今日は完全に趣味な記事です(笑
私はもうずっと散歩というか、ウォーキングにはまっているんですが、ここ最近でいろんな良質なウォーキングシューズを試したら、もう驚いたんですよ。
なので、今回はいいウォーキングシューズを使うメリットと、「ウォーキングシューズならこれ」という売れ筋のシューズを比較レビューという形で紹介してみようかと思います。
いいシューズには、どんなメリットがあるのか
まず、いいシューズにすると、長距離歩いても疲れないんですよ。
私は毎日1時間半ぐらい歩いていますが、以前はブーツ(クラークスのデザートブーツ:1万円程度)とか、普通のスニーカー(4,000円ぐらいのもの)を履いて歩いていました。
でも、ちゃんとしたウォーキングシューズシューズにすると、2倍ぐらいの距離を歩いても、疲れは半分もない……という程度で、全く疲労度合いが違いました。
そして、いいシューズでウォーキングをすると、「疲れはたまらないけど、有酸素運動がしっかりできる」んですよ。
今までは「疲れる」=「有酸素運動をしていた」と思い込んでいたのが、実はそうでなかったわけです。
ただ単純に、靴が体を疲れさせていただけ。
それを、「運動した」と勘違いしていただけなんですよ。
実際のところは、「どれだけ疲れるか」ではなく、「どれだけ有酸素運動ができるか」が大切ですよね。
だから、いいシューズにすればするほど、疲労をためずに、よりしっかりとした有酸素運動を長時間できるようになります。
そんな風に、どれだけ靴の善し悪しが、足腰に負担をかけているのかが分かったんですよね。
これは健康にもいいですし、ダイエットにももちろん効果あります。
なおかつ疲れずに歩けるので、歩くことによる「ランニング・ハイ」ならぬ「ウォーキング・ハイ」を手軽に味わえるので、すごく気持ちいいんですよ。
もう、シューズを変えるだけで、今までよりもはるかに楽しくて楽しくてしょうがなくなったぐらいです。
さらにいい点は、歩くことによる疲れがたまらないので、夜により活動時間をとれるようになったということですね。
言い換えると、一日の時間が30分ぐらい増えたとも言えるでしょう。
というのも、ウォーキングや歩くことで体が疲労すると、夜はぐったりして活動できなくなるものですよね。
ですが、いいウォーキングシューズにすると、疲労が全然たまっていないので、夜も元気に好きなことができたり、活動できるようになったんですよ。
夜とか忙しいですし、朝ももっとよく眠りたいですよね。
そこで、1日に30分でも時間が増えたらどうでしょう。
最高ですよね。
しかも、それを実現するのは簡単で、ただウォーキングシューズを変えるだけ。
もう絶大なコストパフォーマンスで、絶大な効果を得られるわけです。
だから、少しぐらい高くても、いいウォーキングシューズを選ぶことをオススメします。
特に、毎日通勤や通学で歩く時間が45分から1時間を超えるような人にとっては、シューズを変えることによる疲労度合いの違いは歴然とするでしょう。
だいたいウォーキングシューズなんて頻繁に買うものでもありませんし、こういう「日々の土台となる部分」はしっかりとしたいいものを使う方が、結果的にいい生活の質を作れるようになるものなんですよね。
なので、是非いい靴を見つけてもらえればと思います。
売れ筋のウォーキングシューズ3点
ならどのシューズがいいのかというと、以下に3つほど「ウォーキングシューズならこれ!」という代表的なもので、かつ売れている靴を紹介してみます。
やはり、売れているものがいいと思います。
というのも、売れるにはそれなりの理由があって、そして多くの人に合致する安全性もあるためですね。
シューズの比較レビュー
さて、それでは実際に、私が経験したことから、上記三つのウォーキングシューズを比較・レビューしてみましょう。
ズバリ結論から言うと、それぞれ向き不向きがあるので、以下のような用途に合ったものを買うとよいでしょう。
- ミズノ LD40 III : しっかりと足をサポートしてくれる安定感があるので、1~2時間とか、時間を区切ってウォーキングを楽しみたい人向け。だけど長時間履くには不向き。(詳細)
