今日は、生き方のお話です。

いろんな生き方があるんだな、と思った面白い2人をご紹介してみましょう。

 

タケダカズナリさんのエピソード

まずは一人目、タケダカズナリさんのブログ記事からご紹介。

絶望の向こう側。(ナリ心理学)

 

この方は、生き方のエピソードが面白かったんですよ。

上記の記事では、「人生詰んだ」っていう状態から、「こういう生き方もアリなんだ!」って分かった瞬間の感情までが説明されています。

その爆発的なエネルギーを感じていただければな、と思います。

 

可能性を見いだした時の、爆発的なエネルギー

例えば、会社勤めが嫌で嫌でたまらない。

でも、大好きなことでお金を得ることなんて、自分にはできっこないと感じている。

そもそもそんな道があるということさえ、非現実的なもののように感じる。

だから嫌な仕事をして、疲れ果てて、「いっそこのまま死んだ方が、楽になるんじゃないか?」と思ってしまうと。

 

でもあるとき、ふと「今まで自分が自然としていた、好きなことで価値を作れる」と分かることもあるんですよ。

上記のタケダカズナリさんの場合、それが「本が好き」ってことだったわけですね。

本を読むのが好きで、あるときふと、「こいつら本を書いて収入を得ているんだよな?」と気づきます。

 

「自分にもできるはず」という、根拠のない自信がエネルギーを生む

そこで不思議なのが、ここで意味不明にも「こいつらにできたのなら、自分にもできるはずだ」という根拠のない可能性が見えることなんですよ。

その可能性とつながった瞬間、爆発的なエネルギーが出てくるんですよね。

 

私の場合でも同じで、大学時代に大手企業に就職が決まったものの、「このまま嫌な会社勤めで一生を終えるのか」とか思うと、落胆のまっただ中にいました。

でもあるとき、「今まで好きで同人ゲームを作っていた。なら、ゲーム制作で独立すればええやん。売り上げをたった10倍にすればええだけやん! ビジネス立ち上がり時の売り上げ10倍なんて、当たり前にできることやん!」と気づいたんですよ。

「その辺にいる自営業や店をやってる中卒のおっちゃんだって、そうやってビジネスを立ち上げてきた。なら、自分にできないはずがない!」みたいな。

 

それは、「普通に多くの人がそれをできている。だから自分でも、おそらくできることだ」と気づくことですね。

「自分にとって好きなこと」をして生きている人は、普通にいます。

この爆発的なエネルギーを、上記のリンクの記事で感じていただければと思います。

 

坂爪圭吾さんの例

もう一人、坂爪圭吾さんという人の記事をご紹介しましょう。

心配よりも信頼をしよう。(いばや通信)

 

この坂爪さんは、「お金を稼ぐこと」がとても苦手なタイプの方なんですよ。

でも、この現代では、ある程度のお金がなければ生きにくい世の中で。

じゃあ、そんな「お金の問題」をどうすればいいのか。

 

お金をもらうのが苦手なら、ものをもらって生きてもいい

そこでこの方は、「自分はお金を稼ぐのは苦手なタイプだ。でも人と関わるのは嫌いではない」と割り切って、「托鉢(たくはつ)的な生き方がいい」という道を選んだと。

いわゆる、「人からものをもらって生きる」という、仏僧のような生き方ですね。

 

でも実際、これって普通にアリですよね。

だって、何か価値を与えた対価として、お金をもらうか、食べ物や住む場所をもらうかの違いでしかないんですから。

別にお金以外のものをもらってもいいわけです。

むしろ、それで得たものは税金がかからないので、気楽になれますし(笑

 

言葉や生き方も価値になる

与えるものは、何だっていいんですよ。

坂爪さんの場合、言葉だとか、生き方を与えているわけで。

 

私も、こういう坂爪さんの生き方にはとても共感できたりします。

私はスモールビジネスをメインにやっていますが、坂爪さんのような「もらって生きる」というのも当たり前に併用しています。

以前に住んでいた借家では、その裏にある広い土地を使わせてもらって、自給的に野菜作りをさせてもらってました。

で、その土地を所有しているおばーちゃん(大家さん)から「畑を使ってくれてありがとう」と感謝されて、農作業道具一式を与えてくれるだけでなく、2日に1回ぐらいは手作りの料理をもらっていたぐらいです。

引っ越した今は、親類が使わなくなった広い一軒家を、ほぼ家賃タダで住まわせてもらってますし。

 

「感謝」だけでも大きな価値になる

私は近所の畑から、大家さんから、親類や知り合いから、いろんなものをもらって生きているわけで。

一方で私が提供しているのは、ほぼ「感謝だけ」です。

それでも周囲の人は、喜んで私に与え続けてくれていると。

ある意味、私が「もの」や「お金」で返礼をしようとすると、相手は気分を害するでしょう。

すなわち、そういう「豊かさを余らせた人たち」にとっての「感謝をされること」は、ものやお金以上に価値あるものだと言えます。

 

だから、「生き方」とか「感謝」だけでも、時と状況によっては、十分に価値になりうるんですよね。

だいたい今私が住んでいる家とか、家賃で言うと月10万円ぐらいの規模の家(築30年、80畳ぐらいある広さ)です。

「感謝」だけでも、それだけの価値を作り出せることもあると。

なら、坂爪さんのように所持金332円だったとしても、実は「お金以外の、目に見えない価値」を多く所有しているのだと分かります。

 

そういうのも含めて、「豊かさ」なんじゃないかな、と思います。

 

まとめ

こんな風に、いろんな生き方があるんだと分かれば、「自分ももっと自由な生き方ができるかも」と分かりますよね。

自信を失っている状態の人は、「みんなに普通にできることが、自分にはできない」という部分ばかりを見て落ち込んでいます。

でも、自信を得る時っていうのは、「こういう人たちに普通にできるのなら、自分にもできるはず」という可能性の部分を見いだすわけです。

 

「あなたが好きなこと」をして生きている人に触れてみて、その実体を見てみるといいでしょう。

「漫画家」とか「作家」、「起業家」を見るのではなくて、その先にある「一人の人」に触れるわけです。

すると、「あれ? 意外と普通の人やん? むしろ私よりも欠点を多く持ってるぐらいの、ごくありふれた人やん!」と気づけます。

「立派な人しか漫画家になれない」、「すごい能力のある人しか独立できない」なんてことはありません。

私とか、このブログでは格好良く見えるかもしれませんが、実物は超へぼ人間ですからね(笑

 

すると、「あの程度の人にできるのなら、自分にもできそう!」と分かって、希望を持てて行動できるんじゃないかと思います。

 

ということで、今日はそんな面白い2人をご紹介してみました。

今日はここまで~。

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