今日は昨日に引き続き、精神的なお話です。
「あ、これ、考えても分からない奴だ」と分かると、行動できるかも、というお話です。
悩みやすい性質の人
昨日のお話で、「高共感&境地開拓的な人」(いわゆるHSPタイプ)は、基本的な機能が多いって触れましたよね。
内向型には、「境地開拓タイプ、高共感タイプ、HSPタイプ」の3つがあるわけです。
で、HSPタイプが一番多機能(いろんなことを考慮できる性質)だけど、機能が多いからこそ「慎重さや配慮を重視するので、悩んで疲弊しやすいし、決断しにくい」と言えると。
ある意味、HSPタイプの人は、「人間の中でも、一番悩みやすい性質」だと言えるでしょう。
それは、ありとあらゆる方面に配慮して考えられるから、思考を整理する必要があるし、決断まで時間がかかるし、時にはぐるぐると思考が回りやすいと。
まぁ、それは「安全確実に行ける」という長所でもあるんですけどね。
でも、その機能の性質を知らないと「ぐるぐるループになりやすい」わけで。
なのでそういう場合、「あ、これ、考えても分からない奴だ」と分かると、行動しやすくなるように思います。
これが、本来の使い方かなと思います。
考えても分からないのなら、行動してみればいい
まぁこれは理屈で分かりますよね。
「考えても分からないのなら、行動してみればいい」
単純な発想ですし、そうやって動いてみることで、新たに見えてくるヒントもあるわけです。
「考えるほどいい」とか、「もっと考えなさい」と言うのは、外向型向けの教えなんですよね。
だいたい、外向型の人は、何も考えずに飛びつきますから(笑
例えば「飲食店なら自分でもできるかも」とか思って、大きな借金をして、いきなり店を建てたりしますからね。
そういう人たちが大多数なので、「企業から1年で、60%の会社が倒産する。10年で94%の会社が倒産する」という現象が起きると。
でも、特に高共感タイプとかHSPタイプの人は、厳重に安全を確保しようとします。
だから、私の予想では、倒産率は驚くほど低いんじゃないかと思います。
そもそも倒産は手形を切らなければ起きない(掛け金の未払いをしなければ起きない)ので、「会社の解散あっても、倒産はごく少ない」のではないかと思います。
「こじれ&現状維持の範囲内」だと、ぐるぐるループが止まらない
ただ、こじれを持っていて、どちらを選んでも現状維持になるような選択肢の場合、ぐるぐるループが止まらなくなります。
というのも、「こうしなきゃいけない」という思い込みがあるし、「どっちを選んでも、さして結果は変わらない」と分かっているからですね。
「思考のぐるぐるループが止まらない」という場合、そこにはほぼ確実に「他人から植え付けられた価値観」があります。
例えば、「認められたい」、「見栄を張りたい」、「評価されたい」、「見下されたくない」みたいな、他者からの評価を得ようとしたり。
もしくは、「一気に自分を満たしたい」、「これぐらい、自分を満たしてもいいじゃないか」と、「我慢の代償」を得ようとしたり。
その両者が組み合わさっていることも、ほとんどかなと思います。
そういう場合、どっちを選んでも、現状は変わらないものなんですよ。
「お金が減って、所有欲が満たされる」とか、「所有欲を犠牲にして、お金を維持する」とか。
トータルでは何も変わらないから、ぐるぐるループになってしまうと。
何を選んでもいい
健全でこじれがない場合、おそらくそれを欲しようとは思わなくなるでしょう。
というのも、こじれがなければ「他者からの評価」とか、「我慢の代償」は必要なくなるからですね。
すると、「まずはこの程度から始めてみよう」と、試しに小さく動いてみるところから始められます。
すなわち、「第三の道で、より土台となる部分に意識を向けるのが、より適した選択肢だった」ということも多いかなと。
でもまぁ、二者択一で選んでもいいように思います。
何を選んでもいい、ということですね。
それで「必要なかった」と知るのも、ひとつの学びかなと。
ロスをしても、人生ですっきりできる
失敗を経験しても、長い人生で見れば、結構すっきりできるものです。
例えば私の場合、昔は車を持っていたんですよ。
ちょっとスポーツタイプの、格好いい奴で。
でも、私のライフスタイルでは、全然必要なかったんですよね(笑
特に、維持費だけでもすごいし、そもそも全然乗らないんですよ。
なので、「あ、こりゃ自転車でいいや。ランニングコストが低いし、運動にもなるし、必要ならレンタカーで軽トラか軽バン借りればいいや」と。
すると、確かにそれは大きな金銭的ロスではありましたが、「車は必要ないや」とすっきりできたわけです。
なら、ずーっと「車があればなぁ」と悩み続けるよりも、それはそれで悩みを手放せてよかったように思います。
そういう欲求や悩みを解決できる点でも、第三の道でなくても、二者択一から選んでもいいように思います。
まとめ
そういう風に、思考のぐるぐるループに陥ったときは、「あ、これ、考えても分からない奴だ」でいいように思います。
そこでブチッと回線を強引に切って、「分からないなら分からないなりに、こう行動しよう」とすると。
で、ぐるぐるループになる場合、そこには多くの場合でこじれがあります。
すると、「自分の中にこじれがあるなら、植え付けられた価値観があるなら、どういう部分だろう?」と考えてみるのもいいでしょう。
そういう発想ができると、こじれを修正しつつ、行動できるかもしれません。
ということで今日は、「あ、これ、考えても分からない奴だ」と分かると、行動できるかも、というお話でした。
今日はここまで~。