- YONEX パワークッション LC30 : 履き心地がいいので、半日とか一日とか靴をずっと履き続けたり、長時間歩く人向け。その代わりスポーツとしての楽しみ方はミズノよりも劣る。(詳細)
- メレル JUNGLE MOC(ジャングル モック) : デザインがよく履くのも脱ぐのも簡単なので、デスクワークが多く、かつ歩くのも多い人にオススメ。ただしその分、「ウォーキング」という部分は弱くなる。(詳細)
各シューズの得意・不得意分野をそれぞれ一覧で表示すると、次図のようになります。(画像クリックで拡大します)
ミズノ LD40 III
世界のミズノが誇る、「ミズノウェーブ」という安定性とクッション性を両立させた、ミズノを代表するウォーキングシューズです。
スポーツメーカーだけあって、履いたときの安定性は、同価格帯の他のシューズとは群を抜いて違っていました。
普通の靴に慣れていたら、この靴を履いたとき、「ちょっときつい」と感じると思うんですよ。
でもこれは、実際に履いてみたら分かりますが、「きつい」ではなくて、「フィットしている」という感覚です。
Amazonのレビューでも「少しきつい」とか「幅が狭い感じ」とありますが、実はつま先部分の幅は、足の指を十分に広げられるぐらい広かったりします。
というのも、親指の付け根からかかとにかけてまでが、ぴったりと足にフィットすることで、かかと部分の高い安定性を誇っているわけです。
同時に、足の指はしっかりと広げられるので、指でしっかりと靴(を通して地面)を踏ん張ることができますし、足の指を最大限使って、力強く足を蹴り上げることもできるんですよ。
もちろん指部分に余裕があるから、外反母趾なんてありえません。
かかと部分の土台はぴっちりすることで安定性を、つま先部分は解放することで蹴り出す力強さを、それぞれ一つに抱えている仕上がりになっています。
ということもあって、この「フィット感」が安定性を作っていると分かるかと思います。
スポーツをしているミズノらしい技術かなと思ったり。
特に、五本指ソックスを使えば、歩くことから踏ん張ることや、細かな動きまでもオールマイティーにできて、優れた機能性を発揮してくれることでしょう。
そういう点で、とても「スポーツ的に、足にとって気持ちがいい」シューズであることは間違いありません。
でもそれは裏を返せば、「ぴったりしすぎていて、長時間履くにはきつい」、「ムレやすい」というデメリットでもあるんですよね。
歩いている状態ではいいんですが、歩き終わってからしばらくイスに座っていたりすると、もうムレムレで、しかも密着感があるので、少し落ち着かないように感じる人もいるかと思います。
そういうこともあって、これは「1~2時間程度、ウォーキングをスポーツとして楽しむためのシューズ」であって、「長時間履き続ける」のには向かないシューズです。
クッション性は、やはりYONEXのものよりも劣ります。
だからなのか、ミズノウェーブの動画CMでは、松岡修造が「クッションだけではだめなんです! 安定性が重要なんです!」と明らかにYONEXのパワークッションを意識した発言をしていたりしますが(笑)。
それでもクッション性は素晴らしく、1~2時間程度歩くぐらいでは全然疲れません。
半日以上歩き続けるような場合、やはりYONEXに軍配が上がるでしょうが、数時間程度であれば十分変わらないぐらいでしょう。
スポーツ的にウォーキングを味わうのであれば、ミズノの方が明らかによいと思います。
なので、このシューズは「安定感がある歩きやすさ」と表現したらいいかなと思います。
ちなみに履きやすさと脱ぎやすさは、あんまりよろしくありません。
チャック(ファスナー)も固いですしね。
あ、Amazonのレビューでは「ファスナーが自然に下がってくる」とかありますが、このシューズはファスナーのつまみ部分を倒すことで、ロックをかけることができます。
おそらく、靴に付属のその辺の説明を読まずに履いた方が、そう言っているのだと思います。(まぁ普通は説明書きなんか読まないものだと思いますが(笑))
見た目のデザインは、もう言わずもがなです……。
中高年向けとしか言いようがなく、若者向けではありません。
