今日は、世の中の仕組みについての雑学です。

なぜ「投資やトレードで自分の利益を出すことが、世の中のためにもなる」と言えるのか、というお話です。

 

「世の中、よくできてるな」と感じること

最近の私は金融を学んでいて、その過程で世の中の仕組みについて学んでいます。

で、そういう経済とか金融を学んでいると、「世の中、よくできてるな」と感じるんですよ。

 

その一つに、「投資やトレード(交換)で自分の利益を出すことが、世の中のためにもなる」ということがあります。

まぁ、「世の中」というよりも、「社会」と言う方がより正確かもしれませんが。

なので今日はそんな、なぜ「投資やトレードで自分の利益を出すことが、世の中(社会)のためにもなる」と言えるのかというお話をしてみましょう。

 

なぜ投資が豊かさを作るのか

「投資が世の中のためになる」というのは、イメージしやすいですよね。

例えば畑を手で耕していたとして、そこで耕耘(こううん)機を導入すれば、一気に楽に野菜を作れます。

で、野菜が余るようになったら、農家も多くはいらなくなります。

その分をより高度な工業業界に移動したり、情報産業に移動できれば、さらにより高度に豊かさを作ってゆけます。

 

まぁ、確かに「農家が別の産業に移るのは、変化が苦手な人には苦しい」ことですけどね。

でもそれは短期的な痛みでしかなく、長期的にはよくなります

なら、そういう投資は「自分も世の中も豊かにする」と言えます。

 

これは、世の中も、私たち個人も同じです。

うまく「自分の価値観に合う生き方を、うまく実現するもの」に投資すれば、どんどん豊かになれるわけです。

 

トレードも世の中をよくする

一方で、トレード(交換)も、世の中をよくすると分かります。

 

私たちが何かを「同意して交換する時」って、互いが「相手の持っているものが、自分が余らせているものよりも、価値がある」と判断したときに起きます。

つまり、「同意して交換が成立する時」って、「お互いが、価値を増やしている」ってことになるんですよ。

 

買う側と売る側の「価値感の違い」

これは、実際に買う側と売る側の「価値感の違い」を見てみると分かります。

例えばAmazonで本を売る場合でも、片方は「100円で小説を買う」、もう片方は「100円で小説を売る」という交換があったとしましょうか。

 

なら、買う側は小説に、「100円以上の価値がある」と感じるからお金を払って、楽しむわけです。

というのも、自分ではそういう物語を作れずに、他の作業で100円を稼ぐ方が、よっぽど楽だからですね。

ある意味、買う側は「お金を余らせているけど、楽しみが足りない」という状況です。

 

一方で売る側は、「自分は100円の方が、小説よりも価値がある」と感じるから、「100円」という値段設定をして売るわけです。

だって、小説家は書くのが楽しいし、物語なんて頭の中でいくらでも思いつくんですから。

これはある意味、売る側(小説家側)は「楽しみを余らせているけど、お金は足りない」という状況です。

 

こうしてお互いが満たされる

すると、「同意して交換が成立する時」って、お互いが満たされていることになりますよね。

互いが「自分には価値が低いけど、相手には価値があるもの」を提供し合って、「自分はより高い価値を得られた」んですから。

 

ほら、経済でも、「経済が活性化して、交換するほど豊かになる。人々は満足度が高まる」って言うじゃないですか。

それは、そういう「同意した交換ができれば、余らせたものを手渡すほど、自分に合うものをどんどん得られる」という原理だからですね。

そして、詐欺とか企業の独占をやめさせるのは、そういう「満足できない」とか「同意できない」という状況になるからです。

 

だからある意味、豊かになりたければ、どんどん「余らせたもので、他者にとっては価値あるもの」を交換すればいいわけです。

すると、「同意して、双方が満足する交換」ができるほど、私たちは豊かになれると分かります。

 

価値あるものを提供すると、苦しくなる

これを、逆に「自分にとって価値あるものを提供して、価値のないものを得る」をしようとすると、どんどん苦しくなって当然だと分かります。

小説とかイラストを楽しく作れる人って、自由な時間と少々の制作環境があれば、どんどん作れますよね。

ある意味、そういう人は、「自由な時間>お金」という順番に得てゆく方が、豊かになれます。

 

でも、そういう人が、サラリーマンとか雇われになって、大切な「自由な時間」を会社に提供してしまうとどうでしょう。

すると、「価値あるものを渡してしまい、自分にとっては『自由な時間』よりも嬉しくない『お金』が入ってきてしまう」ということになります。

 

同じように、「自分だけでは楽しさを作れずに、サラリーマンとして生きるのが合う人」の場合、「お金>自由な時間」という順番がいいと分かります。

で、こういう人が逆に「自由な時間ばかりが増えて、お金がなくなる」というのは、悲惨ですよね。

 

まとめ

そういう風に、投資もトレードも、基本的に「利益を出すことが、世の中のためにもなる」と言えます。

そのためにも、重要なのは「自分には価値がないけど、相手には価値があるもの」を提供し合うことですよね。

 

世の中は相対的なので、「自分には価値がなくても、相手には価値がある」というものが、多くの場合であります。

で、そういう交換をうまく実現するために、投資をしていい形に仕上げると。

例えば枯れ木のような「価値のないもの」でも、薪(たきぎ)とかバーベキュー用の炭を作る環境に投資すれば、「価値あるもの」に変換できます。

 

こういう投資とトレードの関係が分かると、うまく豊かさを作れるかもしれません。

 

ということで今日は、なぜ「投資やトレードで自分の利益を出すことが、世の中のためにもなる」と言えるのか、というお話でした。

今日はここまで~。

この記事をシェア:
Share