今日は、クリエイティビティーを発揮するための、精神的なお話です。
「RPG的生き方よりも、ノベルゲーム的生き方」という発想について、お話ししてみましょう。
うまくいかない時期は、どう対処すればいいのか
「なんかうまくいかない」という時期って、あるじゃないですか。
いや、今の私がまさにそれなんですが(笑
「人生の中で一番苦しかった1年はいつか」と問われれば、私にとっては今年がそれになりそうな勢いで(笑
今の実感では、10回挑戦したなら9敗1分け、みたいな状態で、もうへこみまくりなんですよ。
じゃあ、こういう場合にどうやって解決していくか、ということですね。
RPG的生き方か、ノベルゲーム的生き方か
で、こういう場合、私はクリエイティビティーで問題を解決しようとしています。
私は「障害と戦って、問題を打ち砕いて進む」というよりも、「障害は回避して、問題をすり抜けて進む」というスタイルを好みます。
戦って外部の世界を変えようとはせずに、自分を変化させていくスタイルですね。
それで、好きなことをして、自由に生きていくと。
これって、言うなればゲームのプレイ感覚と同じようなもののように思います。
それが今日の本題である、「RPG的生き方か、ノベルゲーム的生き方か」ということですね。
で、「ノベルゲーム的生き方ってのもあるよ!」というお話です。
選択肢を重視するノベルゲーム、レベルアップを重視するRPG
ノベルゲームって、基本的に選択肢で分岐するじゃないですか。
で、正解の選択をしたらハッピーエンドのシナリオに入って、間違った選択をしたらバッドエンドの方向に向かうと。
なら、バッドエンドで行き詰まったら、分岐点まで戻って、別の分岐を選んで進めますよね。
すなわち、ノベルゲームのスタイルは「選択」を重視すると。
一方でRPGって、レベルアップが必要じゃないですか。
レベルアップをして敵を倒して、もっとレベルアップをしてボスを倒して、みたいな。
だいたい、「この敵やボスを倒さなければ先に進めない」という状況だから、レベルアップしなきゃいけないわけです。
「この敵やボスを避けて通っても、最後までクリアできるよ」というのなら、わざわざ戦わないでしょ(笑
抜け道がなくて一本道しかない状況だから、レベルアップというシステムが成り立つわけです。
すなわち、RPGは「レベルアップ」を基本とするわけです。
で、クリエイティビティーの本質というのは、ノベルゲームのような「選択」を重視することじゃないかと思います。
「過去とは違う選択肢を選んでみる」ということですね。
ダメだったら少し前の選択(分岐点)に戻って、別の選択肢を選んでみると。
それでもダメだったら、もっと前の選択肢に戻って、別の選択肢を選ぶわけです。
現実では、似たようなイベントが毎日のように起きている
もちろんゲームとは違って、私たちの時間は元には戻せません。
恋愛ノベルゲームのように、片思いの子に告白してダメだったら、元に戻すことはできないわけです(笑
でも、実は私たちがいる日常っていうのは、似たようなイベントが毎日のように起きているんですよ。
失恋しても再びすてきな人に出会うこともあるし、お金を稼ぐチャンスを失ったとしても、別の場所に別の稼げるチャンスが転がっているものです。
現実では同質の出来事が何度も何度も繰り返し起きるので、それを得るチャンスは何度でもあるわけですね。
だから、「一度に全てを賭ける」ことさえしなければ、何度でも「同質のもので、実質的に元の状況に戻す」ことができます。
もちろん現実では多少の時間とコストは失いますが、チャンスとなるイベントは何度でも何度でも、私たちの前に訪れます。
違う選択肢を選ぶから、新たな展開と、新たな選択肢が現れる
そこで、別の選択肢を選んでみる、ということですね。
すると、今までとは別種のイベントが起きて、新たな展開と、新たな選択肢が出てきます。
クリエイティビティーというのは、そういう「変化の中を生きる」という過程のように思います。
で、これができれば、嘆くことは劇的に少なくなります。
だって、新たな展開が訪れれば、目の前に集中しますからね。
うまくいかなかったとしても、どんどん過去にさかのぼっていって、別の選択肢を選べばいいだけです。
今の時代は、いろんな選択肢が生まれた時代
過去は確かに、豊かになって自由に生きる道は、きわめて限られていました。
例えばプロの作家になりたいなら、出版社の新人賞を取らなければなれなかったわけです。
プロのミュージシャンになりたければ、メジャーレーベルでCDを出さなければなれなかったと。
でも、今の時代は、いろんな選択肢が生まれた時代です。
道は山ほどあります。
なら、うまくいかない場合、レベルアップだけでなく、選択肢に着目するアプローチも大いにアリじゃないかと思います。
クリエイティブな生き方では、「詰む」ということが少ない
で、クリエイティブな生き方には、基本的に「詰む」ということがありません。
私たちが取り得る選択肢は、無限にありますからね。
それはある意味、「必ずどこかに抜け道はある」と信じることだろうとも思います。
すると、苦しい状況でも、「なんか抜け道はありそう」と感じるんですよ。
だから、私は結構、今まで言っていたこととは正反対なことをするんですよね。
例えば今までは、「長期的な目標を立てて、それに向けて計画を立てて、着実に進む」というスタイルでした。
でも、今年ついに、そのスタイルで限界が来てしまったと。
それで、今は全く正反対の「長期的な目標を立てずに、ただ『在る』だけを基本として生きる」というスタイルにしています。
すると、新たな展開があって、新たな選択肢が得られるわけです。
もちろん、どんな展開になるのか、先は見えません。
「この選択肢を選ぶと、普通は破滅するだろう」という予想が、実は「選択肢を作った神様」の引っかけで、思わぬ好展開になることもあるわけです(笑
今の私がそうですし、そういう経験は多くありました。
すると、うまくいかないときほど、「先入観を捨てて、別の選択肢を選んでみる」という戦略が有効になるように思います。
まとめ
そんな風に、RPG的な生き方だけでなく、ノベルゲーム的な生き方もあるように思います。
もちろんどちらを選んでもいいんですが、私は競争が苦手で、戦うのも苦手なわけで。
なら、問題と戦って打ち勝つよりも、ひらりと問題をすり抜ける方が楽に願いを実現できるようにも思います。
そういうノベルゲーム的生き方が、クリエイティブな生き方じゃないかな、とも思います。
いや、正直言うと、私も9敗1分け状態だとやっぱり「詰んだ」とか思っちゃうことも結構あるんですが(笑
でもしばらくすると、きっと新たな選択肢が見つかるものなんですよね。
だから希望を持って、試行錯誤をするのでいいんじゃないかと思います。
ノベルゲームには、ちゃんとハッピーエンドが用意されているものですからね。
ということで、今日は「RPG的生き方よりも、ノベルゲーム的生き方」という発想について、お話ししてみました。
今日はここまで~。