今日は強みを見つけるお話です。

人の話を聞けない性質の場合、一人で話すポッドキャストが合う、というお話です。

 

「人の話を聞けないタイプ」が輝く場所

私は英語でいろいろとアメリカ金融業界の動画を見ているんですが、一つ気がつくことがあるんですよ。

それが、「解説に呼ばれる専門家側は、人の話を聞けないタイプの人が意外といる」ってことですね。

例えばピーター・シフとかE・B・タッカーみたいな人がいるんですが、彼らはもう人の話を聞かないんですよ(笑

というか、「自分が話したいことを話したくて、常にうずうずしている」と言う方がより正確かもしれません。

 

だからこういう人が討論とかすると、もう全然議論にならないわけです。

だって、自分が言いたいことだけ言って、全然相手の話を聞きませんからね(笑

ただ、それでもそういう人が議論の場によく出ているのは、やはりアメリカは「強く主張できる方がいい」という価値観なのかもしれません。

 

日本人感覚だと、そういうのってあまりないですよね。

「人の話を聞ける人が素晴らしい」ってのが常識でしょ。

 

ダメな素質は、才能の裏返し

で、そういう「人の話を聞けない性質の人」が活躍している姿を見ていると、やはり私の中で、常識が覆されるわけです。

それが、「ダメな素質だと思っていたのが、実は才能の裏返しだった」ということですね。

 

実際に、そういう彼らが1人でポッドキャストでしゃべると、すっごい流れるように話すんですよ。

それはきっと、邪魔されるものがないから、自分がしゃべりたいことを大いに話せるからだろうと思います。

 

そして流れるように話してくれるので、聞く側も心地いいし、どんどん公開するから、どんどん聞けて。

すると、いつの間にか長時間聞いてしまっていた、みたいなことになっていると。

 

内容よりも、テンポが重要

私の中では、特に動画は、「内容よりも、聞いていて心地よいかどうか」が重要だと思ってます。

実際に金融系ニュース動画でも、たとえいい内容を語る解説者だったとしても、しゃべりが下手だと、一度呼ばれても次から呼ばれないんですよね。

だけど、「結構しょーもない理論だけど、テンポよくしゃべってくれる解説者」ほど、何度も呼ばれていて。

 

そして、話の脈絡もさして重要ではないって言うんですよ。

例えばJPモルガン銀行でトレーダーをしていた藤巻健史さんが、BBC(イギリスの国営放送)に解説者として呼ばれたことがあって。

 

ただ、彼は初めての解説時に、本番で話していて「アナウンサーが何の質問をしたのか、途中で忘れた」という事態に陥ったようで。

だから仕方ないので、「こりゃ次はないな」と思いつつ、言いたいこととか、自分の意見をべらべらと語ったと。

すると、なぜだか知らないけど、次も呼ばれちゃった、みたいなことがあったようで(笑

 

欠点があっても問題ない

そういう意味でも、「人の話を聞けない」みたいな欠点があったとしても、問題ないように感じます。

その場合、「我慢して人の話を聞こう。脈絡をつなげよう」ではなくて、「べらべらとしゃべっちゃおう」ぐらいでもいいように感じます。

そういう場合、ポッドキャストのように1人でしゃべったり、解説系動画みたいなものが合うように思います。

 

同じように、私はしゃべりができない人なんですよ(笑

だけど、文章は気楽に書けると。

なら、相手が引くほど書けばいい、みたいなノリですね(笑

 

まとめ

そんな感じで、「○○ができない」という欠点があったとしても、それは強みの裏返しのように感じます。

無理に欠点で戦わない、ということですね。

 

そしてポッドキャストや動画、ブログでも、徹底的に深く語ると、「深い話を徹底的に聞きたい」という人が来るものです。

他の例では、「徹底的に人の話を聞きたい」という人の場合、どんどん質問が来るものです。

すると、「○○ができない性質って、裏を返すと、その反対が強い性質だ」と分かって、輝ける場所が見つかるかもしれません。

 

ということで今日は、人の話を聞けない性質の場合、一人で話すポッドキャストが合う、というお話でした。

今日はここまで~。

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