今日は精神的なお話です。
「今までの自分を食いつぶす方向に動いてもいい、それが変革になる」というお話です。
Amazonの「紙の本を売る」という元スタイル
ちょっとしたAmazonについての記事があって、その中で興味深い部分があったので、ご紹介。
Amazonは元々、紙の本を売るオンラインショップだったんですよね。
実は当時は、インターネットが出てきて急激に発展して、「情報はオンラインで得るのが当たり前になる。紙の本はどんどん減っていく」と言われていた時代でした。
だからAmazonも、最初は周囲から、「ネットで情報を得るようになる時代に、なぜネットで紙の本を売るようなベンチャービジネスを始めるんだ」と、馬鹿にされていたって言うんですよ。
でも実際は、ネットでじゃんじゃん物が売れる時代になって、紙の本もどんどん売れて、Amazonは急成長するんですが。
なので、Amazonは「自分はネットでわざわざ紙の本を売る会社だ。それが自分の成功要因だ」という独自スタイルを持っていたわけです。
Amazonの「自分を変える」という姿勢が面白かった
そしてAmazonの面白いところが、その「自分を変えられる」というところなんですよね。
2007年にAmazonはKindleを出すんですが、当時はアップルがすごい勢いで、iPodで音楽を売っていたわけです。
で、Amazonの創業者ジェフ・ベゾスは「もしアップルが電子書籍に参入してきたら、自分の最も中核である紙の本が売れなくなる」と恐怖を感じます。
そこで彼は、「他人に食われるぐらいなら、自分で自分を食った方がマシだ」として、「紙の本の売り上げを減らす電子書籍」に参入したと。
こういう「自分の中核を削る」とか、「今までとは違う自分を見せる」という決断って、なかなかできませんよね。
例えば私の場合、このブログでは好きに語ってますが、Twitterでは人生についてを中心に語っているんですよ。
そういう場合、Twitterで他のジャンルを語ろうとしても、「フォロワーのみんなは人生について聞きたいんだろうな、だからフォローしてくれているんだろうな」と考えてしまうわけです。
すると、ちょっと他のジャンルを語りにくくなりますよね。
自分を変えていっていい
そういう風に、私たちはつい「今までのお客を減らしたくないから」とか「他者から見た自分は、こういう姿だろうから」と感じてしまうと。
だから、他のことを語りたくても、今までの自分のスタイルを守ろうとしてしまうわけです。
でも、私たちは成長してゆくし、変化してゆくものです。
興味の対象も変わってゆくし、語りたい内容も、分かち合うものも、時間とともに変わってゆくと。
なら、そういう変革を起こせるか、ということですね。
で、どんどん変えてゆけばいいかと思います。
そういうのが「変革」なんですよね。
だからAmazonは、「ただのオンライン書店」から大企業になったんだと。
まとめ
なので、「今までの自分がこうだったから」という思いに、自分が縛られる必要はないかなと思います。
どんどん新しい自分になっても、いいですよね。
だいたい、好奇心が強い人ほど、いろいろ新しいことをやってみたいもので。
なら、進みつつ、新たな自分像を作ってゆけばいいかと思います。
それはAmazonと同じで、変革しても、時代とともに「これがAmazonだ」、「これが私だ」と認識されるようになるから大丈夫です。
すると、変化することを恐れなくなって、いろいろ挑戦できるかもしれません。
ということで今日は、「今までの自分を食いつぶす方向に動いてもいい、それが変革になる」というお話でした。
今日はここまで~。