今日はタイトルのように、クリエイティブなことでお金を得ることについて、お話ししてみましょうか。
今回のお話を一言で言うと、「自分にとってのクリエイティブなことを、個人でどんどん情報発信してゆくこと。それがお金を得るコツ」かなと思います。
クリエイターにとって、これからはいい時代になる
今、高城剛氏の「白本 弐」という本を読んでいるんですが、そこで「物書きほど、このインターネット時代に向いているビジネスはない」っていう表現があったんですよ。
私もこれを実感していて、これからの時代、物書きだけでなく、表現者とかクリエイターにとっては、とてもいい時代になるんじゃないかと思ってます。
というのも、今までの時代は「言われたことを素直にする人」が求められていたんですよ。
産業革命が起こって工業社会になると、大量生産、大量消費時代になりました。
すると、生産性を上げるためには、人が機械のように動けばよかったわけです。
例えば製糸工場でアンダーシャツを作っているところで、「私は白よりも黄色の方が好きだから、私だけこうする」とかオリジナリティなんか出したら、品質が変わってとんでもないことになりますよね。
だから、「自分を出さずに、言われたことを素直にする人」が重要視されていたわけです。
日本の学校教育でも、未だにこれを引きずっています。
でも、今の時代に「言われたことを我慢して、素直にする」なんてことをすると、いいようにこき使われて、使い捨てにされるのがオチでしょう。
だって、そんな人は山ほどいて、いくらでも代替がきくんですから。
自分を安売りしなくてはならなくなって、もっと安く売る人も大勢いるわけです。
誰にでもできることは、海外の人件費が安い国にどんどん移行するようになります。
さらにはそういう誰にでもできることは、次第に機械やコンピュータが自動でやるようになっていきます。
日本でも、近い将来に移民を受け入れるようになると、次第に単純労働な部分から移民が担うようになるでしょう。
すると、給料がどんどん減っていった上に、将来は仕事すらなくなって、捨てられる。
これは苦しいだけの道ですよね。
そこで今では、「もの」が満たされるにつれて、「自分で考えて創造する力」が重要になってきたんですよ。
そんな「新たな創造」っていう部分が重要になってきたわけです。
表現者やクリエイターって、まさに「自分で考えて創造する力」を発揮する人たちじゃないですか。
「私はこういうのが欲しい!」っていうのをモチベーションにして、新しいものをどんどん作ってゆく人たちで。
それは、周囲とは違うものを常に追い求めていますよね。
「周囲に満足できるものがないから、自分で作っている」と言えるのかもしれません。
そういう「自分で考えて創造する」という部分が重要になるんですよ。
で、本題に入ると、クリエイティブなことでお金を得るコツは、次の二つがキーワードになるかと思います。
それが、「ちょっとした創意工夫」と「情報発信」です。
その人なりの「ちょっとした創意工夫」が面白い
ありふれたものをありふれて繰り返す人は、これからの時代は淘汰されるってのは、もう実感で分かるかと思います。
だから、これからはどんどん自分なりの新たなものを作り出せる、そんな人が中心になっていくわけです。
小さなことでもいいので、「自分なりの新たなもの」が重要になるんですよ。
クリエイティブなことって、新しい気づきがあって面白いですよね。
私がよくもらう感想で多いのが、「目からウロコでした」っていう反響なんですよ。
「そういう発想があったのか」っていうのを楽しんでいる方が多いようで。
私自身も「これって、こういう考え方もあるよね」って見つけるのが大好きで、毎日こんな風に長文を書いているわけですが、読む側も面白いと思うんですよ。
そして、そんなちょっとした創意工夫っていうのは、クオリティにあんまり左右されないんですよ。
いわば、ちょっとしたことでも面白く感じられると。
最近発見したのは、「ウイスキー単体を生まれて初めて買ってみて、美味しくないよなぁと思っていたのが、梅酒を少し入れるとぐっと美味しくなった」ということですね。
ウイスキーが好きでない人でも、梅酒とか柑橘系ジュースとを混ぜれば、ウイスキーの臭みがエナジードリンク風のケミカルな感じに変わって、ぐっと味わえると気づいたわけです。
すると、「どんな味なんだろう」って感じられますよね。
こんなちょっとした創意工夫だけで、面白いわけです。
もちろん、失敗しても、それはそれでネタにできるから大丈夫ですしね(笑
この「ちょっとした自分なりの創意工夫」が、一つ目のキーワードです。
クオリティが低くとも、「情報発信」の頻度を上げると、ファンがつく
で、もう一つのキーワードが「情報発信」ですね。
そういうクリエイティブな情報を、どんどん発信していくことです。
すると、必ず「自分なりのクリエイティブになれるジャンルの傾向」みたいなものがにじみ出てくるんですよ。
このサイトの場合、心理学だったり、ゲームやら本の制作だったり、考え方だったり、そういう傾向が出てくると。
そうしていると、その傾向に合った人たちが集まってくる、ということですね。
すなわち、ファンができると。
ファンができたら、後はどうにでもなるものです。
というのも、個人についているファンって、その人が何を出しても買ってくれるんですよ。
同人即売会でも、売る側に座っていると、お客さんがよく「新刊全部ください」って言う人がいるんですよ。
参加している人でも、このセリフを聞いたことある人は多いんじゃないかと思います。
実は、これが本当に多いんですよ。
「選ばんのかい!」ってツッコミ入れたくなるでしょ(笑
それぐらい、ファンはどんな形でも買ってくれるものなんですよね。
その大本にあるのが、情報発信だと思います。
しょーもないものでもいいので、日々のクリエイティブを、頻度を高めて発信していくと。
人の脳というのは、「量」よりも「頻度」の方が印象に残ります。
ほら、「彼氏や彼女にプレゼントをする場合、高価なものを一度あげるより、安物でもいいので頻度を高くした方が効果がある」って言うでしょ。
あれと同じで、クオリティは低くとも、頻度が高く触れていたら、しっかりとファンになるんですよ。
友人感覚だったら、そういう身近な人の作品って、やっぱり全部触れてみたいものですよね。
ただ、同じことをずっと情報発信していたら、すぐに飽きられてしまいます。
だから、日々ちょっとしたことにクリエイティビティーを発揮して、気づきを得て、発信していくと。
そうすることで、ファンが「育っていく」んですよ。
もちろん、本当にクオリティ勝負をしているような人やチーム、会社もあります。
そういうところは情報発信はあんまりせずに、品質で勝負しているものです。
クオリティに自信がある人は、クオリティで勝負すればいいでしょう。
でも、クオリティがまだ低い状態の人でも、頻度を高めさえすれば、何とでもなるんですよ。
ちょっとした自分なりの新しいクリエイティブなことを、頻度を高めて情報発信すると。
それが、固定ファンを生んで、お金になってゆくんですよ。
まとめ
そんな風に、自分なりのクリエイティブなことを、どんどん情報発信していくことですね。
クオリティは低くてもいいので、頻度を高めると。
すると、ファンができるので、ファンができさえすれば、お金は後からついてきます。
そういう「新たな発見をするのが好きで好きでしょうがない分野」を持つことですよね。
すなわち、クリエイティビティーを発揮する「好き」を見つけることです。
クリエイティビティーを発揮できないような、受け身の「好き」は、「好き」には含まない方がいいような気もします。
テレビとか、ネットサーフィンとかは、だいたい受け身ですからね。
じゃあ、どうやってそんな「好き」を見つけるのか、それについて続きがあるので、それは明日にでもお話するとしましょう。
ということで、今日はクリエイティブなことでお金を得る、私なりのコツについてお話してみました。
今日はここまで~。