今日は少しお休み中なので、ゆるゆる日記的な、精神的なお話です。
で、今日の内容は、最近書いたもののおさらい的な内容です。
仕事が減ってしまった、とある人の考え方がよかった
とある人のブログを見て、「そういう考え方がいいな」という内容があったので、語ってみようかなと思ったり。
その人はここ最近のコロナウイルス騒動で、仕事がだいぶ減ってしまったわけです。
なので、その人は「これを機に、いろいろ自分で作ってみよう!」と思い立ったと。
すると、その人はいろんな「お得なこと」を見つけるわけです。
例えば、その人は田舎に住んでいるので、趣味もウォーキングとか自転車みたいに、お金のかからないものに変えました。
すると、「お金がかからないだけでなく、身体を動かせてすっきりするし、自然にも触れられて、新しい場所もいろいろ回ることができて、プチ観光気分で面白い!」と発見します。
すなわち、今までは「運動」とか「観光」、「癒やし」みたいなものを別々にやっていたのが、「ウォーキングや自転車だけで、一度に全部味わえる」と気づいたわけです。
これって、とてもお得ですよね。
「お金をかけずにより楽しむ」という発想
他にも、特に食事を自分で作るようにしたと。
すると、「食費も減ったし、スーパーで買う総菜や弁当よりもおいしい料理を作れるようになると、料理も面白くなる」と発見します。
なら、料理が半分趣味みたいになって、「毎日おいしいものを食べられるって、すてきだな。それに、食べることって、生きてる実感が得られる。その上趣味も兼用できて、調味料を研究するのも楽しくなった」と感じて、だからもっと料理が好きになります。
これも、「趣味」とか「熱中できること」、「生きている実感を得る」みたいなことを、自分の生活に直結できた例で。
これも、お得なことです。
その上、その人は菜食メインなので、麹(こうじ)を仕入れてきて、味噌とか漬け物みたいな発酵食品も自分で作るようになりました。
発酵食品って、昔なら一般家庭で普通に作られていたものなので、基本的に難しいものではないんだろうなと思います。
なら、それで健康的な生活に目覚めたりだとか。
「自分でやってみる方が、実は面白い」という発想
そして、今までは「何でも便利な方がいい」、「自分は何もしない方がいい」、「他の人にすべてやってもらう方が、セレブである」と思っていたわけです。
だけど、「実は自分でやってみる方が面白いし、健康的にもなれる」、「実は自分でやる方が、自分の場合は人生をより楽しめる」と分かったと。
だから、「もっといろいろ知りたい、やればやるほど生活がよくなる」と分かって、どんどん他のことにも興味を持つようになります。
例えば「家具作りも面白いかもしれない」、「雑貨も作ってみようか」、「近所に海があるから、何かできないかな」みたいに、いろいろ思いつきます。
そして、エネルギーを高めて生きられていると。
こういうアプローチって、これからの時代には合うように感じます。
お金の価値が落ちていく時代は、「買えるもの」に頼れなくなりますからね。
すると、自分で作れる方が、お金にさほど頼らなくてすむし、安心して生きられると。
特に、「作るのが好き」という体質な人ほど、こういう発想が毎日をより楽しめるようにできそうに思ったりもします。
今までは、「どうやって仕事を得るか」、「どうやって仕事のストレスを解決するか」、「どうやって収入を増やすか」、「どうやって成果を出すか」ばかりを考えていたわけです。
でも実は、仕事が減って、自由が増えて、自分でやらざるを得なくなって、それで初めて「あ、無理に仕事を頑張る必要はなかったんだ」と気づいたと。
やればやるほど報われる世界
そして、こういう「自分の生活に密着した部分の工夫」は、やればやるほど報われる世界なんですよね。
以前も触れましたが、例えば「野菜を作る」とか「家具や雑貨を作る」、「発酵食品を作る」みたいなものは、きちんと学んだり工夫をすれば、それだけ着実にいいものができるようになります。
そして、自分の生活に密着しているほど、自分の生活がダイレクトによくなるので、「豊かになった!」と実感できます。
だから成果が出て、どんどん毎日が豊かになるし、それが実感できて面白くなると。
一方で、「お金を得る部分」って、他の人の行動や価値観が影響しやすいわけです。
例えば私たちがおいしい日本料理を作れたとしても、他の人がみんな満腹だったり、「フランス料理がいい!」とブームができていたら、売れなかったりして。
すなわち、他の人の状態や価値観、世の中の情勢次第で、私たちが提供するものの価値は変わってしまうと。
実際に、今まで売れていたのに、コロナウイルスで一気に売れなくなったものとか、山ほどありますからね。
それに、特に雇われで働いている場合ほど、少々スキルを伸ばしたとしても、自分の生活がすぐによくなるかというと、そうではありません。
工夫しても給料が劇的に上がるわけでもないし、今晩食べるご飯がおいしくなるわけでもなく、通勤時間が変わるわけでもなく。
だから、お金を目指す場合、やはり「報われない」という部分が出てきやすくなります。
「身近な部分から、具体的によくしていく」というアプローチ
私としては、そういう「身近な部分から、具体的によくしていく」というアプローチも、あってもいいと思うんですよ。
というのも、身近なところから工夫できるので、成果も出やすいし、満足できて、「工夫するほど豊かになる」と分かって。
そして、エネルギーを得て、少しずつ勢いをつけて工夫を増やしていく、というアプローチですね。
でも、そういうのをすべてすっ飛ばして、いきなり「大金が欲しい。億万長者になりたい。それがあれば何でもできる」とすると、やっぱりその欲求を満たすのは難しそうに感じます。
確かにそれだけ巨大な豊かさあれば、大きな欲求を満たすことができるでしょう。
だけど、そういうのは難易度が高いし、なかなか成果もでないので、そこまでたどり着くモチベーションが続かなかったりして。
で、「もっと簡単に億万長者になれる方法はないのか」、「もっと簡単に、世界的な大成功者になれるマニュアルはないのか」となって、短期的で競争的な方向に向かいやすくなるようにも思います。
まとめ
なので、そういう「これを機に、いろいろ作ってみよう!」という発想もいいですよね。
「遠く巨大な、『これさえあれば、自分は何もしなくていい』という1つのもの」を目指すのではなくて、「身近で成果の出やすいものから、自分の手作りで、少しずつよくしていく」みたいな。
で、「これがなきゃ」という必要なものを増やすのではなくて、逆に「これさえあれば、なんとかなる」という風に、必要なものを減らしていくと。
そして、その「これさえあれば、生きていける」というものを、できるだけ低コストなものにしてゆくわけです。
すると、「さほど多くのものがなくても、自分は心地よく生きていける」と気楽になれます。
なら、「あ、無理に嫌な仕事をしなくても、自由に遊んで暮らせるぞ」と分かって、自由が得られるし、好きに生きやすくなるかもしれません。
自由と工夫が好きな人ほど、こういうアプローチもいいかなと思います。
ということで今日は、「これを機に、いろいろ作ってみよう!」という発想もいいですよね、というお話でした。
今日はここまで~。