今日は未来予想のお話です。

円安への対策は、「防災用品と、その周辺から増やしてゆく」という戦略がよさそう、というお話です。

 

いつも前置きしていますが、私は未来予測で間違うことも多くあります。

ただ、私はこういう判断をしている、ということです。

 

円安に対して、日本ができることはなくなった

そしてちょっとしたニュースが飛び込んできたので、ご紹介。

政府・日銀が24年ぶり円買い介入(Reuters)

記事の内容はそのまま、政府が円安(日本円の価値が落ちること)への対策として、為替介入を決めた、というものです。

 

細かい論理は省きますが、私の中では「もうこれで、日本が円安に対してできることはなくなった」という判断です。

この為替介入効果が1週間続くか、数日で終わるのかは分かりませんが、この効果が終わったら「日本円の価値は減るばかり。政府も日銀も何もできない。長期的な円安突入」という予測です。

 

また、私の中では、「日本円を他の資産にしておくなら、今がよさそう」という判断です。

レバレッジは上げずに(いわゆる借金はせずに)、余ったお金は日本円以外のものにしておくことを検討するといいかなと。

実際に少し前から私は、直近の生活費以外では日本円を持たないようにしています。

 

人々は「価値と価値観」で混乱する

これは私の予想ですが、これからもう少しすると、人々は「価値と価値観」という面で、大きく混乱するかと思います。

つまり人々は、何に価値があるのか分からなくなって、混乱して右往左往するだろうな、という私の予想です。

 

これは日本円だけでなく、「価値観の大きな混乱」として、世界中で起きることでしょう。

以前も触れましたが、今はそういう「価値観の変動期」だということですね。

 

すると価格でも、急激な暴騰と暴落がありうるでしょう。

例えば食料でも、「円安で食べ物がなくなる!」とスーパーの棚から食料品が消えたと思ったら、次の季節には農家が大量に作って価格が暴落したり。

「エネルギー危機だ!」とガソリン価格が暴騰したと思ったら、しばらくすると「不景気でエネルギーは必要なくなる!」と叫ばれて、価格が暴落していたり。

これからはそういう上下の変動が大きくなる、ということですね。

 

そしてこれは、「すべての資産がそういう波にさらされる」と思うといいでしょう。

「これを持っていれば安全」ではなく、「すべての資産が、価値の上下にさらされる」ということですね。

 

周囲のブームや混乱に惑わされない

だからこういう時代は、周囲のブームや混乱に惑わされないようにするのがいいかと思います。

自分にとって何が大切なのかをしっかりと考えて、優先順位を確保しておくことですね。

すると、物が安くなったら「買い増ししよう」とできるし、物が高くなってスーパーの棚から商品が消えると、「今は備蓄でやり過ごそう」とか「特に困っている人にあげよう」とできるでしょう。

この辺は、自分軸を持つ人は強いかと思います。

 

一方で自分軸を持たない人ほど混乱する側になって、ブームに乗ってしまうんですよ。

すると、スーパーの棚から商品が消えたときに、買い占めようとしてしまうと。

それは高値をつかまされることにもなるし、だいたい迷惑ですよね。

 

また、株でも国債でも、暴落すると「これ以上損をしたくない」と手放してしまうわけです。

つまり、自分軸や価値基準を持たない人ほど、「高値で買って、安値で売ってしまう」として、損失を作ってしまうと。

 

利益を出す基本は、「安い時に買い、高値で売る」です。

自分にとって「何が大切か」という軸が分かっている人ほど、そういう「安い時に買い、高値で売る」ができるかと思います。

このブログでも、その時々に合わせて「(私の目線で見て)今は何が重要か」を伝えてゆくので、ご安心ください。

 

まぁ実のところ、波はある程度予測できるんですけどね。

そのロジックは、また後日に触れることにしましょう。

 

