今日は、価値を見つけるお話です。
「最近は、自分よりも持たない人ばかりが目に映るようになってきた」、というお話をしてみましょうか。
「兄弟がいることは、豊かさだ」と知った出来事
私には、いとこがいるんですよ。
私は三人兄弟の末っ子で、一方でそのいとこは一人っ子で。
で、少し前に会った時に、そのいとこ(今は母親)の子どもの話から、兄弟構成の話になったんですよね。
そんなときに、ふと言われたんですよ。
「○○君(私のこと)は兄弟がたくさんいて、実はずっとうらやましかったんだ。
正月とかにみんながうちに来て、そして賑やかにして、みんなが帰った後でしんとした時に、『ああ、私は一人っ子なんだなあ』って感じたの。
だから、私が親になったとき、絶対に子どもに兄弟を持たせようって思ったんだ」
……みたいな。
で、その子は今や、3児の母親です。
これを言われて、私は「そっか、気がついていなかったけど、兄弟がいるってのはうらやましがられることでもあるんだ」みたいに感じたんですよね。
今までそんなこと、全然感じたことがなかったわけで。
「言われて初めて気づく豊かさ」もある
言われて初めて気づく豊かさ、みたいなものもありますよね。
自分よりも持たない人を見て、初めて気がつく、みたいな。
「痛くない注射器」を開発した岡野工業という会社社長の岡野雅行さんは、社員旅行では必ず東南アジア辺りに行くらしいです。
普通はヨーロッパとかリゾート地に行くのに、あえて貧しい国や地域に行くんだと。
で、そういう光景を見た後で、社員が日本に帰ってくると、もうすっごい働くらしいんですよ。
おそらく、自分がどれほど豊かな環境にいるのか、感じられるからじゃないかと思います。
そうやって感じられる豊かさもある、ということですね。
最近の私は、「こういう自分になりたい」というビジョンはあまり描かなくなりました。
それよりも、「自分よりも持っていない人に、何を与えられるだろう」みたいな考えになってきたんですよね。
今の私から見ると、私の周囲には、私より持たない人ばかりいるように見えるんですよ。
すると自然と「私は幸運だなぁ」と感じられるようになって、どんどん与えられるようになると。
そして、こういう心理の方が、以前の「ちくしょう、絶対に成功して、世の中を見返してやる」っていう状態よりも、よりくつろげて毎日を送れているように思います。
人に喜んでもらえますし、手元にある豊かさに気づけて、しかもそれを活用できると。
まとめ
なんか最近は、こういう心理になることが多いですね~。
捨てれば捨てるほど、手放せるものがどんどん見つかってくるようにも思います。
そして、手放すほど喜んでもらえて、もっと手放したくなるというサイクルですかね。
私もいろいろと変化しているみたいです。
ってことで、今日は「最近は、自分よりも持たない人ばかりが目に映るようになってきた」、というお話をしてみました。
今日はここまで~。