今日も絶好調で精神的なお話です。
今日は、「恥ずかしいと思っている部分が、実は魅力なんだ」というお話をしてみましょう。
好きなことを語る人は、理解不能でも魅力的に見える
数日前の日記で、「なぜお兄ちゃんネタが好きなのか」みたいな心理解説話をしたじゃないですか。
実はあれ、公開するかどうかを結構迷ったんですよ。
「ここまで語ると、引かれそうだなぁ」とか思って。
でもそんな話をしたら、そのすぐ後に、このブログを読んでくださっているクリエイターさんから、こういう反響メッセージをもらったんですよ。
「実は私、美少年が好きなんです! 美少年がわんさか出てくる、でもBLではない耽美的な話を書きたいんです!」みたいな。
それで、その吹っ切れぶりに思わず笑ってしまって、「それいいね! すてき! そのノリ大好き!」と返したんですが。
何というか、趣味趣向のプチ暴露会みたいで、気持ちよかったというか(笑
で、私から見ると、そのお方はなんかとても輝いていて、かっこよかったんですよ。
いや、私は美少年は全く守備範囲外なんですよ。
でも、そのお方から堂々と、しかも目を輝かせて「これが好きなんです!」と言われると、思わず「美少年って、なんか面白そうだな」とか思っちゃうんですよね(笑
それは恥ずかしいことではなくて、魅力なんだと。
好きなことを語る人からは、その感性やこだわりを聞きたくなる
すると、「美少年のどういうところが面白いんだろう?」とか、興味が出たりするんですよ。
なぜ美少女じゃなくて、美少年なんだ、とか。
そして美少年のよさを、その方から教えてもらいたくなりますからね。
こういうのって、よくあるんですよ。
例えばうちの元スタッフさんで、コスチュームデザインが好きな絵描きさんがいるんですよ。
で、その絵描きさんが「プリキュアのこの衣装が可愛い!」とか言っているのを見ると、やっぱり「衣装デザインって、面白そう」とか思うんですよね。
他にも、「今年の春は、レースアップパンプスがはやっているんですよ」とか教わると、やたら道行く女性の靴に目が行くようになったりとか。
私にとっては、衣装デザインは全くの「外の世界」なんですよね。
でも、ついつい目が行くようになってしまうと。
そして、服と靴の合わせ方とか、見せ方とか、その絵描きさんの感性をもっと知りたくなりますから。
こだわりを持っていること自体が、魅力だと思えばいい
すなわち、「これが好き!」っていうこだわりは、どんなものでも、その人の魅力なんですよね。
私たちは、他の人とは違う、好きなものを持っているものです。
でも、多くの場合、好きであればあるほど、他の人には理解不能なものになりやすいんですよ。
どんなものでも、ディープな世界を楽しんでいるほど、一般の人にはなかなか言い出しにくいでしょ(笑
だから、つい「恥ずかしくて、言い出しにくい」とか思ってしまうんですが。
そうじゃなくて、それが魅力なんですよね。
他の人には理解できなくても、魅力があるんですよ。
「私には分からない世界だわー」とか言いつつも、それでもなんか気になる、みたいな(笑
エヴァンゲリオンで有名な庵野監督が、以前にテレビか雑誌かで、こう言っていたんですよ。
「東京タワーの赤と白のカラーリングは、一度変わっている。今と昔では、赤と白の場所が変わっているんだ。で、昔の方がかっこいい。今のはダメだ」みたいな。
はっきり言って、私にはさっぱり理解不能な違いなんですよ(笑
でも、司会だったか対談者だったか、庵野監督の話を聞いていた人は、「私にはよく分からないですが、なんかすごいですね~」と敬意を払ってましたからね。
まとめ
なので、恥ずかしがらずにその魅力を出してしまえばいいんですよね。
で、「これがいいんだよ! ここが違うんだよ!」と、こだわりを言うと。
すると、そういうこだわりって、他の人から見れば「なんか分からないけど、すごい」って感じるものなんですよね。
そして、その人から教わりたくなると。
興味がなくても、「あの人は、この分野では違いが分かる人だ」と、一目を置くようになるわけです。
すると、自分以上に優れた人が他にいたとしても、他の人には理解不能だったとしても、魅力的に見えます。
そしてそれが輝いていればいるほど、私たちから学びたくなる、ということですね。
で、伝え方が悪くて相手から引かれたとしても、それは魅力を伝えきれなかっただけです。
自分に魅力がないわけではない、ということです。
自分にはちゃんと魅力があって、ただうまく伝えきれていないだけなんだと知ることで、自信も身につくんじゃないかと思います。
ってことで、今日は「恥ずかしいと思っている部分が、実は魅力なんだ」というお話をしてみました。
今日はここまで~。