今日は、私が海外に視野を向ける理由について、お話ししてみましょうか。
私はここ数年、英語版を作りたかったり、海外に売りたかったりと、いろいろ考えているんですよ。
で、クリエイターは少しずつ、海外に視野を向けていく方がいいように思います。
これは今すぐにではなくて、10年ぐらいでの長期的な視野ですね。
いつか日本では売れなくなる時が来る
その理由というのが、「いつか日本では売れなくなる時が来る」ということです。
なので、少し未来の話をしてみましょう。
ご存じの通り、今の日本はすごい借金(国債残高)を抱えていますよね。
これはシンプルに言うと、「支払いは子どもや孫にさせればいい。その代わりに、自分たちが満たされたい」って言うのと同じようなものです。
「借金で立て直そうとしているんだ」とか言う人もいるかもしれませんが、私から見れば、それは「次は当たる、次は当たる」と言いながら、競馬にお金をつぎ込んでいる酔っぱらいにしか見えないと。
収入がなくなってきたら、身の丈に合った生活をするのが本来かなと思います。
でも、それをせずに借金をするというのは、私の感覚にはないものですね。
子や孫から奪うような社会というのは、必ず衰退していきます。
国債を持っているのは日本人がほとんどなので、海外からの評価はさほど落ちないかもしれません。
ただし今は、言うなれば老人たちが、子や孫から世話をしてもらって満足して、子や孫は「いつか返してもらえる」と信じている状態です。
でも、祖父母や親が、子や孫に与える約束を破れば、子や孫は信頼できなくなりますよね。
すると、子や孫は「お金が入ってこなくなる」と分かるので、支出を控えるようになります。
こうしてどかーんと、日本の中で「お金のやりとりがぴたっと止まってしまう時」が来ます。
買うのは食料品と日用品みたいな、必要最低限の必需品のみ、みたいな。
そういう「まさか」の時がやってくる、ってことですね。
日本国内でお金が止まったとき、どうすればいいか
ならば、それに備えるためにはどうすればいいか。
それが、海外に視野を向ける、ということですね。
例えば韓国やタイで通貨危機が起こったとき、韓国やタイ国内ではぴたっとお金の流れが止まってしまったので、多くの人が海外に出稼ぎに行かざるを得なかったわけです。
で、例えば韓国人はそこでハリウッド技術を身につけて戻ることで、韓国ドラマや映画のレベルがどーんと上がったんですが。
昔は結構、そういう出稼ぎの受け入れ先があったんですよ。
でも今は、シリア難民とかでもそうですが、どの国も人を受け入れたくない状態になってます。
だから、日本でお金の流れが止まったときは、「出稼ぎ」というよりも、「日本にいながら海外に売る」というスタイルが流行るんじゃないかと思います。
国境線は封鎖されていても、インターネットではつながっているので、そこを通り抜ければいいんだと。
で、こういうのは早めに着手しておいた方がいいんですよ。
お金の流れが止まってから「さあ、英語や海外での売り方を学ぼう」なんて始めても、遅いですからね。
タイタニック号と同じで、みんながどっとデッキに押し寄せる時に動き始めても、沈んでいくだけです。
「このタイタニック号は沈む」と分かっているんですから、その前から、「まだ沈むまで余裕はあるかな」という時点で動き出している方が、多少のロスはあっても有利に進められるものです。
それに、海外に出せばすぐに売れるわけでもなくて、試行錯誤も必要でしょうしね。
まとめ
なので、早めに海外を視野に入れておく方が、いいような気がします。
南海地震が起きなかったとしても、一応備えておくのと同じですね。
可能であれば、日本をいつでも出られるスタイルだと、さらに可能性は広がるかと思います。
どのみち、日本が衰退していくことは目に見えてるんですよ。
ならば、「家族や身内にだけ売る」よりも、「家の外にいる人々に売ることを考える」という方が、いいような気がします。
今の私たちが置かれた環境は、そういう時流になりつつある、ということですね。
これはすぐに必要なことではありませんが、長期的に見て、少しずつ考えておくといいんじゃないかなと思います。
ってことで、今日は「私が海外に視野を向ける理由」ということでお話ししてみました。
今日はここまで~。