今日は、精神的なお話です。
こうやっていつしかプロになった、という典型的な過程があったので、ご紹介してみましょう。
「おつかれ背景さん」が面白かった
面白いWeb漫画があったのでご紹介。
内容はというと、なかなか珍しい「アニメ背景を担当している背景絵師による、業界コミックエッセイ」です。
「アニメの背景業界って、こういうものなんだ~」みたいな状況を、面白く描いている、という内容ですね。
背景さんがプロの背景絵師になった背景
この主人公となる背景さん(作者さん自身)が、背景絵を好きになって、いつの間にかプロになったという過程が面白かったんですよ。
第12話がそれに当たるので、(公開期間中であれば)見てみるといいかもしれません。
簡単にその流れを言うと、ちょっとした病で入院した作者さんが、病室であまりにもやることがなくて暇だったと。
そこで時間つぶしのためにスケッチブックを買って、絵を描くことで時間をつぶそうとします。
だけど、今まで好きだったキャラ絵やクリーチャー絵を描いても、短時間で完成できてしまうので、なかなか時間が進まないんですよ。
そんなとき、「背景絵なら、線も多いし時間をかけて仕上げられそう!」と気づきます。
すると、今まで全く背景には興味がなかったのに、描いているうちに次第に「背景絵って、こんなに面白かったんだ!」と思うようになったと。
で、退院後に「うおお、楽しいぃぃぃ!」と狂ったように背景を描いていると、背景会社の社長から一本釣りされて、プロになった……という流れです。
好きなことに出会うまで
この中に、いくつか面白い要素がありますよね。
それは、「好きなこととどうやって出会うのか」と、「どうやって能力を上げて、プロになるのか」ということですね。
好きなことに出会うきっかけって、どこであるか分からないものですよね。
まぁそれも当然で、「好きになる前」ってのは、「興味ない」もしくは「好きではない」ですから。
だから、最初から「これが好き」だと決めつけたり、「これだけが私が好きなこと」と限定しない方がいいように思います。
むしろ、好奇心旺盛にいろんなものに飛びついている人の方が、「好き」に出会えるようにも思います。
私たちは時に、「仕方なくこれをせざるを得ない」みたいな状況に陥ることもありますよね。
でも、そういう場所だからこそ、新たな発見が得られることもある、ということです。
いろいろと変化に飛び込んでみるのもいいんじゃないかな、とも思います。
「楽しいぃぃ!」が道を開く
で、「どうやって能力を上げて、プロになるのか」という部分も、まさにこれが典型的な「大好きなことでプロになる」という流れのように思います。
「楽しいぃぃ!」で狂ったように描いてたということで、おそらくこの背景さんは、片っ端から描きまくって公開していたんだろうと思うんですよ。
すると「頑張って能力を上げなきゃ」と頑張らなくても、自然と能力も上がるし、有力者の目にもとまると。
そして気がついたら、その楽しいことでお金を得られるようになっていた、という。
逆を言うと、「これをやっていて楽しすぎる!」と狂ったようにできる、というのが一番上達への近道なんじゃないかな、とも思います。
だから、「上達しよう」という発想よりも、「どうやったらもっと面白くなるだろう?」という発想の方が、上達するように感じます。
まとめ
そういう風に「楽しい」を見つけていくと、うまく未来が開かれていくようにも思います。
こういう「楽しいことを仕事にしている人」の経緯を知るのって、面白いですよね。
私もどんどん、興味がないことでも、新しいことに飛び込んでいくとしますかね~。
ということで、今日は背景さんが背景絵師になった背景について、お話ししてみました。
今日はここまで~。