今日は、「こういう商品もあるのか!」という、クリエイティブなお話です。
今回は、「あの布」という商品をご紹介してみましょう。
「あの布」という商品があった!
興味深い新商品を見つけたので、ご紹介。
【あの布屋 開店のお知らせ】
只今より、イベント用テーブルクロス「あの布」と
「売り子用エプロン」の販売を開始いたします。https://t.co/m5EsXAdtOX pic.twitter.com/IAWhCzpqwd— あの布 (@anonuno_shop) September 15, 2016
いわゆる同人誌即売会で使う、テーブルクロスに、便利なポケットをつけちゃった!という商品ですね。
まぁ同人誌即売会に限らず、公民館でやるようなガレージセールやフリーマーケットの場合、自分で持ち寄った作品や商品をその場で売ります。
そのときに、いろいろ飾り付けやPOPを付けたり、デモを見せることで、作品や商品を魅力的に演出するわけです。
その飾り付けの一つとして、テーブルクロスがあります。
で、そしてそのテーブルクロスに小道具入れを縫い合わせて便利にしたものが、上記の商品ですね。
「自分が欲しい」と思った工夫を、そのまま商品にしちゃう!
いや~、これ、予想外の発想ですよね。
ありそうでなかった商品というか、きわめてニッチで、でも「欲しい!」と感じるもので。
即売会で売り子さんをした人なら分かるでしょうが、テーブルの上はできるだけ商品の陳列に使いたいので、必要な小道具はテーブルに置きたくないんですよ。
でも、机下に置いたりすると取りにくいし、面倒で。
そこでこういう商品があると、最高ですよね。
まさに、「自分が欲しい」と思った工夫を、そのまま商品にしちゃったといういい事例で。
より便利に、より売れる商品にする工夫
私がより工夫をするならば、テーブルクロスとして売るのではなくて、ポケットの部分だけを売ることも考えるでしょう。
この商品の問題点は、「自分が希望するテーブルクロスの布ではできない」という問題があります。
だから公式サイトでは、「布地を送ってくれれば、あなたのテーブルクロスの布で加工します」とかいう加工サービスをされているんですが。
でも、それって依頼する側も作る側も手間ですよね。
そういう場合でも、ポケットの部分だけを作って、それを安全ピンなどでテーブルクロスにつければいいわけです。
こういう布地はお客に見せる必要はないので、そこで生地の種類が違ったとしても問題はありません。
ならば、ユーザーはポケットをいろんな組み合わせでそろえられるので、自分に合ったスタイルでポケットを用意できて、もっと使いやすくなると分かります。
また、洗濯もしやすいですしね。
そういう「この商品は、こう使う」というスタイルを提案することで、お客さんは欲しくなるわけですね。
この場合、「このポケットと安全ピン12本で、快適な同人イベントライフを!」みたいなライフスタイルを提案することになるでしょう。
現状で売っているポケット単体は、テーブルクロスと一緒に使うことが前提となっているので、使いにくいんですよね。
どんなテーブルクロスにも合わせられるようなポケットがあれば、より使いやすくなりそうな予感です。
まとめ
そういう風に、問題と工夫をどんどん重ねていくことで、一つの商品をブラッシュアップしていくわけです。
身近な工夫から、商品を作れるいい事例だなと思います。
ということで、今日は「あの布」という商品事例をご紹介してみました。
今日はここまで~。