今日は精神的なお話です。

今まで全力で生きてきた人ほど、「過去には戻りたくない」と感じそう、というお話です。

 

「過去になんて絶対に戻りたくない」という感覚

とあるところで、「小学生の頃が一番よかった」みたいなツイートを見かけたんですよ。

まれにあるでしょ、そういう「こういう頃が一番よかった」みたいなのが。

それはある意味、「あの頃に戻りたい」という願望なのかもしれませんが。

 

実は私の場合、そういう「過去に戻りたい」みたいな感覚は、全くないんですよね。

むしろ、「過去になんて絶対に戻りたくない」と感じる方で。

 

今まで全力で生きてきた人ほど、過去には戻りたくないと感じる

きっと今まで全力で生きてきた人ほど、「過去になんて戻りたくない」と感じるんじゃないかと思います。

だって、「またあの頃からやり直しなんて、絶対に嫌だ」と感じるからですね。

 

ずっと必死で生きてきて、息を切らせながらも、限界まで走り続けてきたわけです。

それで、ようやくこの地点までたどり着いたと。

それを、「君、またあの地点に戻って再出発ね」とか言われると、もうただの罰ゲームでしょ(笑

 

過去の間違いも選択ミスも、仕方なかったこと

もちろん、間違いも失敗も山ほどしてきたわけです。

間違った選択とか、後で考えると「そうしない方がよかった」、「そうすればよかった」という判断ミスは、いくらでもあって。

でも当時の自分を振り返ると、やっぱり「それが最善だと思えた」、「そうするしか道はなかった」って状況なんですよね。

あらかじめ結果が分かっていればいいんですが、私達はそんな結果なんて最初から分からなくて。

 

だから、過去の間違いも選択ミスも、そうするしか道はなかったんだと。

なので、再び私が過去の時点に戻っても、やっぱり同じ状況なので、同じ選択をせざるを得ないかと思います。

 

いやもう正直、高校生以前の地獄には戻りたくないですからね(笑

大学時代から一人暮らしを始めて、制作の面白さを知ってからは、だいぶ変わりましたが。

でも、「あのしんどい制作を、ゼロから再びやれ」と言われると、もう絶対にやりたくないというか。

もちろん制作や制作仲間たちとの付き合いは最高に面白かったんですが、全く同じものを2回は遠慮したいなと(笑

 

今の記憶を持って戻ることも、結構どうでもいい

「今の記憶を持って過去に戻りたいか」と言われても、結構ためらうように感じます。

例えば株式市場の未来とか、宝くじの当選番号を知っていて、20歳ぐらいで10億円得たとしても、私にとってはさして意味はなさそうだなと。

 

私は過去に、ちょっとしたお金を稼げた時でも、お金を使ったことで失敗してますからね。

それが100万円規模か、1000万円規模か、1億円規模かの違いだけで、何も変わらなかったかと思います。

むしろ、いきなり大きな失敗をせずにすんだだけ、ダメージが少なくてよかったかもしれません。

 

それに、私は目からウロコ体験を連続させて人生を切り開くのが好きであって、切り開かれて何も動かない人生が得たいわけではないと。

いやまぁ、私はお金も大好きなので、いくらでも増やしたいところですが(笑

でも、私はお膳立てされて欲しいのではなくて、自分の意思で得たいんだと。

大金があってもなかったとしても、私はその時々で自分の生き方をできればいい、そういうスタイルですね。

 

昔の自分にアドバイスできるとしたら

そして、「昔の自分にアドバイスできるとしたら、何を伝えたいか」と言うと、「そのまま進んでいいよ。それでいいよ」とだけ伝えるでしょう。

だって、当時の自分は自分の知識や経験、持てる力を全て費やして生きていたわけで。

未来からの言葉があったとしても、きっと同じような道を選んだだろうな、と思います。

同じように挑戦して、同じように泣いて、そして前に進み続けただろうな、と。

 

別の見方をすると、私が今、未来の自分から何かアドバイスを得たとしても、多分素直には従わないと思います(笑

例えば10年後の自分が「こうしておけ」と言っても、「それは10年後の感覚であって、20年後はどう感じているか分からんやろ」と言いたくなるわけです。

確かに過去は苦しかったけど、だからこそ、その泥沼から少しずつでも抜け出せた時は、「誰にも味わえないような生き方ができた」と分かって。

すなわち、苦しい過去でも、それは受け入れうるわけです。

 

「受け入れられたもの」が資産になる

なら、「受け入れられたもの」も、十分な資産になるように感じます。

それは、自分の価値観だからですね。

諦めも、嬉しさも、「受け入れられたもの」が自分の命になるんだと。

言い換えると、自分のたどってきた道になるわけですね。

 

それに、本当に欲しいものがあるなら、今から動き出せばいいわけで。

過去の自分とか、未来の自分に頼るまでもありませんよね。

 

大体世の中にはいろんな人がいて、いろんな教えがあふれているものです。

すなわち、「未来の自分に相当する教え」なんて、山ほど周囲にあるんですよね。

なら、「未来の自分が」とか言うまでもなく、今の自分で動き出せばいいと。

 

まとめ

なので全力で生きてきた人ほど、そういう「過去には戻りたくない」と感じるかな、と思います。

全力で生きているほど、今の自分にできることを精一杯していますからね。

すると、「失敗していい、迷っていい。それで歩き続ければいい」と分かって、過去への執着を手放せるし、未来への不安も手放せそうに感じます。

 

「今の自分を信頼して、歩き続ければいい」ということですね。

私はそういう生き方をしてますが、こういうのもいいんじゃないかな、と思ったりもします。

 

ということで今日は、今まで全力で生きてきた人ほど、「過去には戻りたくない」と感じそう、というお話をしてみました。

今日はここまで~。

この記事をシェア:
Share