今日は、スピリチュアルなお話です。
なぜ人は直感で判断できるのか、というお話をしてみましょう。
なぜ直感は当たるのか
「直感」ってあるじゃないですか。
で、「直感はよく当たるよ」とか言われるんですが。
実際に私は直感で物事を判断しているんですが、100%当たるわけではないんですが、結構当たる率は多いように感じています。
特に「虫の知らせがあるけれども、論理で納得しようとしている」という状態の場合、論理が破られて直感が当たることがほとんどのように思います。
じゃあ、なぜこういうことが起きるのか、そのメカニズムを説明してみようかと思います。
宣伝ツイートにまつわる、こんなアンケート結果
そこで、興味深いツイートをご紹介。
(宣伝についての話がタイムラインに流れてきたので改めて張っておきます……。
わたしは11月15日に発売する新刊の宣伝を一日一回しておりましたが、アンケートを取ればおよそ半数が「今知った」でした……。
宣伝の是非はともかく、「フォロワーさんになら一回で届く」は幻想です……) pic.twitter.com/HbY4Kf7dXf— 地球丸ごと異世界転生が発売したkt60 (@kt60_60) December 10, 2016
内容を簡単に言うと、この作家さんはTwitterで毎日告知ツイートをしていたと。
でも実際のところ、宣伝ツイートをしてもほとんど伝わっていなかった、という調査結果です。
なぜ「宣伝ツイート」は伝わらないのか
私自身はほとんど宣伝ツイートをしない(販売開始時に1~2度だけする)人ですが、連日の告知ツイートはさほど意味がないように思います。
というのも、今の時代の人は、無意識に情報をフィルタリングしているんですよ。
で、「あ、これは宣伝ツイートだ」と一目で分かるものは、内容を読まずに飛ばして読みます。
実際に自分のタイムラインを眺めている時に、ちょっと意識して自分の「タイムラインをどう見るか」を確認してみるといいでしょう。
すると、ざっと目を通して、その中から「あ、このツイートが読みたい」というツイートだけに目を通しているかと思います。
すなわち、最初にぱっと見で「このツイートは読む時間をかける価値があるツイートか」を判断して、その後に初めて内容を読む、という流れになります。
私の予想では、8割方のツイートは「眺めるだけ」で、ちゃんと目を通して読むのは2割程度じゃないかと思います。
Twitterを日常的に見ているヘビーユーザーほど、ちゃんと読む率は低くなるかと予想しています。
なら、なぜほとんど読んでもいないツイートの内容を、私たちは「眺めただけ」で把握できるんでしょうか?
これが、直感のメカニズムと関わっているわけですね。
文脈がなくても、パターンで認識できる
実は私たちの脳は、文脈として理解していなかったとしても、パターン認識で処理できます。
そのパターン認識ができるから、無意識に「こういう兆候があれば、こういう流れになりやすい」と理解できるわけですね。
宣伝ツイートの例で言うと、文字列を「読む」のではなく、まずは「文字列画像のパターンとして見る」ことで判断を下しているわけです。
今の時代の人は、「既存の情報」はどうでもよくて、「新しい情報」に価値を置きます。
すると、例えば「~しています」みたいな文字列の形が含まれていれば、「これは既存の情報(宣伝)の率が高い」と認識するわけです。
一方で、「始めました」とか「開始しました」、「本日」とか「明日」とか、そういう文字列の形があれば、「新しい情報だ」と理解して、目を通すと。
文脈がなくても、ぱっと見で理解できる
脳は「一文一文を読んで意味を理解する」という文脈認識よりも、そういう「こういう色や形」というパターン認識の方が、早く処理ができます。
そして、そういう経験則が脳内に積み重なっているわけですね。
だから、「ぱっと見」で「これは重要な情報か、そうでないか」がふるい分けできるわけです。
そして、「○○をしています」みたいなパターンが含まれていればスルーして、「○○を始めました」みたいなパターンが含まれていれば、注目すると。
それだけでなく、「これは感情を語っているツイートだ」とか、「論理を語っているツイートだ」、「個人的なツイートだ」、「社会性を持つツイートだ」みたいな内容も、文字列のパターンから理解できます。
例えば短めのツイートで、最後に「~たい。」という形の文字列があれば、「これはその人の欲求を語ってる、プライベートなツイートだな」と直感で分かります。
他にも、日常的ではない漢字が多くて文章が長ければ、「論理や主張系のツイートかな」と理解できたりとか。
そういうパターンがあるので、読む前の「見る」段階から、概要を推測できると。
そこから、自分なりの尺度で重要度を与えて、ふるい分けしていくことになります。
なら、「宣伝ツイート」というだけで、読まなくてもぱっと見で分かるんですよね。
だから、何度宣伝をしようが、全てスルーされると。
効果があるのは、最初に告知する1~2回ぐらいじゃないかと思います。
それは、「宣伝」というパターンから外れて、「告知」のパターンに入るからですね。
まとめ
これが、私たちの直感のメカニズムのように思います。
私たちの脳は、文脈の前に、パターン認識をして判断しているわけです。
ツイートの文字列だけでなく、これは日常的な出来事全てで起こります。
これが分かれば、実は「論理よりも直感で判断する方が、意外と信頼度が高いかも」と分かるかもしれません。
特に「虫の知らせ」というのは、パターン認識から外れた展開であることが多いので、警戒する方がいいかなと思います。
虫の知らせがあって、それを論理で納得しようとしている時は、「今までとは違う結果になる率が高い」という要注意事項だと。
これは「今まで失敗続きの状態で、いい方向に向かう直感」の場合でも、「今までうまくいっていて、今回は悪い方向に向かう直感」でも、同じ感覚です。
共に、それらは「パターンから外れる」イコール「恐怖心」として私たちにもたらされます。
だから、「うまくいくワクワクには、恐怖心も同時に含まれる」という現象があるんじゃないかな、とも思います。
すると、うまく直感を役立てられるんじゃないかな、と思います。
ということで、今日はなぜ人は直感で判断できるのか、というお話をしてみました。
今日はここまで~。