今日は、クリエイティブな楽しさについてお話ししてみましょうか。

「完成品を手に入れる」喜びと、「未完成のものを完成に仕上げる」喜びは別、というお話です。

 

自分なりに工夫できることは、楽しい

糖質制限を始めた関係で最近料理にはまっていて、魚もよくスーパーで買うんですよ。

で、魚のブリって、普通の切り身では結構な値段がするのに、端切れだと同じ量でも値段が1/3ぐらいになるんですよね。

牛肉とか豚肉でも、端切れの「こま切れ」ってありますよね。あれと同じです。

でも、ブリの場合は値段が1/3とかで、しかも脂ものっていて、普通の切り身以上に美味しいんですよ。

ただ、見栄えが少し悪いだけで。

 

で、私はこういうの、大好きなんですよ(笑

こういうのを見栄えをよくしようとしたり、完成度を高めようとするなら、少し工夫が必要になるじゃないですか。

普通に見栄えがいい切り身とかは、切って盛りつけるだけで美しいですが、それは「上手くできて当たり前」ですよね。

クリエイティブなことが好きな人にとっては、なんかちょっと面白くないんですよね。

 

ほら、お菓子の「ねるねるね~るね」だって、あれは練って色が変わるのが面白いじゃないですか。

人によっては「練って既に色が変わったのを出せよ! なんでお客に手間を取らせるんだよ!」とかツッコミを入れたくなるかもしれませんが(笑

でも、それは面白くないですよね。

ブリも同じで、自分が手を加えられる余地があるというのは、それだけで面白いものなんですよ。

で、楽しめた上に、なおかつ安くできるとかなると、もう最高でしょ。

 

「未完成のものを完成に仕上げる」という道

私は「完成品を手に入れる」喜びと、「未完成のものを完成に仕上げる」喜びは別のものだと思うんですよ。

クリエイティブなことが好きな人は、この感覚分かりますよね。

「未完成のものを完成に仕上げる」というのは、喜びですよね。

そして、「完成品を手に入れる喜び」は、「未完成のものを完成に仕上げる喜び」の延長上にあるわけです。

だから、「未完成のものを完成に仕上げる喜び」を持っている人は、「完成品を手に入れる喜び」も手に入るので、より喜びが大きいと言えるでしょう。

 

で、その未完成度合いが高くても、望むものを工夫して得られる人が、「クリエイティビティーの高い人」だと言えます。

 

でも周囲を見渡してみると、多くの人が、その喜びがあることに気づいてないものですよね。

「完成品をいっぱい手に入れる方がいい」とか、「完成品を楽をして手に入れる方がいい」とか言ってるものです。

そういう人に限って、「頑張って達成する」とか、「我慢して、努力して成し遂げることが大切」みたいなことを言っていたりするんですよね。

そういうのを見る度に、「クリエイティブになれば、頑張らずに済んで、努力もせずに、むしろ楽しみながら、しかも安く、欲しいものがたくさん得られるのに」と思ったりするんですが。

 

そういう「クリエイティビティーを発揮するという道がある」こと自体を知らない、みたいなことも多いような気がします。

実際、クリエイティビティーって目に見えませんからね。

地位とかお金、ステータスって、目に見えるから「持っている人ってすごい!」とか思いがちですよね。

でもクリエイティビティーを持っている人って、ものは少なくて済むし、収入もそれほどなくても満足できるし、そもそもステータスなんか必要ないので、分かりにくいんですよね。

だから、ついつい「多くのものを持つ方がいい」と考えるようになるんじゃないかな、とも思ったりもしますが。

 

この「作り出す能力」というのは、すなわち「自分の人生で望む環境を作り出す能力」なんですよね。

好きなことを仕事にして、嫌なことを一切せずに済む環境を作って、使い切れないほどの十分な収入を得て、好きな人たちに囲まれて、楽しく生きていく、みたいな。

クリエイティビティーがあれば、「今、手元にあるわずかな資源や能力」からそれらを作り出して、短期間でそんな環境を実現することができるんですよ。

でも、クリエイティビティーがない人ほど、「プロになって、お金持ちになって、売れっ子になって、それでリタイアして実現する」みたいなことを言い出すと。

クリエイティブな人から見ると、それはすっごいまどろっこしくて、遠回りのように感じるものですよね。

 

まとめ

だから、お金がなくても、才能がなくても、人脈やコネがなくても、学歴がなくても、全然問題じゃないんですよ。

重要なのは、クリエイティビティーなんだと。

これは、誰もが少なからず持っているものです。

「ねるねるね~るね」を楽しむことと同じなんですから。

端切れのブリを安く買ってきて、料理を楽しんだ上に満足できる、ってことと同じです。

 

なら、もっと細かくて安い「幸せの素材」を集めてきて、自分なりに楽しんで組み上げればいいわけです。

そういう「幸せの素材」というのは、すぐ身の回りに、タダ同然であふれんばかりに多く落ちているものです。

それは、今まで気づかなかった自分の魅力や才能かもしれませんし、「役に立たない」と思いつつも楽しくてコレクションしていた何かかもしれませんし、「役に立たないけど、楽しい」で続けてきた習慣かもしれません。

その「すぐに手に入る、ありふれているけど素晴らしい素材」を使って、価値を作り出すわけですね。

 

そんな小さな素材からでも、望むものを工夫して得られる人が、「クリエイティビティーの高い人」ってことです。

そういう能力を磨くことで、欲しいものを実現する方法もありますよ、ということです。

 

クリエイティビティーって、「ねるねるね~るね」を「すごい、楽しい!」と思う感性と同じです。

あれと同じことを、私たちの身の回りにあることで、楽しんで作り上げていくようなものです。

だから、好奇心を持って、楽しみながら、しかもモチベーション高く、望む環境を作り上げることができると。

このパワーを利用すれば、才能を短期間で開花させて、お金を得て、楽しく生きられるようになるんじゃないかなと思います。

 

ってことで、今日はクリエイティブな楽しさと、その道についてお話ししてみました。

今日はここまで~。

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