今日は、人生を楽しむ方法についてお話してみましょうか。
なぜ、「面白い」や「好き」が多く見つかるのか
「毎日が面白くない」
「楽しいことが見つからない」
「私も何か熱中できるものが欲しい」
そういう人、多いと思うんですよ。
みんなが「これすごいよ」と言っているものを見ても、何か感動しない。
趣味を持ちたいと思うけど、探しても見つからないし、どれも中途半端で終わってしまう。
生きているという実感がなくて、何かむなしい。
そういう人って、いると思うんですよ。
私はありがたいことに、毎日やりたいことばかりあって、情熱的に生きられていますが、どうすればそんなにたくさん「これ、面白い!」が見つかるのか。
私は、自分にとっての「好き」とか「面白い」というのは、考えて見つかるものではないと思うんですよ。
そして、探して見つかるものでもないと。
趣味の一覧とか、リストを見てから「これをやってみよう」って決めるものではないと。
じゃあ、どうすればそんな「これ、面白い!」とか、「これ、楽しい!」というのを見つけられるのか。
今日はそんなお話をしてみましょう。
生活に直結するクリエイティビティーは、何でも楽しくなる
結論から言うと、「生活に直結するクリエイティビティーは、何でも楽しくなる」ということですね。
そのために、「便利度を下げる」ということをするといいでしょう。
「面白くない」とか「好きなことが見つからない」って言うのは、その行動が「実際の生活の改善」に直結していないからなんですよ。
例えば、どこかの罰ゲームかトレーニングメニューで、「スコップで1メートルほど土を掘れ。掘ったら埋めてを繰り返せ」っていうような作業があったんですよ。
これって、すっごい苦痛な作業ですよね。
だって、無意味なことほど、人はその作業が嫌になるものですから。
私たちは、自分の行動で「これだけよくなった」と実感できなければ、意味がないと判断して、モチベーションは上がらなくなるわけです。
じゃあ、一方で「本を書きたい」とか「ゲームを作りたい」と思っていた人がいたとしましょうか。
でも、その人にとって本やゲームが好きでもなく、作ることに興味もない人が作ろうとしたって、やる意味がないですよね。
だって、作ったところで、自分の生活には何の変化もないんですから。
その「本を書きたい」「ゲームを作りたい」っていうのは、「無意味に土を掘って埋め続けろ」って言うのと同じ種類の作業なんですから。
だから、作ることが苦痛でしかなくなるわけです。
「生活に直結するクリエイティビティー」の例
逆に、生活に直結するもので、クリエイティビティーを発揮するものであれば、がぜんその作業が面白くなります。
例えば、貴方が無人島に漂流したとしましょう。
そこは一応、水と当面の食料だけは十分にありますが、家とか他のものは一切ありません。
すると、例えば「家を造ろう」とか、「島で獲れる食物で、美味しくできる料理を研究しよう」とか、「水を溜めておくものを作ろう」とか、「魚を入れるいけすを作ろう」とか、いろいろできますよね。
そしてこういうたぐいのものは、やっていてすっごく面白いんですよ。
だって、生活にダイレクトに直結していて、作れば作るほど、目に見えて環境がよくなるんですから。
鉄腕DASHという番組で、DASH村って企画がありましたよね。
あの面白さと同じです。
あれは全く何もない村から、田んぼや畑、家とか遊び道具を作って、環境を充実させていく、そういう過程だったじゃないですか。
しっかりとした家ができると、快適に暮らせるようになって、目に見えて環境がよくなりましたよね。
それって、すごく嬉しいことですよね。
稲や野菜が育っていく過程はワクワクしますし、台風や嵐が来ると不安になり、それを乗り越えて収穫ともなると嬉しくて、そして収穫できたものを美味しく食べる時とか、最高でしょ。
他にも、保存できるようにしたり、加工したり、食べ方を変えたりみたいな、そういう工夫、すなわちクリエイティビティーを発揮することが、最高に面白いわけです。
そんな「生活に直結すること」こそが、「面白い」であり、「楽しい」なんですよ。
それは、成果を出せたという感動を、リアルで体感できるからですね。
重要なのは、「便利にする」ではなく「クリエイティビティーを発揮する」こと
現代で面白くないのは、そういう「生活に直結するクリエイティビティー」を発揮できる機会がないんですよ。
みんな、「便利にすること」が重要だと思っていますが、そうではなくて、本当に重要なのは「クリエイティビティーを発揮すること」なんですよ。
これを間違ってしまって、「楽しさ」っていうのを、効率的に得ようとしてしまうわけです。
お金を出して何かを買えば、すぐに解決できる。
