今日は、戦略についてお話ししましょうか。
「それをするなんてずるい!」と言われるようなアドバンテージを利用する、というお話です。
いい動画を2本ほどご紹介
いい動画があったので、2本ほどご紹介。
数日前にも紹介した、本田晃一氏という人の考え方ですね。
この人はゴルフビジネスを親から引き継いで成功させて、今は会社を人に任せて、いろんな活動をしている人です。
私と同じような「親が社長だった」という環境で生まれ育っているので、なんか感性が同じなので共感できるんですよね。
で、この人がいいこと言っているんですよ。
それが、「それをするなんてずるい!」と言われるようなアドバンテージを利用することですね。
「ずるい!」と言われるような強みを利用する
私たちでも、そういう「自分だけが強い点」ってあると思うんですよ。
私の場合、両親が自宅で食品関係のスモールビジネスをやっていて、私は生まれた時から経営を間近で見ていたわけです。
だから、私のスモールビジネスのキャリアは「生まれた時から」なんですよね。
いわば、スモールビジネスの英才教育を受けてきたようなものです。
すっごい圧倒的な強みでしょ。
他にも、「お金持ちの家に生まれた」とかいう人がいたとしましょうか。
で、両親から資産を譲り受けて、豊かに生きている。
圧倒的な強みですよね。
それとか、ある音楽家がいて、「両親が超有名な音楽家で、家に超一流の音楽機材があった」とか。
あるアーティストは幼い頃から旅行に行きまくっていて、いろんな場所で人脈ができた。
だから、その人脈で仕事がたくさん来た。
圧倒的な強みですよね。
でもこれって、裏を返せば「ずるい!」と言われるようなものじゃないですか。
言うなれば、「貴族に生まれたから、無能でも楽に生きられる」みたいなものです。
だから多くの人が、自分の強みを受け入れられないんですよ。
「貴方、恵まれてるね。ずるい、うらやましい」と言われて、多くの人が「いやいや、これにも苦労がありまして……」とか言い訳をしてしまうわけです。
幸運を素直に受け入れて、喜んでもらえばいい
そうじゃなくて、「いいでしょ! 私って幸運!」と受け入れるわけですね。
私はスモールビジネスの英才教育を受けて、その強みで「個人で自由に、大好きなことだけをして生きる」ことを実現しているわけです。
金持ちは、金持ちの両親を持ったことを幸運に思って、受け入れると。
音楽家も、世界中を旅行したアーティストも、それを「ずるい」と思わずに受け入れるわけです。
すると、自分の強みを発揮できるようになるんですよ。
時々、こういうことを言う人もいるんですよ。
「私の両親はサラリーマンで、私は理系のオタクで、上手くもない絵を趣味で描いていて、ネットばっかりやって、愚痴ばかり言うような普通の人なんです。これのどこが強みなんですか?」
これを「普通の人」だと言い切ってしまうのがすごいところなんですが(笑
例えば、よしたにさん(「ぼく、オタリーマン」という漫画を描いた人)みたいな人は、これを強みとして生かしたいい例ですよね。
「親から資産を受け継いだ。それで豊かに生きている」、素敵なことですよね。
それを恥じずに、思い切ってその強みを生かして、人に喜んでもらえばいいわけです。
「日本に生まれた。それで豊かに生きている」、これも素敵なことですよね。
安全な先進国で生まれたんですから、その強みを生かして貢献すればいいんですよ。
「人間に生まれた。それで豊かに生きている」、これも素敵ですよね。
「命がある。今、生きていられる」、最高に素敵なことでしょ。
その幸運に対して、一体、何を恥じることがあるんでしょうか。
で、そういう得られる幸運を、使いまくるわけですね。
私の場合、スモールビジネスの考え方をどんどん使って、それを教えて多くの人に喜んでもらっていると。
お金持ちは、マンションでもアパートでも大量に持って、安く住む家を提供することで、喜んでもらっていると。
音楽家は、その音楽の才能を生かして、聴衆に喜んでもらっていると。