長期的には円の価値は落ちる

で、そういう波がある中でも、長期的(これから5年以上ぐらいの期間)では「円の価値が落ちる」という流れがある、というのが私の予測です。

また、それと同じ期間で「境地開拓的な先端技術よりも、社会維持的な必需品ほど価値が高まる」とも思ってます。

 

だからそういう意味でも、円が急激に高くなった今が、「日本円を他の資産にしておくチャンスだ」という判断です。

「今が最後のチャンス」とまでは言いませんが、ドル円が150円を突破して上昇すると、後は急激に変化しそうな予想です。

 

また、それと平行して必需品は特に多めに確保しておくといいでしょう。

私の中では、「ひょっとすると数ヶ月以内ぐらいで、ちょっとした社会的な動揺や混乱があるかも」という(さして根拠のない)感覚もあります。

なので私は今日、慌てて買い物に行ってきました。

今までの私は「ゆっくり準備しよう」としていたんですが、「そんな悠長にしている時間はないかも」と感じて、準備を前倒ししています。

 

防災用品の買い増しをしました

で、前置きが長くなりましたが、今回の私は防災用品の買い増しをしていました。

特に、「家の中でも耐久できるように」という観点で、ランタンとか充電できる乾電池、缶詰をメインとした食料品などを買い増ししておきました。

 

防災用品って、ある意味「必需品の塊」ですよね。

だから私の中では、混乱する時代は「防災用品と、その周辺から増やしてゆく」という戦略がいいように思います。

 

これから必要な準備

ちなみに今までの私は、防災用品は「逃げることをメイン」にして、防災用品の量を最小限にして準備していたんですよ。

地震とか津波対策だとか、私は米軍基地のすぐ隣に住んでいるので「戦争が起きたら逃げられるように」と、身軽に避難できることを重視していたと。

 

だけど今は、「円安による社会混乱」という、家の中で耐久しないといけない状況もあるわけです。

なので、もちろん「逃げ出す準備」も重要ですが、それに加えて「家に備蓄を増やす」という方向性でも備えるようになりました

 

で、過去に何度も触れていますが、円安になると「食料品と、エネルギーの不安定化」が起きやすくなります。

すると、計画停電とか長期停電もありうるので、ランタンとか充電池、カセットコンロ、缶詰をメインとした保存食を準備してます。

 

あと、冷凍庫(凍らせる専用の奴)への依存度も減らしている最中です。

そして電気代はどんどん上がるでしょうから、キッチンライトなどもLEDに変更しておきました。

「これから電気代は、それなりに負担になる。ガスはそれ以上に負担になる」という前提で、対策を考えておくといいでしょう。

 

まとめ

そんな風に、円安への備えも兼ねて、いろいろ準備しています。

そういう点でも、防災用品は安全の中核となるものですからね。

なら、防災用品を中心として必需品をそろえてゆくと、よりこれからの時代に合う備えができるかと思います。

 

これは私の予想ですが、多くの人が「あれ? 今の流れって、何か変じゃない?」と、うすうすは気づいていると思うんですよ。

だけど多くの人が、「きっと何もないよ。ネガティブはやめよう」と、現実を無視して、願望の世界で生きているように思います。

それはきっと、「どう対処すればいいのか分からない」という不安から、無理にポジティブを保とうとしているんじゃないかと思うんですが。

 

でも冷静に考えると、「やっぱり今の円安の流れって、なんだか変だ! 今までとは全然違う!」と実感できるんじゃないかと思います。

確かに、もし何も起こらなければ、備えが無駄になるリスクもあるわけです。

 

ただ、私の中では「これは5年ぐらいかけた、破滅的な円安の流れだ」という判断です。

もちろん私が間違っている可能性も大いにありますが、私はそういう判断をしている、ということです。

 

すると自分にとって大切なものから準備できるし、変化しようがしまいが安心して行動できるかもしれません。

 

ということで今日は、円安への対策は、「防災用品と、その周辺から増やしてゆく」という戦略がよさそう、というお話でした。

今日はここまで~。

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