昨日の誤字脱字チェックは、まだまだ募集中です。

暇があって興味がある方は、是非どうぞ。

 

それでは今日のお話です。

今日は、「相手を自分の土俵に引き込む方法」という内容で、お話ししてみましょうか。

 

自分の有利な条件で戦えると、楽に勝てる

「勝ちたいなら、相手を自分の土俵に引き込め」って言いますよね。

すると、自分の有利な条件になるので、勝ちやすくなると。

 

例えば私の場合、詩的表現のセンスは皆無なんですよ(笑

もうね、私が詩を書いたら、中学生よりも痛いものを書ける自信がありますから(笑

短くまとめる能力がない上に、詩的センスが皆無なので、そりゃーすごいことになるんですよ(笑

 

でも、プロット理論なら強いわけです。

だったら、すっごい詩的表現ができる作家を相手にしても、「あんたの作品のプロットは、どうこう」と言えるわけです。

そこで相手が「プロット力ってそんなに大切なのか」と気づけば、私は相手に教えることができて、「師」という立場になれると。

でも、私が「詩的センスの方が重要」という価値観に従ってしまえば、私は「全然才能がないダメな奴」になってしまうわけです。

 

でもこれって、なんだかちょっと変だと思いません?

だって、私は何にも変わってないんですよ。

私は何一つ変わっていないのに、「プロットが重要」という価値観があれば私は最高の師になって、一方で「詩的センスが重要」という価値観であれば、私はゴミでクズな落第生になってしまうと。

そんな風に、私は私自身で同じなのに、ある価値観では「すごい!」と言われて、ある価値観では「才能のないゴミでクズ」になってしまうわけです。

 

価値観で、評価が変わってしまう世界

言うなれば、ただ、どの価値観に身を置くかで、評価が変わってしまうわけです。

普通、私たちは「何をするか、何を成し遂げるかで評価が決まる」と思いがちですよね。

でも実はそうじゃないんですよ。

「すること」以前に、「どの価値観に身を置くか」という領域が重要になるわけです。

 

世の中っていうのは、結局はこういうことだと思うんですよ。

「私はダメな奴だ」とか、「私はゴミでクズだ」とか、「私は才能がないから、頑張らないといけない」とかいう人は、自分の有利な価値観に入れていないから、そうなるだけなんですよ。

逆を言うと、自分にとって有利な価値観があれば、そこにいるだけで「貴方は日本の宝、世界の宝だ」と言われるようになるわけです。

自分自身は何一つ変わってないのに、価値観が違うだけで、天地の差が出てしまうと。

 

だったら、「自分はゴミでクズだ」とか思うのなんて、アホらしいですよね。

「私は才能がないから、頑張らないといけない」というのも、わざわざそんなことをする必要ないんですよ。

ありのままの状態で、「すごい!」と言われる、そんな価値観があればいい、ということです。

 

じゃあ、そんな価値観はあるのか。

世の中は広いので、探せばきっとあることでしょう。

ただ、わざわざ探す必要なんかなくて、自分で作ればいいわけです。

すなわち、「自分の土俵を自分で作る」ということですね。

そして、その土俵に人を引き込めばいいわけです。

 

じゃあどうすれば自分の土俵を作れるのか。

そして、相手を自分の土俵に引き込めるのか。

それを一気に実現するのが、一昨日にも触れたこのセリフ、「分かってないなあ、これがいいんじゃない!」ということですね。

 

「君、分かってないなあ。これがいいんじゃない!」

「あんた、分かってないなあ。詩的表現よりも、プロットの方が面白さを確実に作るんじゃない!」

これで、自分の土俵を明示して、同時に相手を自分の土俵に引き込むことになるわけです。

 

「実体価値」と「感性価値」

価値には、「実体価値」というレベルと、「感性価値」というレベルがあります

実体価値ってのは、簡単に言うと「必需品」ってことですね。

「栄養がある」とか「役立つ」というもので、こういうのは一定した基準があるものです。

 

でも、「感性価値」というのは、ただ単純に「どうでもいいこだわり」でしかないんですよ。

「そばは、音を立てて食べるのが美味く感じられていい」、「スパゲティは、音を立てない方がマナーでいい」とか、そういう次元です。

これなんか、もうどっちだっていいでしょ(笑

でも、人々は「そばは音を立てるのがいい」という価値観で動いているわけです。

 

今の世の中は、必需品が満たされてきました。

必需品は、大手が利益を独占しています。

なら、弱者が稼げる領域は、感性価値にあるんですよ。

簡単に言うと、「この人はすごい」と思わせたら、それだけで尊敬される、ということです。

 

実はこれは、結構簡単なんですよ。

だって、感性価値には理由なんかさして必要ありませんからね。

「そばは、音を立てて食べる方が美味しい」なんて、ろくな根拠はないでしょ(笑

それと同じように、「詩的表現よりも、プロットの方が重要」なんてことにも、ろくな根拠はないものです。

そもそも、比べられるような次元ではありませんよね。

 

