今日はちょっと、お金のお話でもしてみましょうか。
今、「里山資本主義」という本を読んでいるんですが、その冒頭で「田舎は、生活費は驚くほど低く済ませられる」っていう内容があって、「まさに!」と思ったんですよ。
田舎はあんまりお金を使わない
実は田舎って、工夫次第でお金を使わなくても生きることができたりします。
もちろん最低限のお金は必要ですが、田舎に移り住むだけで、ほんと驚くほど変わるものなんですよね。
一番の支出と言えば家賃でしょうけど、私が住んでいるのは賃貸ですが、一戸建てなんですよ。
平屋の8畳が二部屋、6畳キッチンが一部屋、お風呂とトイレ、駐車場もありってな感じで。
しかも、おまけで裏庭として広い畑付きで。
それで、家賃は都市圏のワンルームよりも、さらに一回り安いですからね。
食費も安くできる
で、食費も安く抑えようと思えば安くできるんですよ。
というのも、畑がありますし、ちょっと種を植えて放っておけば、野菜なんて勝手にいくらでも育つんですよ。
だいたい、畑は普通の一戸建てぐらいの面積があれば、年間を通して4人程度の家族であれば、1~1.5家族程度は食べていけるぐらいの量を作れます。
そんな畑は近所にいっぱいありますし、相談すればいくらでも使わせてくれるような、余った畑は多くあるわけで。
しかも、野菜って、できる時は短期間に大量にできるんですよ。
だから、近所の人からもしょっちゅうお裾分けをもらったりするんですよね。
すると、一人暮らし程度であれば、小さな畑があれば、野菜とか買う機会がぐーんと減るんですよね。
小松菜とかキャベツは一年中できますし、大根も長く作れますしね。
遊びにもお金をかけずに楽しめる
そして山も海もあって楽しめますし、「遊ぶこと」に関してはお金を多く使わなくても、工夫次第でいくらでも面白いことができるんですよ。
で、おそらくこれが一番大きいとは思いますが、大好きなことをして収入を得られたら、それだけで充実していて、「無駄な気晴らし」のためにお金を使わなくて済むわけです。
だったら、都会の生活費の半分どころか、それよりも安い額ぐらいでも、豊かに楽しく暮らしていけるものだったりします。
実際に私は神戸、横浜、今は山口と移り住んできましたが、田舎だと、本気で抑えようと思えば抑えられますからね。
私以上の強者では、海外に出る人もいるわけです。
さらに物価の安い場所に住んで、ネットを使って物価の高い国で売ると。
実際にそういうのが可能な時代になってきたんですよね。
「お金を何のために使うのか」を考えてみる
大切なのは、「お金を何に使うか」だと思うんですよ。
私の場合は、「自由な時間を買うため」ということを最優先していたりします。
すなわち、自由でいながら、楽しみながら生きられる、その時間をできるだけ早く買い切るように考えて、お金を使うようにするわけですね。
すると、まずは自分の「能力」や「可能性」に投資をするのが大切だと分かりますし、実際に「時間を買い取る」、すなわち生活費を確保しておくことも大切ですよね。
そして、できるだけ早めに、生涯賃金を稼ぎきると。
私が知っている人で、「時間を買うために、車を買った。これで時間節約ができる」と言っていたんですが、これは惜しいな~と思うんですよ。
というのも、車で1日に節約できる時間なんて、せいぜい多くても1時間程度ですよね。
これは人によって評価は分かれるでしょうが、100万円で車を買ってちみちみ時間を稼ぐぐらいなら、田舎で100万円で半年ぐらいの「人生の自由時間」を買い取った方が、私はそっちの方が好きなんですよ。
そんな風に、自分の人生をお金に振り回されないために、まずは「自分の人生を買い取る」という考え方をしていたりします。
「定年してから楽しむ」で本当にいいの?
実際のところ、「定年してから人生を楽しむ」なんてことはさっぱり考えていませんからね(笑
だいたい「定年してから楽しむ」なんて考えでいると、かなりの率でそれまでに去勢されてしまい、定年したら何をしたらよいのか分からなくなるものです。
子ども時代の1年間は、大人の1年間よりも、とても大切で輝いていましたよね。
同じように、若いうちの1年間は、老後の1年間よりも、より輝いていると思うんですよ。
だったら、今を精一杯輝かせてゆくわけですね。
で、60歳ぐらいになったら、90歳から比べると「若い」ので、60歳の時は60歳の楽しみを味わうと。
70歳になったら70の楽しみを、100歳になったら100歳の楽しみを楽しむと。
60歳の時に、20歳や30歳の楽しみを味わおうとしても、たぶん難しいと思うんですよ。
それは、今気づいておいた方がいいかなと思ったりもします。
「自分の道を選ぶ」と、楽しくなる
楽しい生き方をするのは、実は簡単なんですよ。
それは、「自分の道を選ぶ」だけでよかったりします。
自分の道を自分で選んだら、その道は、今すぐに「楽しい道」になるわけです。
私は会社を辞めて独立する時に、「のたれ死に上等!」の覚悟を決めましたが、そのときに完全に「他人の人生」ではなく、「自分の人生」を生きることを選択しました。
その瞬間から、実際に最高に楽しい生き方ができるようになりましたからね。
苦境も、失敗も、それを含めて「楽しい」になるんですよ。
同人とかで作品を作った人なら、この感覚分かりますよね。
「しんどかったけど、楽しかった! やってよかった!」みたいな。
まさに、その生き方になるわけです。
まとめ
ということで、「お金をどこに使うのか」ということを考えることが、大切かなと思います。
そして本当に必要なところにお金を使うと。
だったら、質素な生活でも、楽しく豊かに生きられるものなんですよね。
そういう工夫の仕方もあるということで、今日はお話してみました。
今日のお話は、ここまでっ。