ここんとこ「欠点を長所にする」という話題が多いので、今日もそれにまつわるクリエイティブなお話です。

手抜きも「自分のスタイル」にしてしまえばいい、というお話です。

 

自分なりのスタイルが仕上がっていれば、欠点は見えなくなる

かわいらしいデザインのサイトを見つけたので、ご紹介。

HJ-Story公式サイトはこちら

2頭身キャラで、しかも愛情をテーマにしたイラストを描いている人です。

 

こういうデザインって特徴的で、「自分なりのスタイル」がありますよね。

何というか、こういうデザインをぱっと見ると、「特徴的だなー」とか、「素敵だな」って思うじゃないですか。

で、これをいきなり「手抜きだ」とは思わないですよね。

精巧な人物絵でもなければ、実写と見まがうようなイラストでもないと。

単純化された人物を描いた、シンプルな絵ですよね。

 

じゃあそれが手抜きかというと、そうではありませんよね。

これはこれで、しっかりとしたクオリティを追求しているわけで。

 

手を抜くところは抜いて、自分なりのスタイルに仕上げればいい

こういうのを見ると、いろいろ学びになりますよね。

何でもかんでも時間をかければいいというものではないと。

手を抜くところは手を抜いて、それを自分なりのスタイルに仕上げればいいと分かります。

すると、自分の好きなところに集中できて、しかも自分なりのクオリティを追求できるようになるんですよね。

 

例えば私が去年作ったプロットインフォグラフィックでも、このキャラデザインは手抜きのためにこうしたんですよ(笑

「ストーリープロットを、漫画のようにビジュアルで分かるようにしたい。でも、絵に時間をかけたくないなぁ」って思って仕上げた結果、こういうデザインになったわけで。

でも、これはこれで味がありますよね。

情景をビジュアルで理解できて、アクションもできるし、細かい表情も出せますし。

比較的抽象的なプロットを説明するには、ミニマルなデザインが世界観としても合っていますしね。

 

すなわち、私は「絵がうまくない」、「絵を描くモチベーションもない」という欠点を持っています。

そんな私が、「ストーリープロットを漫画のように、ビジュアルで表現したい」っていう夢を持つのは、一見「無理だろう」とか思いますよね。

でも、そういう欠点があったとしても、手抜きを自分なりのスタイルにしてしまえば、長所になる、ということです。

私はデザインが多少できるので、その能力と融合させると、あんな風にできると。

 

他人軸から、自分軸での勝負に持ち込む

大切なのは、自分軸での勝負に持ち込むことですね。

その自分軸の中で、圧倒的なクオリティを実現すると。

 

多くの人が、他人軸で「評価されたい」と願って、だからこそ既にできているスタイルに自分を合わせようとしてしまうんですよ。

そうではなくて、自分で評価軸を作ってしまうわけですね。

「こういうミニマルデザインのストーリー説明だと、1つの物語を5分で理解できて、なおかつイメージも膨らませられるから、素晴らしい」と、自分の軸を作ってしまえばいいんですよ。

 

そして、その自分に有利な軸の中で、圧倒的なクオリティを仕上げることで、比較的簡単に「すごい」と評価してもらえます。

受け入れられるには、やはりどこかで「圧倒的なクオリティ」が必要になります。

他人軸の場合、その圧倒的なクオリティが実現しにくいんですよ。

でも、自分軸で自分の強い点ばかりを絞り込めば、ちょっとした工夫で競争から抜け出して、楽ができて、圧倒的なクオリティを実現できるようになります。

 

まとめ

なので、やりたくないことは、一度ばっさり切り落としてみるといいでしょう。

「もしこれを超手抜きで済ませて、その上、今よりもクオリティがよくなるとしたら、どうだろう?」と考えてみるといいでしょう。

「小説を書いているけど、ついでにアニメ化もしてみたい。もしアニメ部分を超手抜きでできて、なおかつ今よりクオリティが上がるなら、どうだろう?」

「漫画を描いているけど、背景が苦手。もし背景部分を超手抜きでできて、なおかつ今よりクオリティが上がるなら、どうだろう?」

……みたいな。

 

すると、そこからクリエイティビティーが動き出します。

そして自分なりのスタイルを作ると。

そうして自分にとって有利な場を作って、そこで圧倒的なクオリティを実現することで、知名度を上げていくことができるわけです。

 

そんな風に、さほど興味がない部分は手抜きでいいと思うんですよ。

その手抜きを自分なりのスタイルに仕上げれば、手抜きという欠点は長所になります。

嫌な部分に時間をかけずにすんで、さらにクオリティが高くなるとか、最高でしょ。

そういうアプローチでも、欠点を長所に変換できるかと思います。

 

ということで、今日は手抜きも「自分のスタイル」にしてしまえばいい、というお話をしてみました。

今日はここまで~。

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