今日は、クリエイティブなお話です。
材料はすでに身近にある、という事例を4つほど紹介してみましょう。
いやまぁ今回も、たまったネタの消化です(笑
レゴブロックで義肢を作成
【披露】レゴブロックでカラフルな義肢を自作 先天性障害ある大学生https://t.co/qRr6fJcc2U
アンドラ公国の大学生アギラルさんは、実用的なレゴブロック製義肢を世界で初めて作ったとしてギネス世界記録に認定されている。 pic.twitter.com/MdY1tTyTFt
— ライブドアニュース (@livedoornews) September 10, 2021
文字通り、「レゴで義手を作っちゃった」というニュースです。
確かにレゴは、いろんな形を作れて、面白いですよね。
ただ、それを義手のような精密なものに投下してみた、というのが奇抜なところで。
こう考えると、意外と身近に「材料になるもの」はあると分かります。
何かを作りたい場合、木やプラスチック、金属、3Dプリンターだけでなく、こういうレゴですら使えるんですから。
なら、後は「こういうのがあればなぁ」という、空想部分じゃないかと思います。
車いすの人向けスカート
「車椅子じゃスカートは穿けない」アローズ創業者を奮い立たせた女性の悩み(President Online)
記事の内容は、「車いすの人は、スカートははけない」ということで、そういう人向けのスカートを開発した、というお話です。
下半身不随で車いすの場合、スカートをはくのも面倒だし、スカートが車輪に巻き込んでしまうこともあるようで。
なので、スカートのプリーツ部分にうまくファスナーを取り付けることで、スカートを広げたり狭められるようにしたと。
すると、車いすに乗るときはファスナーを閉じれば、乗りやすいし、巻き込みもなくなって。
だけど、車いす以外では、ファスナーを開けばスカートも開くので、おしゃれを楽しめる、みたいな。
制作者は、そういう身体的な制約がある友人を持っていて、いろいろ聞き出して服を仕上げたようで。
こういう風に、「こういうものがあればいいのにな」という空想部分を、身近なところから取ってくるのもいいですよね。
自分は特に困っていることがなくても、周囲には「これに困っている」ということは、結構落ちているもので。
それに真剣に向き合ってみると、新たな工夫とか、可能性が見えるかもしれません。
ドリトス誕生秘話
ドリトスはディズニーランドのゴミ箱から生まれた(Gizmodo)
アメリカでメジャーなスナック菓子「ドリトス」ですが、元はディズニーランドのコックが、余り物から作った、ということのようです。
ディズニーランドで、メキシカン料理のレストランがあったんですが、残り物のトルティーヤ(平焼きパンみたいなもの)は、普通に捨てていたと。
そんなとき、トルティーヤ会社の営業マンがそれを見て、「余り物は、小さく切って油で揚げるとおいしいですよ」と、コックに教えたわけです。
そして実際に味を工夫して作ってみて、メニューとしてお客に提供すると、人気になったと。
で、スナック会社の副社長の目にとまって、商品化されて、爆発的に売れた、という流れです。
こういう「余り物を有効活用する」というのも、工夫でいいですよね。
余り物だから、ほぼ無料で材料を仕入れられて。
なら、そこに工夫で何かの価値を作れれば、原材料費はほぼタダで、利益がどーんと自分のものになるわけです。
なので、世の中に余ったものに目を向けて、「これで何かできないかな」と発想するのも、一つの発想法かなと思います。
ジャガイモにメッセージ
「ジャガイモにメッセージを書いて送るだけ…」このビジネスで月収120万円を稼ぎ出したアメリカ人が話題に(らばQ)
2015年頃の、だいぶ昔の記事ですが。
記事の内容は、アメリカで「ジャガイモにメッセージを書いて送るだけ」という単純なアイデアが、大きな収入になった、というものです。
面白いのが、この人は彼女との食事中にそのアイデアを思いついて、気軽に試してみたことですね。
もちろん一緒に食事をしていた彼女は、「バカげたアイデアだし、1つも売れるはずがない」と言います。
そして私たちからしても、常識で考えると、やっぱりそう感じるものです。
でも、それでも「ものは試しだ」とやってみると、2日目には25万円ぐらいの売り上げになって、すごいことになったと。
きっと、「誰もが常識で判断していたから、誰もやらなかっただけ」なのかもしれません。
もちろん「常識を外れる道」は、成功率が低いものです。
でも、成功率がゼロではないと。
なら、失敗しても痛くない程度で、いろいろと気軽に常識を外れてみると、予想もしなかった新たな道が見えるかもしれません。
まとめ
そんな風に、私たちの周囲には、すでに材料はそろっているように思います。
作る材料や原料も、「こういうのが不満だ」というアイデアも、コストのかからない材料も、私たちの周囲にはたくさんあるんだと。
その場合、常識で「これがみんながたどっている道だ」とカチコチになるよりも、身軽に「こういうのもいいよね。面白いよね」と動いてみるのもいいように思います。
もちろん、うまくいかないことは山ほどあります。
だけど、その中の一つでもヒットするものが見つかると、それが人生を変えてくれたりするんですよね。
ということで今日は、材料はすでに身近にある、という事例を紹介してみました。
今日はここまで~。