機能が優れているので、この「いかにも中高年」的ダサさは、もうしょうがないと割り切るしかないでしょう。
中高年の方では、標準的なものになるかと思います。
また、スーツにも合わせることができるので通勤で使うこともできますし、黒なら冠婚葬祭でも使えます。
ということで、このシューズは「スポーツ的に、数時間程度ウォーキングを味わう人向け」だと言えます。
そういうシチュエーションで、最大限のパフォーマンスを発揮してくれて、安定感のあるスポーツ的な楽しみを味わうことができるシューズです。
通勤や通学でも使えなくはありませんが、その場合は一つ上のサイズを使えば、「みっちり感」が緩和できるでしょう。
ですがその場合は、足の指の自由度が失われるというデメリットも考えておきましょう。
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YONEX パワークッション LC30
さて、お次がYONEXのパワークッション LC30です。
YONEXはテニスで有名ですが、テニスをしている人に言わせると「ラケットはミズノがいい。だけどシューズはYONEXがいい」とのことで、シューズが特に優れているようで。
YONEXのすごい技術は、なんと言っても「パワークッション」ですね。
生卵を高さ7mから落下させても割れないという、もう至る所で宣伝されているすごい技術がありますからね。
実際にこれを履いてみたら分かりますが、もう歩いていても、明らかに足への負担が軽いと分かります。
それぐらいクッション性に優れていて、心地よい歩きを味わえます。
最上位のMC70なんか「ふわっと浮いているような感覚」になれます。こればっかりは、言葉では説明しにくいので、履いてもらうしかないんですが。
そして、「足を蹴り出す時に、自然と足が前に出る」ことですね。
何というか、靴に反発するようなバネでも入っているかのごとく、足を上げるときにぽーんと楽に足が上がるわけです。
だから、歩いていると、「次々と足が勝手に前に出る」ような感覚になるわけで。
これは歩いていて、すっごい楽しいですよ(笑)。
どんどん足が進むんですから。
ウォーキングがますます楽しくなる、そんなシューズだと思います。(LC30ではバネはありません)
ちなみにこの靴は、かかと部分が広いのか、歩き始める瞬間は少し「引っかかり」みたいなものを感じます。
でも、おそらくその広さが、足を前に出す秘訣とか、クッション性とか、そういう役割を担っていたりするのかな……と思ったりします。
まぁこれは、立ち止まったときや歩き始めた時に一瞬感じるだけなので、歩いているときは全く気にならないので大丈夫です。
それに、1週間もすれば慣れます。
この靴は、幅が3.5Eあって、ミズノの3Eよりも少し幅広になっています。
なので、横幅に余裕があるため、ミズノのシューズに比べても、より長時間履いても大丈夫なようになっています。
会社とか旅行などでも、ムレや不快感を抑えて、長時間でもより快適に履き続けることができるでしょう。
ただ、これもメリットとデメリットが表裏一体で、「フィット感」や「安定感」で言うなら、ミズノの方に軍配が上がります。
ただ、靴紐をしっかりしめることで、「ぴっちり感」を出すことも可能です。
私はミズノのLD40 IIIを履いた後でこのYONEX LC30を履いたんですが、クッションは明らかにYONEXがよかったです。
ですが、田舎道のでこぼこした地面では、YONEXのパワークッションではバランスを崩すことがよくありました。
YONEXのパワークッションは、都会の舗装された道で真価を発揮するかと思います。
登山や非舗装の悪路には向きません。
履きやすさはミズノ同様、ファスナーが閉めにくいです。
あ、こちらにもファスナーにはロック機能があるのでご安心ください。
スーツにも合いますし、黒なら冠婚葬祭でも使えるので、使える状況は広いです。
ただし、見た目は明らかに「中高年的」というデザインなので、若者向けではありません。
靴の外側にあるダサいYONEXロゴの刻印だけでも、なんとかして欲しいところです……。
ですが機能的にはパワークッションは他とは群を抜いて優れていて、特に長時間の歩行に威力を発揮するでしょう。
