今日は、意外と身近なところに、成功する材料があるってお話をしましょうか。
最近、トニー野中氏の本にはまっていて、この本にいいエピソードがあったので、ご紹介しましょう。
ある学生がいたんですよ。
その学生は、とある有名な講師のセミナーを受けたくて受けたくてしょうがなかったんですよ。
でも、そのセミナーの受講料は、100万円以上もするわけです。
彼は到底そんなお金は出せません。
それでも受けたいので、会場まで行って、その講師に「お金がないけど、何とか受講させてもらえないだろうか」と直接お願いしたっていうんですよ。
すると、講師はこう答えます。
「受講料の100万円を用意できないなら、このセミナーを受けても無駄だよ」と。
あっさり突っぱねられるわけですね。
でも、その講師はこうも伝えました。
「これは、『あきらめろ』ということじゃないよ。要は、100万円を手に入れる方法がないか、少しだけ考えてみればいいんじゃないか、ってことだよ」
そしてその学生は考えます。
で、ある行動に出ます。
それは、そのセミナーを受けようとしている参加者で、夫婦の人たちを見つけて、「息子さんはいますか?」って尋ね回ったっていうんですよ。
そして、「いる」と答えた人に、こう提案します。
「実は僕は、お金がなくて入れません。ですが、僕の受講料の1/3を出してくれたら、後日、息子さんにセミナーの内容を全て教えます!」
こうして、3人の人を見つけて、無事にセミナーを受けた、ということでした。
だって、100万円以上もするようなセミナーを受ける人たちだから、裕福な人が多いわけです。
で、自分の若さを長所にして、魅力と「与えられるもの」を作り出したんですから。
素晴らしいですよね。
この発想力ですよね。
努力とか根性ではなくて、ちょっとしたアイデア、発想なんですよ。
それが夢の実現に大きく影響するわけですね。
だめならあきらめる、ということではなくて、少しだけ「考えてみる」。
可能性っていうのは、意外と身近なところに落ちているものなんですよ。
自分の置かれた環境、自分の状況、自分の特徴、それらを少しだけ「考えてみる」わけですね。
すると、意外なところから、突破口は開けると。
ってことで、今日はそんな一つのエピソードをお話ししてみました。
今日はここまで~。