今日は、クリエイティブなお話です。
「好きなものを売るために、クオリティのポイントを見極めよう」、というお話をしてみましょう。
「好きで作っているけど、全然売れない」という問題
「好きなことをして収益を上げたいけど、全然売れない」ということって、よくありますよね。
「自分はこういう作品を作っているけど、誰にも見てもらえない」とか。
「自分はこれをするのが好きだけど、全然話題にならない」とか。
こうなってしまう原因の一つとして、「好き」と「クオリティ」がつながっていないことがあります。
すなわち、探究心がない部分を好きだと勘違いしていて、クオリティに対するポイントがずれているというわけですね。
その場合、自分にとっての「クオリティとは何か」を考えてみるのもいいかと思います。
すると、売れるポイントが見極められるようになるんじゃないかと思います。
「売れそうにない人」に共通すること
好きなこととで収益を上げたい場合、その作品やサービスを提供することで、他の人が喜んでくれるかどうかが重要になります。
当然ですが、お客が喜ばないものを作っても、誰も買いませんからね。
だから、必ず他者が楽しめたり、喜ぶものにする必要があります。
だけど、よく「この人は売れないだろうな」って分かる人がいますよね。
例えば「私は旅をしながら絵を描くのが好きなんです。だから絵を売りたいんです」という人がいたとしましょうか。
でも、どう見てもその絵が売れそうな絵ではないんですよ。
他にも、「私は詩的なイラストを描くのが好きなんです。だから詩をつけたイラストを売りたいんです」と言っている人がいたとしましょう。
なのに、詩も意味不明で、イラストも下手で、どう見ても褒められる場所が見つからなかったり。
じゃあなぜ売れそうにないのかというと、それが「好き」と「クオリティ」がつながっていないからなんですよね。
すなわち、探究心がないか、クオリティに対するポイントがずれているわけです。
クオリティを探求できるポイントが、お金になるポイント
お金になるポイントとは、クオリティを探求できるポイントです。
言うなれば、「もっと知りたいし、ディープな世界を味わいたい。でも誰も提供してくれないから、自分でやらざるを得ない」というものですね。
そこが、お金になるわけです。
例えば私の場合、私は感動する物語が大好きなんですよ。
だから多くの感動を味わいたいんですが、残念なことになかなか自分好みの感動がないわけです。
そこで、私は自分でストーリー理論を探求して作っています。
というのも、「物語で感動できる条件」が分かれば、最低限の労力で、脳内補完して感動を楽しめますからね。
なら、その理論が売れそうだと分かります。
すなわち、クオリティを探求できるポイントが、お金になるポイントなんだと。
探求できるポイントを見極めよう
だから、探求できるポイントを見極める必要があります。
前述の「旅をしながら絵を描くのが好き」という場合、絵を描くのが好きなら、絵をどんどん探求して画力が上がっていくものです。
でも、そんな探求ができていない場合、その人のクオリティへの関心は、別のところにあるわけです。
それはひょっとすると、いい風景を見つけることとか、居心地のよい場所を見つけることとか、旅を楽しむこととか、そういう部分になるかもしれません。
なら、「絵を売りたい」では売れないと分かりますよね。
売るなら、そういう風景を見つける技術とか、旅を楽しむ技術の部分だと分かります。
「詩的なイラストが好き」という場合でも、詩やイラストを描くことが好きなら、その部分をどんどん探求していくものです。
でも、詩の技術やイラストの技術を全く学ぼうとしていない場合、クオリティへの関心は別のところにあると分かります。
ひょっとすると、他人の詩を味わう技術かもしれませんし、詩のよさを理解する技術かもしれません。
なら、「詩的なイラストを売りたい」では、クオリティが低いままなので、売れそうにないと分かります。
売るなら、詩を味わう技術とか、自分が感動した他者の詩を教える部分とかにありそうですよね。
価値があるのは「自分で工夫した部分」だけ
クリエイティブなジャンルでは、価値があるのは「自分で工夫した部分」だけです。
「他の人と同じことができる」という部分には、価値はありません。
まぁ歯車になって生きる人には、「他の人と同じことができる」ということが大切です。
でも、歯車にならずに、クリエイティブなことで収益を上げたい場合、「同じようにできること」の部分は、価値とは全く関係しません。
「どれだけ工夫した部分が大きいか」が、価値になります。
私が言う「好き」とは、そういうクオリティ(工夫すること)を探究しきれるポイントです。
好きなものほど、もっと大きく味わいたいものです。
だから、自分なりに工夫をして、より深く味わえるようにしているものです。
その工夫している部分に、お金になるポイントがあるんだと。
まとめ
なので、好きなことをして収益を上げられていない場合、クオリティのポイントを見極めてみるのもいいでしょう。
「自分にとってのクオリティとは何か」を考えることですね。
それは、自分にとって探求しきれるものになります。
だからこそ自分なりに工夫ができて、新たな価値を作れて、売ることができるわけですね。
クリエイティビティーを発揮したい場合、「あの人のようになりたい」なんて考えは捨てる方がいいかと思います。
そういう「他の人と同じことができる」という能力は、歯車になる発想です。
大切なのは、「工夫した部分をどれだけ大きくできるか」です。
その価値を提供していくと、自然と売れるようになるんじゃないかと思います。
ということで今日は、「好きなものを売るために、クオリティのポイントを見極めよう」、というお話をしてみました。
今日はここまで~。