今日は、クリエイティブなお話です。

「作ること」自体も価値になる、ということで、「ホイップる」というおもちゃをご紹介してみましょう。

 

「ホイップる」というおもちゃが面白かった

クリスマス前ということで興味深い商品を見つけたので、ご紹介。

ホイップる(エポック社)

 

小学生ぐらいの女の子を対象にしたおもちゃなんですが、これがすごいんですよ。

以前に食品サンプルのアクセサリーを紹介しましたが、あれを自分で作れる「スイーツの食品サンプルアクセサリー制作キット」みたいなものです。

上記の商品紹介サイトを見たら分かりますが、プラスチックのケーキ台に特殊素材をホイップのようにかけて、自分なりにデコレーションして遊べます。

で、ホイップ素材は数日放置していれば固まるので、アクセサリーにして持ち歩くこともできて。

 

これ、絶対面白い!(笑

これ、どこからどう見ても面白いでしょ!(笑

むしろ私がやりたいぐらい!(笑

 

先日もレジンでのアクセサリー作りの例を紹介しましたが、こういうのって大人がやっても面白いものですよね。

それに、女の子が「これ、私が作ったんだ」と自作アクセサリーを自慢したら、そりゃー他の子も「私も作りたい!」と欲しくなるでしょうし。

3歳の子でもこれぐらいデコレーションができるようなので、これはすごいなと。

コンセプト、楽しさ、宣伝力、どれを見ても素晴らしい商品ですよね。

 

「作ること」自体も価値になる

こういうところに、もはや現代の多様化した価値観があるように思います。

それが、「作ること」自体も価値になるということですね。

 

普通、「ケーキを作る」というのは、「お金をもらうこと」じゃないですか。

ケーキを作って、きれいにデコレーションして売ることで、お客さんに喜んでもらって収益になるわけです。

 

でも、この商品の場合、「ケーキを作らせてあげて、お金をもらう」わけです。

世の中には「お金をもらって作る人」もいれば、「お金を払って作る人」もいるんですよね。

 

クオリティの差こそあれ、やってることはどちらも大差ありません。

どちらもよりきれいに見えるように熱心に考えて、実際にデコレーションをして、仕上げるんですから。

ハイアマチュアともなれば、もはやクオリティですら(普通の人から見れば)プロと変わらないことでしょう。

 

「作品」ではなく、「作品を作る楽しみ」を売ることもできる

なら、自分が実際にハイクオリティな作品を作らなくてもいいんですよ。

自分なりの「楽しみ方」を売ることもできると。

その「楽しみ方」何らかの形にして、「こうすれば、こういうのが簡単に楽しめるよ」という開発キットみたいなものを与えて、他の人が成果を出してもらう、というスタイルでもいいわけです。

すると、ケーキ作りがさほどうまくなくても、多くの「ケーキ作りを好きな人」に喜んでもらえることもできると。

そういう「楽しむ方法」を圧倒的にする、というアプローチですね。

 

これはケーキ作りだけでなく、どんな「自分にとって好きなこと」でも応用できます。

「私はこれが好き。でも、その道のプロになれるほどの実力はない」という場合でも、「好きなものの楽しみ方」を圧倒的にして売ることもできると。

すると、その道のプロにならなくても、別の道があると分かります。

私の場合でも、アニメ制作でうまくいかなくても、「写真から背景を簡単に作れる開発技術(写真加工技術)」を提供することで、収益になりましたからね。

 

まとめ

そんな風に、クオリティが足りなくて「作ることそのもの」でプロになれない場合でも、大好きなことで収益を上げる方法はあります。

それが、「作ることの楽しさ」をうまく抽出して与えることですね。

これは特に、研究が好きなタイプの人は、こういうアプローチもいいんじゃないかと思います。

 

ちなみに上記の「ホイップる」は結構有名なおもちゃのようで、トイザらスとか有名なおもちゃ売り場に行ったら売ってるようです。

女の子向けのクリスマスプレゼントに悩んでいるのなら、こういうのもいいかも。

 

ということで、今日は「作ること」自体も価値になる、ということで、「ホイップる」というおもちゃをご紹介してみました。

今日はここまで~。

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