こんにちは、あやえもさんです。
最近、「ブログの最初では、自己紹介する方がいいよ! 新規の人に覚えてもらえるし、たった1行なので、リピーターにも負担がかからないしね!」と教わったんですよ。
「確かに。何事も試してみようかな」ということで、しばらく最初に挨拶文を入れることにしてみます。
続いたら「効果があったんだな」と、中断したら「さほど効果なかったんだな」と思えばいいでしょう(笑
ってことで、今日もビジネス的な考え方についてお話をしてみましょう。
今日は、「質と量では勝負をしない」、という発想のお話です。
質や量を増やして圧倒的にしようとすると、ニッチでは失敗しやすい
とあるクリエイターさんのブログを見ていたら、そのクリエイターさんがこう言っていたんですよ。
「作品を圧倒的なものにするために、分量を大幅に増やしました!」みたいな。
こういうアプローチって、よくあると思うんですよ。
「思い切って量を増やす(=単価を下げる)ことで、目立とう!」とか。
「思い切って売れっ子クリエイターを採用して質を高める(=コストを上げる)ことで、目立とう!」とか。
でも、だいたいこういう試みって、ニッチ向けでは失敗するものなんですよね。
メジャー向けを攻めるなら、こういう手法は正攻法なんですけどね。
だけどスモールビジネスをしたい人だとか、ニッチを攻める場合では、最初はこういう考え方はさける方がいいように思います。
質と量では戦わずに、「世界観で戦う」、という発想
すなわち、「質と量では勝負をしない」ということですね。
「質と量で戦わなかったら、どうやって戦うの?」と思うかもしれません。
そこで私が最近提案しているのが、「世界観で戦う」ということです。
そのためにも、最初は質と量は求めずに、むしろ質と量は低めに設定する方が、いい世界観に仕上げられるようにも思います。
世界観は、質とは別種のもの
例えば昨日紹介した中華風ロリータ服だって、これって完全に世界観の勝利じゃないですか。
確かにすごいデザインセンスがあって初めてここまで広がったんですが、その前の段階で「中華風ロリータ服」という土台があるわけですね。
この世界観は、「質」とは別種のものです。
「質」とは「他者が既に評価している軸」のことです。
だから、最初から「質を高めよう」と考えると、「いいチャイナ服を作ろう」とか「いいロリータ服を作ろう」という発想になってしまいます。
「中華風ロリータ服」を突き詰めることが大切なのに、そこが見えなくなってしまうと。
私たちが目指しているものは、「まだ誰も評価していないものから、その価値を見つけましょう」ということです。
それがあるから、初めて独自性を作れて、競争から抜け出せるわけです。
なら、「量」はなおさら関係ないと分かります。
「量で勝負だ!」ってのは「低コストで勝負だ!」というのと同じなので、ただの価格競争でしかありません。
それは、ある程度大規模な市場がなければできないことです。
すると、そういうのはメジャー向けになり、ニッチ向けではないことになります。
ニッチ向けは、むしろ少量でいろんなバリエーションがある方が好まれるように思います。
まずは荒っぽいコンセプトや商品のままで出すのでいい
これはある意味、いいビジネスの種を見つける、ということですね。
いい種が見つかれば、「これはいける!」と直感で分かって、すごいエネルギーが出てきますからね。
モチベーションが出なかったり、不安だったり、自信がないというのは、まだいい種を見つけられていないからかと思います。
だから、最初はあえて質と量を高めようとせずに、まずは荒っぽいコンセプトや商品のままで出してしまう方がいいように思います。
中華風ロリータ服だけでなく、例えばおととい紹介したうすき友美さんの美容品「ムーンピーチ」でも同じです。
あの人は父親の沖縄土産で「月桃」というオイルを手に入れるんですが、多少自分で試してみて、「これいいよ」と与えた程度です。
いきなりきれいな包装とかしなくていいし、大量に与えたりはしなくていいんですよ。
そこから反響を得て、「これ、いけるかも」と、いいビジネスの種を見つけ出したんですから。
そして方向性とモチベーションを得て、「月桃をベースにしたエッセンシャルオイル作り」という独自路線を進み始めたわけですね。
まとめ
なので、スモールビジネスで攻めたい場合、「質と量で攻める」という発想から抜け出る方がいいように思います。
質と量ではなくて、まずは「世界観」、すなわちビジネスの種を仕上げると。
特に、立ち上がりの時期や、うまくいかない時期は、世界観の調整をする方が効果的かと思います。
世界観というのは、質でもなければ量でもなくて、「組み合わせ」に過ぎません。
質や量を求めるのは、いい組み合わせが見つかった後ですることです。
むしろ、いい組み合わせを見つけるには、変に質や量を求めずに、むしろ小さく荒っぽいものをコンセプトとしてどんどん出してみて、反響を得る方がいいように思います。
そう考えると、いいビジネスの種を早めに見つけることができて、自信を持って行動できるようになるんじゃないかと思います。
ということで、今日は「質と量では勝負をしない」、という発想のお話をしてみました。
今日はここまで~。