最初に業務連絡~。

昨日の、新作本「劣等感を手放して、幸せになる方法」の誤字脱字チェック、まだまだ募集中です。

お暇な方は、是非どうぞ。

 

で、ここから今日の本題。

今日は、「学ぶこと」についてお話してみましょうか。

 

私は大学時代に心理学と出会ってから、ずっと学んできているので、もう10年以上も学び続けていることになるんですよね。

で、分かったんですが、最近になって、ようやく人の心を理解できるようになったんですよ(笑

 

私の大学時代は、書店の心理学コーナーに行ったら、河合隼雄と加藤諦三の本がずらーっと並んでいる、そういう状態だったんですよね。

もう、当時はこの二人の本を読みあさりましたから。

で、特に河合隼雄氏の本とか、面白いんだけど、何を言っているのか分からないわけです(笑

一冊読み終わって、「勉強になったなー。新しいこといっぱい知ったなー」と感じるわけなんですが、「じゃあ何を学んだの? 書き出してみて」と言われると、たぶん一行も書き出せなかったと思います(笑

なんと言うか、初めてPhotoshopとか、ソフトを触る時、全く使い勝手が分からないじゃないですか。

あんな感じで、あまりにも機能が多すぎるソフトを前にして、プロの解説を見て「こんなことできるんだ~」とか思いつつ、実際は何をどう使ったらいいのか分からなかった、そういう状態ですね。

 

でも、学び続けていると、何となく、少しずつつかめてくるんですよ。

「ああ、あれはこういうことだったのか」みたいな発見が、毎日あって。

で、あるとき、びしっと雷にでも打たれたのように、一つにつながるわけですね。

そして、レベルアップしていくと。

 

「痛くない注射針」を開発したことで有名な岡野工業の岡野雅行さんが、金型プレスを学ぶ時に、こういうことがあったって言うんですよ。

岡野さんが若い頃は、当時は金属プレスの技術本は、しっかりしたのはドイツ語版しかなかったわけです。

で、岡野さんはドイツ語が全く読めないのに、その分厚い本を毎日寝る前に眺めていたって言うんですよ。

文字は分からなくても、絵や図面の挿絵があるから、それを見ながら。

すると、次第に理解できるようになった、って言ってたわけです。

 

私は心理学が自分にとって必要なので、ずっと学び続けていたんですが、不思議なことに続けていたら分かってくるものなんですよね。

結構難しいことでも、好きだったり必要だったりすれば、分かってくるものなんだなー、というのが実感です。

特に最近は、心理メカニズムが分かるようになって、それを強く感じていたり。

 

好きなことは、下手でも続けていたら、やっぱり変わりますよ、というお話でした。

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