最近はクリエイティビティーについての話題がホットなので、今日もそれについてです。
今日は、クリエイティビティーを発揮して、自分のビジネスにつなげる流れをお話ししてみましょうか。
どうやって自分のビジネスを作るのか
「大好きなことでお金を稼げるようになりたい」とか、「大好きなことをビジネスにしたい」とか、ありますよね。
でも、どうやったらいいのか分からないものですよね。
だから、多くの人が自分に合いそうな「職業」を探してしまったりするわけです。
「小説家かな」とか、「編集者かな」、「プログラマーかな」とか、そんな感じで「完成品」を選んでしまうと。
でも、自分なりのビジネスを作るっていうのは、そういうんじゃないんですよね。
それは、「自分にぴったり合ったビジネスを、部品や材料から作る」ってことなんですよ。
このビジネスをクリエイティブに作る流れを、ちょっとたとえ話を使って説明してみましょう。
「本棚」を作る例
昨日の記事で、本棚の例を挙げましたよね。
「本棚が欲しい」っていう場合、クリエイティビティーがない人は、「本棚」を買おうとするでしょう。
そして、「お金がないから」とか、「本棚を作る能力がないから」って言って、「お金が貯まるまで待ってます」みたいなことを言って、いつまでも本棚が得られないと。
でも、本棚の本質的な機能って、「本を置くための枠組み」ですよね。
だったら、木の板を買ってきて組み立てることもできるでしょうし、木の板でなくとも、もっとコストの安い、木の「棒」で組み立てて支えてもいいですよね。
もしくは、突っ張り棒とたこ糸でも作れるかもしれません。
「それぐらいなら安いし、手元にあるし、自分でもできそう」って感じるものです。
だったら、別に本棚を買わなくても、自分で「本棚に相当するもの」を作れますよね。
そして、「やった、本棚が手に入った」と喜ぶわけです。
これが、クリエイティビティーだということです。
わざわざ完成品を買わなくても、手元にある安価なものや、ありふれたもので、欲しいものを実現する、ってことですね。
ならここで、突っ張り棒とたこ糸で本棚を作ったとしましょうか。
でも、強度が弱いかもしれません。糸だとぶらんぶらんになっちゃうかもしれません。
「うーん、強度が欲しいなぁ」と思うことでしょう。
すると、例えば通勤や通学途中の電車の中で、鉄橋とか吊り橋が目に止まるものなんですよ。
そこで、「あ、鉄橋とか吊り橋の構造を使うと、強度が作れそう!」と気づくんですよね。
すなわち、クリエイティビティーがさらに発揮されて、クオリティが高くなると。
同じように、「突っ張り棒だと格好悪いから、デザインをよくしたいなぁ」とか思うことでしょう。
すると、安い木の棒で枠組みを作るかもしれません。
インテリアにマッチするように、色や形も工夫することでしょう。
クリエイティビティーを発揮していると、いつしか圧倒的になっている
そんな風に自分に合うように工夫して仕上げていると、いつしかその「本棚」は、圧倒的に優れた「新しい本棚」になっているわけです。
例えば、細い木の棒と糸で作っているために、超軽量かもしれませんし、持ち運びとか移動が簡単かもしれません。
今まで考えたことがないようなデザインかもしれませんし、鉄橋みたいな構造があると、見た目も美しいかもしれません。
そして、そういう「圧倒的なもの」っていうのは、見る側も楽しいものなんですよ。
改良を積み重ねていけば、他の人から見ると、次第に「すごい、こんな本棚作ったの!?」と言われるようになるわけですね。
すると、必ず「私も欲しい!」っていう人が出てくるわけです。
だったら、そこからビジネスになりますよね。
しかも、この技術は本棚だけでなく、いろんなもので応用できるでしょう。
ちょっとした棚とか、物置とかもできるかもしれません。
なら、シリーズ化とかも簡単で、どんどん横展開できますよね。
最初は「自分のため」、「自分が必要だったから」
最初は、必要に迫られて作ったものなんですよ。
「本棚が欲しいなぁ。でも、お金がないから、どうしよう」って考えて、クリエイティビティーを発揮して作ったと。
その後もずーっと「必要に迫られて」なんですよ。
だから、ずっと「自分のため」ですし、モチベーション高くできるわけです。
で、そんな「自分のため」が、気がついたらビジネスになっていると。
この流れなんですよ。
最初から「本棚でビジネスをしよう」という流れではない、ということですね。
「自分に必要なことをやっていたら、いつの間にかビジネスになっていた」、という形です。
この流れは、最初から「プロの○○になろう」とか「すごい○○を作ろう」なんて考えてませんよね。
もしそんな風に考えたら、こんな「新しい本棚」なんて生まれないんですよ。
自分にとって必要なこととか、欲しいこととか、楽しいことをクリエイティブに追求していたら、それが新しい自分の魅力を作っていた、ということです。
でも、「既にあるものになろう」とすると、クリエイティビティーもへったくれもないですよね。
「貴方にとっての本棚」は何か
だったら、「貴方にとっての本棚」は何ですか?ということです。
私にとってのその「本棚」とは、アニメであったり、ゲームであったり、写真加工技術であったり、心理学であったり、自己啓発だったり、ストーリーライティング技術だったりしたわけです。
どれも、私自身が切に欲していたものです。
だから、私は自分でそれを作り上げたわけですね。
そしてこれらの技術は、もし私がお金持ちだったら、きっと生まれなかったことでしょう。
だって、お金があったら、大金をはたいて人にやってもらえばいいんですから。
お金がなかったから、初めて私は工夫をして、研究をして、技術を作ったわけですね。
すると、それがいつの間にかビジネスになっていたと。
その「本棚に相当するもの」を見つけることが大切かなと思います。
自分にとっては切に欲しいものなのに、お金がなくて手に入れられない。
クリエイティビティーってのは、そこから出発するものなんですよ。
だから、「こんなビジネスを始めようとしているんですが、どうでしょうか」とか言われても、私は「分かりません」としか答えられないんですよね。
でも、「これだけファンがいます」であれば、かなり分かるんですよ。
自分に必要なものや好きなものをクリエイティブに作って、そういうのを公開していたら、ファンはできているものです。
すると、「うまくいきそう」っていうのは、私に問いかけるまでもなく自分で分かるものです。
だから、自然と自分のビジネスができるものなんですよね。
まとめ
そんな風に、「自分にとっての必要なもの」を元に、道をたどっていく、みたいな流れの方がいいんじゃないかと思います。
「完成品」を求めるのではなくて、まずはクリエイティビティーを発揮する、ということですね。
すると、喜んでくれる人が出てきて、ファンができるものです。
ファンができさえすれば、何を出しても買ってくれるものです。
こうして、ビジネスが成り立ってゆくと。
こういう流れをイメージすると、分かるかなと思います。
ってことで、今日は自分のビジネスを作る流れについてお話ししてみました。
今日はここまで~。