「苦しんだだけ、いいことがある」という誤解
この「ずるい!」というのは、元を正すと「苦しんだだけ、いいことがある」という思い込みから来ています。
「苦しんだ報酬に、いいことがある」と思い込んでいると、「私はこれだけ苦しんだのに、私はこれだけしかもらえない。でも、あの人はこんなにももらっている」と感じてしまうようになります。
この不公平感が、嫉妬を生む原因になるんですが。
この「苦しんだだけ、いいことがある」という根底の発想が問題なんですよ。
こういう思い込みがあると、「苦しめば苦しむほど、豊かになる」と勘違いしてしまいます。
すると、「自分の長所を使わずに勝つ人ほど、優れている」とか思ってしまうんですよ。
そして、無能な部分で勝負をしようとしてしまうわけです。
同時に、頑張って苦しんだのに、報いがなければ怒って、努力もせずに勝った人をねたむと。
でも実際は違いますよね。
豊かさとは、「人に喜んでもらった量で得られるもの」ですから。
それが市場原理というものです。
「頑張れば頑張るほど、苦しめば苦しむほど豊かになる」なんて、大嘘です。
この大いなる勘違いを修正しましょう、ということです。
もし「幸運を利用すること」がずるくなるのであれば、「生きていること」ですら「ずるい!」と言われることになるでしょう。
戦時中とか、生きていたいのに戦争に連れられて、特攻させられた人もいるわけですから。
死んだ人から見れば、「私は戦争という苦しい時代で死んだ。なのに現代人は戦争もない平和な時代なのに、先進国の日本で生まれて、特攻もせずにずるい!」と言えるわけです。
「だから、お前も特攻して死ね!」、「現代人で戦争の苦しみを味わったことがない奴は、すべからく死ね!」とか死人から言われても、私たちは困るだけですよね。
これも、「苦しんだだけ、いいことがあるべきだ」という間違った思い込みがあるから、そう発想してしまうと。
幸運を生かすことで、豊かになれる
だから、「苦しめば苦しむほど、報われる」という発想をやめましょうと。
得られた幸運を、素直に「私って幸運だね!」、「いいでしょ!」と受け入れましょうと。
そのアドバンテージは、どんどん使っていいものなんですよ。
親が住居を提供してくれる。
これって、幸運ですよね。
仕事がなくても、働かなくても生きていられる。
これも幸運なことです。
それは強みなんですよ。
それを利用しまくればいいんですよ。
そして、自分の強みを生かして、人に喜んでもらえばいいわけです。
すると、喜んでもらえればもらうほど、価値を高めれば高めるほど、次第に「お金を払うから、私にもお願い!」という人が出てきます。
こうしてビジネスが生まれてゆくわけですね。
それなのに、「私はニートだから」とその強みを生かさないから、価値を与えられずに、罪悪感ばかりで生きるようになってしまう、ということです。
まとめ
だから、「それをするなんてずるい!」と言われるようなアドバンテージを利用するといいでしょう。
「ずるい!」というのは、「苦しんだだけ、いいことがあるべきだ」という間違った思い込みが生む嫉妬です。
いいことや恵まれたことを受け入れて、それを使って、豊かさを分かち合ってゆけばいいだけです。
この部分を受け入れられることが、豊かさを作り出すことかな、と思ったりもします。
いや~、冒頭の動画みたいなセミナーは、普通に受ければ数万円とかするのに、今では無料で見られるとか、いい時代になりましたね~。
こういうのも、幸運ですし、豊かさであり、強みですよね。
このブログを見ることができることも、PCがあることも、世界中の情報が得られることも、世界中に情報を発信できることも、全て強みです。
そういう発想ができると、チャンスはいくらでも見つかるんじゃないかと思います。
ということで、今日は「それをするなんてずるい!」と言われるようなアドバンテージを利用する、というお話をしてみました。
今日はここまで~。