今日は、昨日に引き続いて、業界とチャンスのお話をしてみましょうか。
チャンスな業界を見極める、一つの指標をご紹介しようかと思います。
チャンスは何を基準に見ればよいのか
「どこがチャンスなのか、知りたい」っていう思いはありますよね。
でも、どういう場所がチャンスなのか分からない。
だから、「みんなが歩いている道」を選んでしまうのではないかと思うんですが。
昨日の記事で、「業界や社会が変化するときに、チャンスは生まれる」って言いましたよね。
なぜチャンスが生まれるのかというと、究極は「競争率」になります。
競争率が低い場所があれば、そこなら実力が低くても、簡単に勝てるわけです。
でも、競争率が高ければ高いほど、相当な実力を持っていても、ダメなことが多いんですよ。
なら、競争率が低い場所で、しっかりとお金にもなる場所を見極めることが大切ですよね。
でも実は、「競争率」って、とても把握することが難しいんですよ。
どれだけの参加者がいるのかも分からないことが多いですし、参加している人がどれぐらいの実力レベルなのか、分からないことがほとんどなんですよね。
多くの人が参加していても、みんなたいしたことないレベルなことだってあるわけで。
逆に参加者が少なかったとしても、実力がすごい人たちが集まっている場合もあるわけです。
すると、「競争率」という指標は、得られにくいんですよ。
なら、どういう数値を参考にすれば、チャンスを見極めやすくなるのか。
それでオススメする一つの指標が、「人口の増加率」です。
人口が増える業界ほど、チャンスがある
これは言うなれば、その業界で、お客となる人口が増えつつあればあるほど、チャンスはあると言うことです。
そして伸びる率が大きければ大きいほど、チャンスは大きいと。
逆に、お客となる人口が減りつつあるほど、チャンスはない場所だということです。
ある世界的な億万長者が、こう言っていたっていうんですよ。
「不動産投資を成功させる絶対的な要素は、人口が増えている国に投資することだ」
これは言われてみると当然で、人口が増えることが分かっていれば、不動産はどんどん必要とされますよね。
逆に、人口が減っていれば、不動産は余ってゆくわけです。
とても、「当たり前」のことですよね。
私はこれを聞いて、「あ、確かにこれは当たるな」と分かったんですよ。
だからどんどん彼らはお金持ちになるんだと。
難しい論理を駆使しなくても、簡単な指標で分かるんですよ。
もちろん、厳密に言うと、そこで供給過剰になっていたら競争率が激しくなるので「必ず当たる」とは言えないでしょう。
でも、「確率」という点で考えると、直感的に「うまくいくことの方が多そう」って分かりますよね。
それと同じで、「人口が増えている業界や分野にチャンスがある」と思うといいでしょう。
日本では、これからどんどん人口が減っていきますよね。
だから、不動産投資とか、世界的な億万長者は日本ではやらないんですよ。
今なら東南アジアとか、アフリカとかでやると。
もし日本でやるとしても、東京とか、今後人口が増えると見込まれる地域に限ってやるわけです。
ゲームや電子書籍業界はどうなるのか
じゃあ、身近なスマホで言うならば、これからどうなるのか。
私は今後数年は、まだまだ伸びるかと思ってます。
例えば、少し前に、「ガラケーのOSをAndroidに統一する」みたいなニュースがありましたよね。
こういうニュースが、時代を見抜くポイントになるんですよ。
すると、日本ではまだまだガラケーの人が多いので、全体の人口減だとはいえ、伸びる余地は十分にあるわけです。
なら、日本向けに限って言うと、電子書籍業界は、もう少し伸びてゆくでしょう。
特に、若者向けではなくて、少し年代が上の人たちを対象にしたものが、伸びる余地があるように思えます。
作家も増えつつあるので競争率という点では分かりませんが、今から始めるとするならば、紙媒体を目指すよりも、よっぽどチャンスがあるように思えます。
そこで早めに地位やポジションを確保しておくことで、有利に立ち回れる、ということです。
こういうのは、早めに着手していればいるほど、有利になりますからね。
例えばアメリカの西部開拓時代、土地は有り余るほどあったんですよ。
だから、「好きに旗を立てて、自分の敷地を確保しなさい」っていう状態だったって言うんですよ(笑
市もなければ町もない、国の管理もないような状態ですからね。
ですが、西部開拓が進むにつれて、人が集まってくると、次第に人が密集しているような土地には価値が出てきます。
なら、先に確保しておくほど有利になりますよね。
もちろん、うまくいかないリスクもあるわけですが。
まとめ
そういう風に、「人口が増えている場所や業界」という指標で、チャンスを捉えてみるといいかと思います。
そういう場所に、チャンスがあるんだと。
逆に、お客の人口が減っているような場所では、現状維持をするような人が集まるので、既に既得権益を握った、強い人たちがひしめいています。
そういう場所では、弱者は太刀打ちしにくいですよ、と。
弱者は、新天地を求めるのが一番有利かなと思います。
「既に力がある人に認められよう」とするのではなくて、「自分で理想の環境を作り出す」と。
これが、私がよく言う「一つのパイを奪い合うのではなく、新しいパイを作り出す」ということです。
新しいパイを作るなら、パイオニアになりなさいと。
パイオニアであればあるほど、有利になりますよ、ということです。
ってことで、今日はチャンスを見つける指標についてお話ししてみました。
今日はここまで~。