今日は、未来とチャンスのお話でもしてみましょうかね。

やっぱり「安定」って欲しいものですよね。
不安定だったら将来が予想できないものですし、落ち着いて何かをすることもできませんよね。

今までは「一つの道を究めなさい」というのが、安定への方程式だったわけです。
それが、情報革命によって、がらりと変わってきているわけです。

 

たった数年で、業界が消えてしまう時代

「スカイプ」に自動翻訳機能導入へ 音声と文字で

まさにこういう技術が、変化の兆しですよね。

今までは、「同時通訳」なんてものは、通訳の中でも最高レベルの難易度だったわけです。
ですが、こういう技術が出てきたら、一瞬で「通訳」という業種そのものが崩壊してゆく、という可能性があるわけです。

昔は映画館が大繁盛していたんですが、テレビが普及し始めたら、映画館は一気に少なくなったわけです。
で、ビデオが出てきたら、レンタルビデオ屋が成長して。
でも、インターネットが出てきたら、一気にレンタルビデオ屋がつぶれてきて、映画はオンラインで見るものになったと。

昔は、それが十年とか二十年単位で移り変わっていたのが、今ではたった数年で変化が起きるようになったんですよ。

すると、「たった2年で、業界が消える」なんてことも、普通に起こるわけです。

実際、Panasonicとかソニーが去年ぐらいに「これからは4kテレビだ!」と言っていたら、今では既に中国産の4kテレビが6万円とかで売りに出されているわけです。

もうめちゃくちゃでしょ。

 

数十年かけて学んだ専門家より、数ヶ月学んだ若者が勝つ時代

それに、「10年とか20年かけた、その道の専門家」が、技術の革新で、「たった数ヶ月学んだ若者」に負けることだって起こってくるわけです。

これはよく言う話ですが、フィギュアの造形師が20年かけて技術を磨いても、3Dプリンタが出てきたら、がらりと変わるわけです。
3Dソフトとモデルをどこかから取ってくる能力を数ヶ月で身につけて、そして3Dプリンターさえあれば、一流の造形師よりもいいクオリティのものを、ほぼ素人の若者が作れるようになるんですよ。

音楽業界では、シンセサイザーができたことで、楽団なんか必要なく、演奏技術なんかなくても、どこでも素人でもオーケストラ曲や、ダンス、果てはクワイア系の合唱曲まで作れてしまうわけです。

だったら、何十年かけて正確にリズムが0.01秒の誤差もなく刻めるようになった経験があったとしても、機械に任せれば、0.0001秒も誤差がなく、素人でもできるようになると。

同じように、ストーリーライティング業界でも、もしシンセ同様のストーリー生成エンジンを開発できたら、素人でもプロ以上の物語プロットを、たった数日で作れるようになってしまうと。

 

人の一生よりも、業種や会社の一生の方が短くなる

すると、「人の一生よりも、業種の一生の方が短くなる」、「人の一生よりも、会社の一生の方が短くなる」というのが、これからどんどん加速していくわけです。

まぁもちろん、これは10年前から既に言われていたことですが。

だったら、「私はこの道で食べていく」という風に、一つに決めてしまうというのは、これからの時代はリスクでしかないんですよね。

むしろ、収入源はいくつか分散させた方がいいと。

 

7ポケッツという考え方

そこで、「7(セブン)ポケッツ」、という考え方があるんですよ。

これは作家の山崎拓巳さんが言っていたことですが、収入源を7つぐらい持ちましょう、ということですね。

サラリーマンの場合は、1つの収入源になるわけです。
いわゆる、「時間給」ですね。
これだと、その会社がつぶれたり、リストラされたら、一気に無収入になってしまうわけです。

それに、時間給で7つの仕事を持つとか、実質不可能ですよね。

そこで、「不労所得」という考え方が重要になってくるわけです。

例えば私の場合は、今はPhotoDramaticaと、作家向け教材、自己啓発教材、そして過去に作ったゲームと、4つの収入源があります。

ゲームはサポートが少しだけありますが、まぁ1ヶ月に1時間もかけないぐらいで。
で、そのほかは全て、私が全く手をかけなくても、毎月それなりに収入が入ってくるわけです。

つまり、1ヶ月まるまるフリーで遊びほうけていたとしても、収入が入り続けるわけですね。
そういうのを、不労所得と言います。

その不労所得を積み重ねていきましょうよ、ということですね。
そうすることで、自由と安定を手に入れましょうと。

 

楽しいことを、工夫して不労所得を作る

「楽しい」と感じることで、リスクが少なくて、固定費も初期投資額も撤退費用も低くて、そして比較的中~長期的に、継続して入ってくるような収入源となる、不労所得を作りましょうと。

すると、楽しいことをしながら、どんどん自由の範囲を広げてゆけるわけです。

私が時間給になるような、コンサルとか相談受付をしたがらないのは、そういう理由もあるんですよ。
時間給を得ていたら、永遠に自由は得られないんですよね。
だから、時間給の仕事はできるだけせずに、不労所得になるような仕組みを作りたいわけです。

だったら、一つの収入源がなくなったとしても、リスクは少なくなりますよね。
他にも収入があるんですから、その間に新しい収入源を作り上げればいいわけです。

それを、7つぐらい作ることで、安定できるようになる、ということですね。

まぁ実際のところは、ちゃんとした収入源が3つもあれば、それなりに安定するものですが。

 

まとめ:一つの道を究めるよりも、収入源をいくつも持てる方が、安定してゆく

そういうことで、これからの時代は、安定というのは「一つの道を究める」にはなくなってくるかなと思います。
むしろ、収入源をいくつも作って、そしてニッチで専門家になり、できるだけ不労所得化して、時間給を減らすと。

そういう工夫があれば、より自由に、より楽しく、好きなように生きられるんじゃないかな~と思います。

私もそういう方向性で、動いているところです。

 

ということで、「新時代に安定を得る方法」という内容をお話ししてみました。

今日はここまで~。

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