失敗を恐れない人には、ふたつの共通点がある。

ひとつは、「この方法でだめなら、こういう道もある」という風に、いくつも道を見つけられること

もうひとつは、小さなことからやってみて、反応を見ること

 

失敗を恐れる人というのは、「これがだめだったら、私はもう終わりだ!」と思うから、恐れるのだ。

例えば、野菜の種を1つしか持たずに、「これを絶対に発芽させて、実をならせなければならない」と思うと、絶対に失敗は許されずに、怖くなるものだ。

しかし、野菜の種を100も200も持っている人は、「とにかくいっぱい種をまいて、芽が出たものを育てればいいや」というアプローチを取れる。

 

種をいくつもまくと、ひとつの芽に多大な時間をかけるわけにはいかない。

しかし、全ての種に均等に時間をかけるほど、時間もないもの。

そこで、芽が出たものに、少しずつウェイトを分配して、伸ばしてゆくのだ。

 

「成功の種」の発芽率は、およそ10%だ。

これは、ある程度の経験則で分かっている。

失敗を恐れる人は、ひとつの種だけをまいて、それを必死で育てようとする。

10%という発芽率を知らずに。

その上、その芽すら出ないものに時間をかけすぎて、無駄に時間を費やしてゆく。

 

「この道がだめなら、こういうアプローチもある」という方法を、いくつも見つけよう。

「成功例がないから、できっこない」という人は、クリエイティビティーが次第になくなってゆく人。

「誰もやってないなら、チャンスがある」という人が、クリエイティビティーが育ってゆく人だ

ひとつの方法に固執せずに、まずはいろんなアプローチを少しずつ試して、芽が出るものを見極めよう。

それが、短期間でうまくいく方法を見つけるコツなんだ。

この記事をシェア:
Share