世の中は「自分の土俵を広めたもん勝ち」

じゃあ、世の中ってのは、「自分の土俵を広めたもん勝ち」ってことですね。

土俵を広げれば広げるほど、自分は何一つ変わってないのに、勝手に「この人はすごい!」と言われるようになるんですから。

そしてファンができて、多くの人が「貴方のような生き方をしたいです」となって、作品とかを買ってくれたりするわけです。

 

で、実はその土俵を広げるのも簡単なんですよ。

それは、「ありのままの自分が、どれだけ幸せなのか」を見つければいいんですから。

自分の幸せな点を見つけられれば、「君は分かってないなあ、私はこういう性格や特徴があるから、こう幸せを味わえるんだよ」って言えますよね。

だったら、周囲の人を自分の土俵へと引き込めると。

自分が幸せになればなるほど、周囲がファンになって、さらに幸せになる。

これ、最高でしょ。

 

でも、「自分はゴミだ」と言ってしまったらどうでしょう。

それって、自分が他人の土俵に入ってるってことですよね。

他人の土俵、他人の価値観で評価されるから、ゴミでクズになっちゃうと。

すると、周囲の人は、「ああはなりたくないな」って思うわけです。

下手すると、周囲から本当にゴミ扱いされて、「貴方はゴミだから、貴方はこれぐらいで十分でしょ、後は我慢しなさい」とかされてしまうんですよ。

 

他人の土俵にいると、ありのままの自分でいられなくて、頑張らなくてはいけなくて、努力して、それでも受け入れられないわけです。

一方で自分の土俵にいると、ありのままの自分でいられて、頑張らなくてもよくて、それで周囲から「すごい」と尊敬されて、ファンもできて、楽にお金になると。

どっちがいいでしょう?、ということですね。

 

「ありのままの自分のよさ」が、「自分の土俵」を作る

そういう意味で、是非とも「分かってないなあ、これがいいんじゃない!」という言葉をオススメしておきます。

自分がダメだと思った時、周囲から否定された時、落ち込んだ時、この言葉を使ってみましょう。

 

例えば私は、それほど大金を稼いでいるわけではありません。

それどころか、アニメとかFPSのオンライン版とか、時間も労力もかけたのに売れなかった作品も多くあって、逆境もそれなりに経験しているわけです。

普通は、それって「だめなこと」ですよね。

でも、そこで「分かってないなあ、それがいいんじゃない!」と言うと、変わるんですよ。

 

例えば、「お金がないから、工夫する力がどんどん養われている」とか、できますよね。

お金があれば、お金で発注したり、お金で解決すればいいので、考えなくてもできるわけです。

だから、お金が潤沢にはないからこそ、私のクリエイティビティーはうなぎ登りなんですよ。

こうして私は、「お金はさほどなくても、十分に満足できる。その他の、24時間自由にいられる豊かさ、好きな人とだけ一緒にいられる豊かさ、大好きなことができる豊かさ、ストレスなく生きられる豊かさ」みたいな豊かさを得られたんですから。

逆境だって、私はそういう経験があるから、地に足がついたことを言えるわけです。

 

だったら、私はありのままの自分で、「すごい人」になってしまっているわけですね。

私は何も変わっていなくて、ただ単純に、そういう価値観(土俵)を作っただけです。

言うなれば、私はただ単純に、ありのままの私を出して、「私ってこうだから、こう幸せなんです」と言っているに過ぎません。

それで、何も変わらなくても、周囲が私を認めてくれるようになる、ということです。

 

そして、自信を持って言えば言うほど、「そうなのか」って人は影響されちゃうものなんですよ。

私の知り合いで怪奇系の漫画家さんがいますが、その人がツイッターとかで「こういうデザインって素敵!」とか言うわけです。

そのデザインって、怪奇系が好きな人が紹介するだけあって、普通ではないわけです(笑

私は最初こそ「へんてこなデザインだな」とか思うんですが、次第に「へえー、こういうのが素敵なデザインなのか」とか、やっぱり思っちゃいますからね(笑

それはすなわち、その漫画家さんの土俵に、私が入ってしまっていると(笑

 

まとめ

そんな風に、世の中は「自分の土俵」をどれだけ広げられるか、というせめぎ合いのようなものだと思えばいいでしょう。

「土俵の広さ」で戦っている世界、ということですね。

そして、その土俵を広げる方法とは、「自分の幸せを見つけて、『こうすればこう幸せを味わえますよ』と、周囲に教えていく」、ということです。

戦うというよりも、分かち合うことで、土俵が広がり、豊かさが舞い込む、ということです。

 

これは、実際にやってみるといいでしょう。

「分かってないなあ、それがいいんじゃない!」みたいに、「これがいいんですよ!」と情報発信をしてみるわけです。

そして、その「これがいい」というのが、自分の価値観に合うこと、ありのままの自分を認めることを使うことですね。

すると、自信を持って言えば言うほど、周囲は影響されますから。

驚くほど影響力を発揮できて、ファンができて、豊かになれて、幸せも味わえますから。

 

すなわち、「自分の幸せを見つけて、それを表現すればするほど、自分の土俵が広がって、幸せになってゆく」ということですね。

 

ってことで、今日は「相手を自分の土俵に引き込む方法」ということでお話ししてみました。

今日はここまで~。

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