会社とか旅行とかで、長時間靴を履き続ける必要がある場合とか、長距離歩く必要がある場合に、この靴は疲れを最大限に抑えて、しかも足を前に進めてくれるので、最も威力を発揮するでしょう。
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メレル JUNGLE MOC(ジャングル モック)
最後は、メレル JUNGLE MOC(ジャングル モック)ですね。
ミズノのシューズにしても、YONEXのシューズにしても、ウォーキングシューズで大きな問題があるとすると、やはり「足をぴったり固定するため、必然的にムレたりするので、長時間履くと不快になりがち」というものがあります。
でもこのジャングルモックは、全く違うアプローチでその問題を解決しているんですよ。
このシューズは、簡単に脱いだり履いたりできるわけです。
だったら、「長時間履いて不快になったら脱げばいい」 という、すごい発想の転換なわけですね。
実際に、紐靴ではないので簡単に脱いだり履くことができます。
これはデスクワークをしている会社員や大学生などで、だけどウォーキングもしっかりしたいという人にオススメです。
だって、足が不快になったら、その場でさっと脱いで、イスの上で片足あぐらでも、両足あぐらでも簡単にかけるわけです。
やはり「家にいるような、靴を履かないリラックス感覚をすぐに味わえる」というのは強いアドバンテージになるものです。
デスクについたら簡単に脱げて、移動するときは履けばいい。
なので足が蒸れることもなく、こまめに脱いでいれば靴下が臭うこともなく、帰り際に友達の家に寄って上がっていくといったことも、靴下の臭いを気にせずに気軽にできるわけです。
会社ではこまめに脱いで、だけど通勤通学中はしっかり足をガードしてくれるわけです。
しかもこのジャングルモックはクッション性も優れています。
このシューズを開発したメレル社は、元々がトレッキングや登山などのシューズを開発していたアウトドアスポーツの会社なので、その辺はばっちり優れた技術を持っています。
履きやすさとデザインは、今回紹介した中でも最高で、特に家にいるようなくつろぎ感覚を得たい人とか、スリッパのような感覚で、シューズをスリップインですぐに履きたいというせっかちな人には特にオススメです。
ただし、これはメリットとデメリットは表裏一体で、紐靴ではないので、他のシューズに比べると安定性は劣ります。
「ウォーキング」というスポーツのみを楽しむというよりも、「日常生活をメインに、ウォーキングもついでに楽しめる」というスタンスのシューズでしょう。
ファッション性もあって、服とも合わせやすいシンプルでよいデザインなので、特に若い方にオススメです。
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結論
結論ということで、再度まとめを説明しておきます。
- ミズノ LD40 III : しっかりと足をサポートしてくれる安定感があるので、1~2時間とか、時間を区切ってウォーキングを楽しみたい人向け。だけど長時間履くには不向き。
- YONEX パワークッション LC30 : 履き心地がいいので、半日とか一日とか靴をずっと履き続けたり、長時間歩く人向け。その代わりスポーツとしての楽しみ方はミズノよりも劣る。
- メレル JUNGLE MOC(ジャングル モック) : デザインがよく履くのも脱ぐのも簡単なので、デスクワークが多く、かつ歩くのも多い人にオススメ。ただしその分、「ウォーキング」という部分は弱くなる。
いいシューズを使えば、疲れることなく有酸素運動をしっかりできるので、健康にもよくて、そしてより楽しくウォーキングを楽しめるようになります。
それに、無駄な疲れを取り除いてくれるので、1日の時間も増やせることができるのです。
ウォーキングシューズは滅多に買うものでもないので、少しぐらい背伸びしても、質のよいものを手に入れられることを強くオススメします。
いいシューズを手に入れて、最高のウォーキングライフをお楽しみください!
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