もいる
で、私はその先頭を切って突っ走るタイプなので、つい「クリエイターは、みんなそういうタイプ」だと思いがちだったんですよ。
でも実際のところは、そうでもない人もちょくちょくいるんですよね。
これは、自信がなくて自分一人では動き出せない状態の人がそうなのかもしれません。
「本当はあっちに行きたいのに、一人じゃ怖くて行けないから、今の場所に居続ける」みたいな。
私は過去、制作監督として人を指揮していましたが、やっぱりクリエイターの人はだいたい指示されるのが嫌なんですよ。
私自身も、指示するのは大好きでも、指示されるのは超苦手ですからね(笑
それで、私も指示をするときにはだいぶ気を遣っていたものですが。
でも、自信がないタイプの人は、結構目を輝かせて指示を受け取るんですよ。
そして、一人でやるよりも、指示を受ける方が大きなパフォーマンスを発揮できるし、役割を与えられると喜ぶんですよね。
それはやっぱり、「誰かと一緒であれば、怖い道でも入れる」という心理なのかな、とも思ったりもします。
で、「怖い道の歩き方を知ることができる」という気持ちから、「どんどん役割を得たい」と思うようになると。
私の指揮下にいれば、見知らぬ場所だったとしても、少なくとも危ないところを踏み抜くことはありませんからね。
そうやって新たな道に慣れることで、自分が望む道を進んでいくのも、一つの戦略かなと思います。
まとめ
そんな風に、「一人ではなかなか動けない」というクリエイターさんも、ちょくちょくいるんですね。
例えば漫画で言うと、自分の好きな漫画を描きたくても、「ファンを確保して売る」ということにやたらおびえる人もいたり。
他にも、世の中には「編集者がいないと、全然売れない」とか、「自分で売る方法がさっぱり分からない」という人もいて。
そういう場合、その人が道に慣れるまでは、指示をしてあげる方がいいのかな、とか思ったりも。
依存するための指示ではなくて、自立するための指示ですね。
そういう方法も、ありかなと思ったり。
そんな感じで、私も模索しているところです。
ということで、今日は「クリエイターでも、指示を受ける方が動きやすい人もいるんだな」、と思ったことのお話でした。
今日はここまで~。