ゴールデンウィークですね~。

私は毎年、ゴールデンウィークとかお盆みたいな人が出る時は、引きこもって制作をしていたりします。

でも、周囲が休みの雰囲気だと、なんだか心がうわついて集中しきれないんですよね(笑

 

ってことで、今日も精神的なお話です。

「うまく撤退できると、次が見えてくる」というお話です。

 

「サクラ革命」の撤退決断が素晴らしかった

今日のネタ記事。

サクラ革命が月数千万の売り上げ捨ててもサービス終了させたかった理由(ITMediaビジネスOnline)

セガ制作のスマホゲーム「サクラ革命」が、多額の開発費をかけたにもかかわらず、リリース後4ヶ月でサービス終了アナウンスされたと。

で、記事では「もしダメでも、これぐらい身軽に撤退できると、次に集中できて素晴らしいですよね」という内容なんですが。

 

いやほんと、これぐらいの規模でも、これぐらい早く撤退決断できるのは、素晴らしいことだなと思ったりもします。

 

いいものには「手応え」がある

まぁこういうのは、リリース後1ヶ月どころか、下手すると1週間もすれば、だいたいの予想はできるんですよね。

それは、「手応え」みたいなものがあるからですね。

「あ、これはいい手応えがあるので、今は売れなくても、長期的には少しずつ増えていく」とか、「これはすぐに先細りになってゆく」とか。

 

本当にいいものは、たとえ売れている数が少なくても、「これ最高でした!」みたいな熱のある反響が返ってくるんですよ。

すると、「これはものとしてはいいので、売れるのは、後は時間の問題でしかない」と分かります。

その場合、ある程度待てばブレイクするタイミングが来るので、どっしり待っていればいいわけです。

 

熱い反響がない場合、どう対応するか

でも、ものとしてよくないものは、そういう熱のある反響がなくて。

なんか、出したのにさらーっと流されてしまうような、そんな感じです(笑

こういう場合、問題を見つけて修正するか、撤退するかのどちらかになります。

 

もちろん即座に撤退はしたくないので、客観的に見て「どの段階でユーザーがつまずいているのか」を調べます。

例えばタイトルが分かりにくいのか、イントロでつまずいているのか、システムが悪いのか、どの部分が理解できないのか、どこがだるいのか、それに気を配ると。

すると多くの場合で、どこに問題かが分かるんですよ。

で、表面的に対処できることであれば、それをすればよくて。

 

でも、構造的な問題で、修正するのに膨大な作業量がかかってしまうような場合は、実質「修正不可能」なんですよね。

そういう場合は、即撤退すると。

それは、サービスの維持やサポート、撤退そのものにもコストがかかるので、少々の損失があっても、早めに撤退する方が次につながることが多いわけです。

 

「勝つ力」より「大負けしない力」が重要

私の中では、継続的に収益を作りたい場合、「勝つ力」よりも、「大負けしない力」が重要に感じます。

小さな負けとか、引き分けはあってもいいんですよ。

特に新しいことに挑戦する人ほど、すべてがうまくいくことはありませんからね。

なので、大負けさえしなければ、どんどん次に挑戦できて、突破口を開くことができます。

 

世の中では「失敗してはいけない」と言いますが、それはマニュアルで動かされる側、すなわち雇われ側の常識だろうと思います。

マニュアルで動かされる側の人ほど、「マニュアルで100点を取ることが必要。それ以外は無駄」という世界ですからね。

すなわち、必要以上のことをしても無駄で、「決められたことができなければダメ」という減点法なわけです。

学校でも、会社でも、雇われることとか、マニュアルで動かすことを前提に教える場合、だいたい減点法で人を評価します。

でもまぁ、マニュアルに従って我慢しさえすれば、まぁ目先の給料は得られるんですけどね。

 

ただ、マニュアルのない世界では、「どう失敗を織り込んで、うまくいかせるか」が重要になります。

失敗があることは当然で、それが前提で戦略を考えるわけです。

だから当然、撤退戦略も考えているので、うまくいかなければ即撤退ができることになります。

 

まとめ

なので、「失敗はある」を前提に動けると、うまくいきやすいし、気楽に試せるかなと思います。

それはテスラやアップル、Amazonのような巨大成功企業でも同じです。

小さな失敗はどんどんしているものですし、大負けさえしなければ、失敗や引き分けはいくらでもしていいんだと。

 

時々「不退転の思いで」とか「背水の陣で」とか言う人がいますが、あれはマニュアルで動く側の発想なんですよね。

なので、ああいうスタイルをマニュアルのない世界で多用すると、だいたい近いうちに破滅するように思います。

それは、一度の失敗が死につながるからで。

 

いやぁ、私もオンラインサービス系の挑戦は、たびたび短期で撤退していますが(笑

でも、それでいいということですね。

それも一つの学びで、次につなげればいいわけですから。

 

すると、うまくいくものを見つけやすくなるかな、と思います。

 

ということで今日は、「うまく撤退できると、次が見えてくる」というお話でした。

今日はここまで~。

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