今日は、「お金の使い方」についてお話してみましょうか。

 

お金を使っても、一瞬しか幸せを味わえない人って、いますよね。

例えばステータスのような車やバッグみたいなものを買うと、買ったばかりや届いたばかりはいいでしょうけど、すぐにそれが普通の状態になって、「もっと欲しい」って思うようになるものです。

でも、上手に使うと、「あー、幸せだなぁ」みたいなことが、ずっと続くこともありますよね。

例えばギターを買って、もう何ヶ月もはまっちゃったりとか、それでバンドを組んで楽しんだり、人に聞いてもらって喜んでもらったりすると、その「一台のギター」が私たちに長時間、大きな喜びを与えてくれるものです。

「じゃあ、どういう使い方が幸せ感を上げてくれるの?」ということを、ちょっとした記事から引用して見てみましょう。

 

幸せ感を上げてくれる、お金の使い方

「お金があっても幸せになれていない人は、お金の使い方が間違っている」という考え方 – Gigazine

ここで8つほど「幸福感を高める、上手いお金の使い方」について触れていたんですよ。

これがそこそこ面白かったので、その解説をしてみましょうか。

 

1.お金は「モノ」ではなく「体験・経験」のために使う

これはまさにそうで、モノは、生きていくのに必要なだけあればいいわけで。

それ以上は、精神的なこと、すなわち「体験」が重要になりますよね。

ギターで楽しむのも、一つの体験です。

同じように、高級車やブランドバッグを買って、人から「すごい!」と言われて鼻高々になるのも、一つの体験です。

「すごい!」と言われたいがためだけに、それだけのお金をかけたいのであれば、それもアリということですね。

 

ただ、「体験を買う」と意識していると、「この車、このバッグじゃなきゃダメ」から、「もっと費用対効果が高いことがあるんちゃう?」と意識を導くことができます。

つまり、「『すごい!』って言われる体験が欲しい」って分かっていれば、別にそんなに大金を使わなくても、他の安価な方法も見つけ出すようになるってことですね。

「もの」に縛られなくなると。

だから、「もの」を買う前に、「これを買うことで、どんな『体験』を求めているんだろう」と考えるといいでしょう。

すると、自然と上手なお金の使い方ができるようになる、ということです。

 

2.自分のためだけではなく、他者のためにお金を使う

これは簡単に言うと、「寄付」とか「生き金」のことですね。

ニュージーランドで、死ぬ間際に、その人の自伝を作るサービス会社があるって言うんですよ。

そのサービスを受けて自伝を作っていくと、ほとんどの人は過去の自分を思い出して、「もっと世のため人のためになることをしていればよかった」と気づいて、後悔するらしいです。

「今まで、自分のことしか考えずに生きてきた」ということに、死を目前にして初めてショックを受けると。

それぐらい、「誰かのためになると嬉しい」っていう回路が、私たちの中にあるものなんですよね。

だから、「自分のため」ではなくて、「誰かを喜ばせるお金の使い方」をすると、喜び度が上がって、上手なお金の使い方ができるようになると。

 

3.大きな喜びを限られた数だけ得るのではなく、小さな喜びを何回も得る

脳は、量の大小をあんまり理解できないんですよ。

逆に、頻度は理解できます

恋人へのプレゼントでも、高額なプレゼントを一度するよりも、安くてもいいのでプレゼントの頻度を上げると、より好感度が得られるとか。

だから、小さくてもいいので、高頻度で自分を喜ばせていると、幸福度が高まります。

ずーっと我慢してどかんと大きなご褒美を与えるよりも、小さくてもいいので高頻度で自分を喜ばせる方が、幸せのためにはいいと。

 

4.保険にお金をかけ過ぎない

保険って、「未来が悪くなる」というのを前提とした商品ですからね。

「この病にかかったら、こんなに悲惨なことになりますよ」と宣伝しないと、売れない商品ですから。

未来に不安を持っている人、すなわち希望を持てない人ほど、保険にお金をかけるようになるので、これは当然ですよね。

 

5.「今払って、後で使う」ことを心がける

悪いことは先に済ませておくと、後は気楽に楽しめる、そういう理屈ですね(笑

私は通信料でも「2年縛り」、「解約違約金」とかがあんまり好きではなくて、少し割高になっても先払い式のを使っていたりします。

「2年縛り」とか「解約違約金」って、言い換えると借金ですからね。

「借金してこの機種にしましょう」って言うと売れないから、表現を変えているに過ぎないわけです。

借金には、いい借金と悪い借金があって、「いい借金」というのは、不動産投資とかでレバレッジを使うような、「借金をすることで自分にお金がより入ってくる、お金を生み出す借金」です。

悪い借金とは、自分の欲のために使って、お金を生み出さない借金で、言うなれば「自分はより多くを払って、貸している側だけが儲かる借金」ですね。

「お金を生まない借金」を嫌う人とか、自営業的な発想をする人は、プリペイドを好むんですよね。

 

記事では6、7、8とありますが、突っ込みどころがあったり、まぁ解説するまでもないので、省略。

 

日本円の価値がなくなっていく時代の流れ

で、ここからが本当に言いたいことですが、これから数年かけて、次第に日本円の価値は下がっていくと思われます。

日本政府は借金がこんなにもあるのに、なぜ円の価値(国債の価値)がこれだけ保たれているかというと、海外の投資家が「税率を上げればまだ返せる」と思ってるからなんですよ。

消費税で見ると、海外は20%以上が普通なのに、日本はまだ8%程度ですからね。

でも、もうここ数日で消費税の増税が見送られそうな流れになりましたよね。

すると、「あ、こりゃ増税でなくて、お金をすって借金をチャラにしようとしてるわ」と海外勢が気づいてきているわけです。

 

お金をすりまくると、日本円はどんどん価値がなくなっていきますからね。

だから、これから少しずつ、「資産は日本円では持たない」ことをオススメしておきます。

 

お金の価値が目減りしていく時代なので、どんどん使っていきましょうと。

実際、ここ2年ぐらいで、日本円は当時の5割も目減りしてますからね。

今は先物価格とか原油価格もだいぶ落ちているので実感は少ないでしょうが、この勢いが増せば、消費税が8%になった時どころじゃないほどの「ものの値段が上がった(=お金の価値が下がった)」と感じるようになりますから。

貯金していても、価値は減っていくだけなので、意味がないんですよ。

 

なので、投資するもよし、使って楽しむもよし、ですね。

お金の価値は下がりますが、資産はお金だけじゃなくて、いろんなものや形がありますからね。

私がオススメするのは、自己投資しておくことです。

自分の能力のために、お金を使っておくと。

もしくは、人を喜ばせる「生き金」に使うといいでしょう。

 

まとめ

そういう「時代への準備」も、これからますます必要になって来るかと思います。

「お金を貯める」というのではなく、「お金をどう上手く使うか」という能力が求められる時代だということですね。

「安心を得るため」ばかりでなく、「幸せを作り出すため」というお金の使い方も、重要になるかなと思います。

 

ってことで、今日はお金の使い方についてお話してみました。

今日はここまで~。

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