今日はクリエイティブなお話でもしてみましょうかね~。

タイトルは、「早めにあきらめるのと、ずっと続けるのは、どっちがいいか」です。

よく、「ダメなら、潔くあきらめなさい」って言う人と、「石の上にも三年」って言う人がいるじゃないですか。
「結局どっちやねん!」って言いたくなりますよね(笑

「オマエはオレに続けさせたいのか、やめさせたいのか、どっちやねん!」って言いたくなるものです(笑

今日はそのお話でもしてみましょうか。

 

目的を持ち続けて、手段を変える

もういきなり結論から言っちゃうと、「目的はずっと粘り強く持ち続けて、手段をどんどん変えてゆく」ということですね。

たとえて言うなら、「この山に登りたい」っていう場合、頂上が目的の場所ですよね。
で、目の前にある道が、手段になるわけです。

そして、山に登りたいのであれば、頂上にたどり着ければいいわけで、「絶対にこの右の道でないといけない」なんてことはないですよね。
だったら、行き止まりになったら他の道を探してゆけばいいわけです。
でも、「頂上に行く」ということは、変えないと。

実はこれ、聞くと単純ですが、多くの人がこれで人生をさまよっているものなんですよ。

「シナリオライターになりたい」、「作家になりたい」とか言ってますが、それに固執しちゃっているんですよね。
つまり、何が手段で何が目的なのか、分かってないことが多いわけです。

で、「シナリオライターになりさえすれば、幸せになれる」とか、「お金持ちになりさえすれば、幸せになれる」なんて思ってしまって、人生で無駄なあがきをずーっとしてる人がいるんですよね。

 

目的を教えてくれる、「そもそもの法則」

なら、まずは「目的」から考えてみましょうか。

目的を見つけたい場合、「そもそもの法則」というのがあります。

これは、「そもそも、自分は何のためにこれを実現したいの?」と問いかけてみることですね。
つまり、今持っている目的について「そもそも」と問いかけてみるわけです。

そもそも、なんでシナリオライターになりたいの?
そもそも、なんでお金持ちになりたいの?
そもそも、なんで彼氏彼女が欲しいの?

すると、「この山に登りたい」と思っていたことでも、「そもそも、なんで登りたいの」と問いかけると、実は見栄とか体裁を保つためだとか、そういうことがよくあるんですよ。

私たちの本当の目的っていうのは、「幸せになること」ですよね。
シナリオライターになることでも、お金持ちになることでもないわけです。

 

手段に固執すると、成長がなくなる

で、次に「手段」のお話になります。

先に説明した「幸せになること」から見ると、「シナリオライターになること」や「お金持ちになること」は、一つの手段でしかないわけです。

手段に固執してしまうというのは、すなわち「この右側の道でなければ、山頂にはたどり着けない」って言っているのと同じことなんですよ。

私が知っているシナリオライター志望の人で、「テレビドラマの脚本を書かないとダメ」って思い込んでいる人がいたんですよ。
そしてずーっと、芽が出ないままで、何年も無駄にしてしまっていると。
こういうの、なんかもったいないですよね。

 

「幸せ感」が日に日に増えていないのなら、その手段は間違った手段

それと同じで、「こうしなきゃダメ」っていうのは、実際のところほとんどないんですよ。

そして、もし山頂に近づいているのであれば、「幸せ感」は5年前よりも今年の方が、先月よりも今月の方が、昨日よりも今日の方がと、どんどん増えていっているものです。

でも、もし先月よりも全く幸せの実感が増えていないどころか、1年前はおろか5年前から変わってないとすれば、明らかに道が違っているということです。
言い換えると、間違った手段に固執してしまっているということですね。

そういう場合は、さっさと手段を変えましょうと。

いい手段を選んでいるのであれば、月々どころか、日に日に、自分にとっての喜びの量が増えているのが実感できます
もしそうでなければ、何かしらの手段を変える必要があると。

つまり、「そんな手段、さっさとあきらめなさい」ということですね。

 

「固執する」は、産業革命時代までの業界で通用する考え方

昔は、「プロになるには1万時間をかけなさい。それまで我慢して、苦しみ続けなさい」って言われていたんですよ。
ですが、それは技術の発展がほとんどない、狩猟採取から農耕、産業革命まで続いた価値観でしかないんですよ。

今では技術革新がどんどん進んでいる上に、専門分野も極めて多岐にわたって、ニッチが重要になっているので、たった数ヶ月ぐらいでも一流になれるんですよ。

例えばPhotoDramaticaだって、数ヶ月ですからね、あの技術を開発したのは。
それを学んで応用するなら、もっと短期間で、今までの人たちが10時間かけて作っていたようなものを、たった数十分で作れるようになるわけです。

情報革命によって、新技術を身につければ、十年背景技術を勉強した人に、たった数ヶ月研究した人が勝てるような、そんな時代が来ているわけです。

だから、スポーツとか、単調作業みたいに頭を使わないことなら、「固執しなさい」となるでしょう。
ですが、情報革命以降に勃興した、新しいクリエイティブな業界では、これからの時代、一つの方法論に固執するのは滅びの道になってゆくでしょう。

 

まとめ:目的をしっかり見つけることで、手段を柔軟に使えるようになる

そんな風に、「そもそもの法則」で究極の目的を見つけていって、そこから手段について、手を変え品を変え挑んでゆくわけですね。

言い換えると、目的は一つに固執して、手段はどんどん変えてゆきましょうと。

そういう風に考えると、今やっていることに対して、それが自分にとって有効なことなのか、手放した方がいいことなのかの判断基準になるかなと思います。

そして、日に日に幸せ感が増えていくのが実感できるかなと思います。

 

ってことで、「あきらめるのと、固執するの、どっちがいいの?」というお話でした。

今日はここまで~。

この記事をシェア:
Share