必要なものは、スーパーに行けば何でも買える。
でも、何でも便利にしすぎると、その先には「退屈」しかないんですよ。
それは、何もせずにテレビを見ているような感覚と同じですね。
「腹減った」と言えば、ご飯が出てきて、「足がかゆい」と言えば、機械が足をかいてくれる。
そして自分では何もせずに、ぼんやりと世界を見ているだけ。
自分が言葉にすれば、何でも思うがままに叶う世界。
それはある種の人にとっては一種の理想かもしれませんが、私にとっては地獄だと思うんですよ。
だって、そんな状態で、「生きている」なんて実感、得られるはずがないですからね。
「生きている」という実感を得るには、自分なりのクリエイティビティーを発揮して、実際に「自分の環境がよくなった」という実感を得ることが重要なんですよ。
そしてそれが「自分が成長した」という実感になります。
また、「自分に価値が増えた」という嬉しさも得られます。
他にも、「自分はやればできる」という自信にもなるでしょう。
すなわち、人の本当の喜びというのは、そういう「自分が成長した」という実感じゃないかと思います。
だから、「便利さを下げなさい」
だから、「便利さを下げなさい」ということなんですよ。
便利な道具を一度捨ててみましょうと。
そこには、道具だけでなく、お金も含まれます。
例えば、お金を使わずに、限られたものだけで、目の前の問題を何とか対処しようとするわけです。
すると、頭を使う必要が出てきて、クリエイティビティーを発揮せざるを得ません。
そして、それが実生活に直結すればするほど、楽しくてしょうがなくなります。
それは、「お金を稼ぐこと」という行動ですら、楽しくなります。
DASH村みたいに、何もない場所から、便利な道具を使わずに作り上げる喜びというのは、最高に面白いんですよ。
そして、真剣に打ち込めると。
「楽しさ」と「真剣さ」は同じものですから。
DASH村の作業だって、笑いながらも、作る時は自然と真剣な表情になっていたでしょ。
実生活の役に立つことをすると、楽しくなる
なので、実生活の役に立つことをしましょう、ということです。
私は山口県の田舎に住んでいますが、明らかに田舎の方が楽しいように思えますからね。
だって、何もないんですから(笑
その裏を返すと、工夫次第でいくらでも生活を改善できるわけです。
私が本を書くのでも、それは私自身の生活に直結しているからなんですよ。
「こういう心理的なやっかいごとがある。これを解決するには、どうしたらいいだろう?」
「こういうものを作りたいけど、ノウハウが欲しい。でも世の中にはない」
そういう実生活で必要なものを元に、考え方やノウハウを作り出して、おまけで本として出しているだけです。
誰よりも、私自身がその考え方やノウハウを必要としているんですよ。
だから、モチベーション高く作ってゆけるわけですね。
そういう「楽しさを生む問題」は多くあります。
考え方でも、制作でも、お金でも、不便であればあるほど、問題は出てくるわけです。
それを、クリエイティビティーで一つずつ解決してゆく、それが「楽しい」であり「好き」につながるんですよ。
そしてそのオマケが、本であったりゲームであったり、ブログのこの記事であったりするんですよね。
だから、「どんどん作るコツは何ですか」 と言われると、まさにクリエイティビティーかなと思います。
実生活で不便なほど、クリエイティビティーを発揮できて、楽しくなれるんですから。
まとめ
そのために、「あえて不便にする」という選択肢を入れてみるといいでしょう。
多くの人が、「便利さデブ」になってると思うんですよ。
便利さのダイエットをしましょうと。
具体的には、不要なものを捨てるといいでしょう。
すると、身軽になって、動きやすくなって、楽しさを見つけられるようになるでしょう。
私は制作をするのでも、最初にお金で解決しようとは思わないんですよ。
「できるだけお金を使わずに実現してやろう」と思うわけです。
すると、工夫せざるを得ませんよね。
そうしてできたもので、実際の生活に役立つものができたら、そりゃー面白いですから。
まさに、リアルでDASH村をやっているようなものです。
すると、「お金が十分にない」、「資源が十分にない」という制約ですら、楽しさになります。
人生を面白くするのは、クリエイティビティーなんですよ。
生活に直結するクリエイティビティーを発揮できるようにする、そういう環境を作りましょうと。
そのために、わざと不便にしてみましょうと。
すると、どんどんモチベーションが出てきて、楽しさが見つかって、情熱的に生きられるようになるかと思います。
ということで、今日は「人生の面白さを見つける方法」ということで、お話してみました。
今日はここまで~。